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新しい演劇のつくり方(第3期)

by GAKU

2024年7月~2025年3月(全16回) / 10代(中学生以上・未経験者大歓迎)

はじめに

このクラスは、このクラスに集まったみなさんが新しい演劇をつくり出す、そのためのクラスです。みなさんは新しい演劇を、新しさを意識することなしにつくり出すでしょう。なぜなら、みなさんが新しいからです。
このクラスは、新しい演劇をつくるためのクラスですから、演劇はこうやってつくるものなんだよということを教える、みたいなクラスにはならないでしょう。カタチになっていないものをカタチにする、そのひとつの方法である演劇にどのような可能性があるかというのを目の当たりにする経験は、きっとたくさんしてもらえるでしょう。

岡田利規(演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰)

開催概要

日程:2024年7月7日(日)~2025年3月9日(日)/全16回/原則隔週日曜
時間:原則13:00〜16:00
*授業日時の詳細はページ末尾「授業日程」をご参照ください。
対象:10代(中学生以上・未経験者大歓迎)
定員:15名程度
受講料:無料
*受講に際して発生する費用(交通費など)は個々にご準備を頂きます。
会場:八巻ビル(東京都港区六本木4-10-11)、Kant.(東京都港区六本木4-8-5)ほか
*詳細はお申し込み後に別途ご案内します。
申込締切:6月21日(金)23:59
*応募フォームにて「今あなたが興味を持っていること/このクラスに期待すること」をお寄せください。それらをもとにGAKU事務局にて選考を行い、6月26日(水)までに結果をメールにてご連絡します。詳細はページ下部「お申し込み」をご確認ください。

[主宰]GAKU
[協力]東京建物

総合ディレクター


©宇壽山貴久子

岡田利規
演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。主宰する演劇カンパニー・チェルフィッチュでは2007年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で作品を上演し続けている。音楽家・美術家・ダンサー・ラッパーなど様々な分野のアーティストとの協働を積極的に行い、歌劇『夕鶴』(2021年)でオペラの演出を、木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』(2023年)で歌舞伎演目の脚本・演出を手がけるなど、活動の幅をさらに広げている。
https://chelfitsch.net/

講師(登壇順)


©引地信彦

西尾佳織
1985年東京生まれ。劇作家、演出家。幼少期をマレーシアで過ごす。東京大学にて寺山修司を、東京藝術大学大学院にて太田省吾を研究。2007年に鳥公園を結成以降、全作品の脚本・演出を担当してきたが、2020~2022年は3人のアソシエイトアーティストに演出を委ねる体制を試行。2024年より演出を再開。社会の中で人と人のあいだに引かれる境界線を、さまざまな形で問い直す作品をつくっている。近年は、からゆきさんのリサーチにもライフワーク的に取り組んでいる。


三浦直之
宮城県出身。ロロ主宰。劇作家/演出家。 2009年、主宰としてロロを立ち上げ、 全作品の脚本・演出を担当する。2015年より、高校生に捧げる「いつ高シリーズ」を始動し、戯曲の無料公開、高校生以下観劇・戯曲使用無料など、高校演劇の活性化を目指す。 そのほか脚本提供、歌詞提供、ワークショッ プ講師など、演劇の枠にとらわれず幅広く活動中。 2019年脚本を担当したNHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞を受賞。

プログラム(予定)

このクラスでは、『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』(チェルフィッチュ)を原作とし、生徒の皆さんが新たな物語の戯曲を書き、演出し、演じ、発表していきます。9ヶ月を通じて、岡田さん、西尾さん、三浦さんの3名の講師が並走し、10代による演劇作品をつくりあげていきます。

ガイダンス
2024年7月7日(日) 13:00-16:00
これから取り組む「演劇」表現について、また原作となる『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』について、岡田さんによる講義を行います。
担当講師:岡田利規

前期:戯曲を書く
2024年7月28日(日)〜2024年10月6日(日)/13:00-16:00/原則隔週日曜/全7回
『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』を読んだ/観たのちのディスカッションを皮切りに、対話を重ねながら戯曲(脚本)を書き上げていきます。
担当講師:西尾佳織
*授業日時の詳細はページ末尾「授業日程」をご確認ください。

後期:演じる・演出する
2024年10月27日(日)〜2025年1月16日(日)/13:00-16:00/原則隔週日曜/全7回
完成した戯曲を紐解きながら、実際に演じたり、演出をつけていきます。
担当講師:三浦直之
*授業日時の詳細はページ末尾「授業日程」をご確認ください。

*今期から新たに上演までの間に約1ヶ月の自主稽古期間を設けます。生徒の皆さんとGAKU事務局が主体となり、稽古を進めていきます。

上演
2025年3月9日(日) 13:00-16:00
新たに生まれた演劇作品を上演します。
担当講師:岡田利規、西尾佳織、三浦直之

『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』とは

「現代社会の聖地コンビニで次々に起こる取るに足らない出来事」を舞台とした、2014年初演の本作。バイト店員、店長、客、本部スーパーバイザー、そして、数千種類の商品たちが、全編に流れるバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻にあわせて現代人の価値観の移り変わりや、鬱屈、押し寄せる分断の時代を描き出しています。これまでヨーロッパ、中米、南米、中東、アジアなど、世界13カ国22 都市で上演、2019年には『スーパープレミアムソフト W バ ニラリッチソリッド』としてバージョンアップを重ね上演されました。作品詳細はチェルフィッチュ公式サイトをご覧ください。受講生には受講確定後、同作品公演の動画視聴URLをお送りしますので、受講前にご覧ください。

公式サイトはこちら

総合ファシリテーター・プランニング


©宮川舞子

徳永京子
演劇ジャーナリスト。東京芸術劇場企画運営委員。せんがわ劇場演劇事業外部アドバイザー。読売演劇大賞選考委員。緊急事態舞台芸術ネットワーク理事。ローソンチケットのサイト『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。朝日新聞首都圏版に劇評執筆。『act guide』にて「俳優の中」、『季刊エス』にて「演劇 3rd EYE」を連載中。著書に『我らに光を──さいたまゴールド・シアター 蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちからと共著)、『「演劇の街」をつくった男──本多一夫と下北沢』。

お申し込み(6月21日(金) 23:59〆切)

1)エントリー
画面右側に表示される「このクラスに申し込む」より手続きをお願いいたします。(チケット購入システムPeatixにリンクします)
*6月21日(金)23:59〆切
*応募フォームにて「今あなたが興味を持っていること/このクラスに期待すること」をお寄せください。どちらかのテーマを選んで頂いても、どちらのテーマに触れていただいても構いません。また、言葉で表現することが難しい場合には、オンライン面談も承ります(15分程度を想定)。日程候補を応募フォームにご記載ください。なお、すでに演劇に限らず何らかのクリエーションの経験がある場合は、それらの作品のデータもお送りください。

2)エントリー確認
お申し込みが確認できましたら、GAKUよりメールにて確認通知をお送りいたします。
*お申し込み後3日以内にメールが届かない場合は、大変お手数ではございますが、下記の問い合わせ先までご連絡をいただけますようお願い致します(迷惑メールフォルダのご確認もお願い致します)。

3)受講通知
6月26日(水)までにご受講の是非をメールにてご連絡致します。受講が確定した方には原作『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』公演の動画視聴URLをお送りしますので授業当日までにご視聴ください。

4)プログラムへの参加
授業当日、指定の会場にお集まりください。

授業外のサポートについて

GAKUでは授業の時間以外でも生徒の皆さんの学習や創作のサポートをしたいと考え、次のような運用をしています。

・自習室としてのGAKUの開放
毎週1回、GAKUを無料の自習室として10代に開放しています。課題の制作や生徒同士の交流のためにも自由にご利用いただけます。詳しいスケジュール等はこちらやGAKUのSNSにてご確認ください。

・オンライン配信や録画動画の提供
現地での対面授業を大切にしていますが、感染症拡大等によりやむを得ない欠席等へのフォローアップも必要であると考えています。具体的には、該当生徒の方を限定としたオンライン配信環境及び授業の録画動画の視聴環境を整備しています(授業によっては配信や録画が叶わないものもありますのでご了承ください)。

・オープンチャットの運用
主に授業主宰者からの連絡や質疑応答等のために、GAKU事務局を管理人として生徒及び講師限定のLINEオープンチャットを運用しています。生徒ご本人の参加を想定していますが、保護者の方が代理として参加いただくことも可能です(LINEオープンチャットは個人のIDや連絡先を公開せずに参加できる「チャット」機能です。なお、LINEオープンチャット安全・安心ガイドラインに沿って運用します)。

これまでの授業風景

第1期は劇作家・演出家・「範宙遊泳」代表の山本卓卓さんを講師として迎え、全7回の授業を開講。第2期は岡田利規さんを総合ディレクターに、俳優・劇作家・「スヌーヌー」主宰の笠木泉さん、作家・演出家・俳優・「贅沢貧乏」主宰の山田由梨さんを講師に迎え、第3期と同様に全16回の授業を開講しました。第1期、第2期を通して、受講生の約半数は演劇未経験だったこともこのクラスの特徴です。


第1期のレポートはこちら



第2期のレポートはこちら

協力


東京建物株式会社

授業日程(予定)

2024.07.07 SUN 13:00~16:00 1. イントロダクション
2024.07.28 SUN 13:00~16:00 2. 戯曲を書く①
2024.08.04 SUN 13:00~16:00 3. 戯曲を書く②
2024.08.18 SUN 13:00~16:00 4. 戯曲を書く③
2024.09.01 SUN 13:00~16:00 5. 戯曲を書く④
2024.09.15 SUN 13:00~16:00 6. 戯曲を書く⑤
2024.09.29 SUN 13:00~16:00 7. 戯曲を書く⑥
2024.10.06 SUN 13:00~16:00 8. 戯曲を書く⑦
2024.10.27 SUN 13:00~16:00 9. 演じる・演出する①
2024.11.17 SUN 13:00~16:00 10. 演じる・演出する②
2024.11.24 SUN 13:00~16:00 11. 演じる・演出する③
2024.12.08 SUN 13:00~16:00 12. 演じる・演出する④
2024.12.22 SUN 13:00~16:00 13. 演じる・演出する⑤
2025.01.12 SUN 13:00~16:00 14. 演じる・演出する⑥
2025.01.26 SUN 13:00~16:00 15. 演じる・演出する⑦
2025.03.09 SUN 13:00~16:00 16. 上演する
*原則的に隔週開講を予定していますが、一部例外がございます。
*第15回から第16回の間に約1ヶ月の自主稽古期間を設けています。

お問合せ

GAKU事務局
info@gaku.school(担当:杉田)
GAKUではクラスのご見学を歓迎しています。お申し込みにあたって、「普段の様子が知りたい」「もう少し詳細を確認したい」など、何かありましたらお気軽にご連絡をください。事前のリアルないしZOOM面談や、クラスのご見学等をご案内致します。

授業へのお申し込みに関して

授業へのお申し込みに関して
GAKUの授業への参加をご検討下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申込みフォームへお進みください。

個人情報の取り扱いについて
お申し込み時にいただいた個人情報は、GAKUのプライバシーポリシーに基づき適正に管理し、授業一連の活動に関するGAKU及び授業主宰者からのご連絡、今後行うイベントの情報のお知らせ、その他これらの業務上必要な範囲でのみ利用致します。
※GAKUの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)は、こちらをごらんください。
https://gaku.school/privacy/
※個人情報の訂正、削除等をご希望される場合には、下記のコンタクトフォームよりご連絡ください。
https://gaku.school/contact/

当日の記録写真や作品等について
当日の記録写真及び動画、作品などは、GAKU及び授業主宰者や開催協力・後援団体の業務 (ホームページやパンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。 また、授業の配信や記録動画の販売が行われる場合があります。なお、当日は、新聞やテレビ、インターネットサイトなどの取材が入り、授業の様子が報道されることがあります。氏名と顔が判別される動画像の同時掲載の際には、改めてご承諾をいただくようご連絡を致しますが、ご懸念の点がありましたら、お申し込みの備考欄やコンタクフォームより、お気軽にご連絡ください。

キャンセルについて
申し込みキャンセルの場合は、必ず事前にご連絡ください。なお、ご返金に関しては、peatix上で返金手数料が発生しますのでご了承ください。授業当日のキャンセルに関してはご返金は致しかねます。また、病気や怪我等やむおえない場合のキャンセルに関しては、その限りではありませんのでご相談ください。授業の動画データの共有等も行っていますのでお気軽にご相談ください。

ハラスメントポリシー
GAKUは、すべての生徒・職員、ファシリテーター等を含む講師として関わるクリエイターや専門家等が個人として尊重され、お互いに信頼しあって学び、指導あたることができる環境をつくり、これを維持していくことが何よりも重要だと考えます。そのためハラスメントポリシーを定めています。
https://drive.google.com/file/d/1PbUwfGL-1I6VmlTnjVo3chpwVBsujcPX/view?usp=sharing

承諾をした上で、申し込み手続きを進める

トピックス

  • 「新しい演劇のつくり方(第3期)」第2回 戯曲①

  • 「新しい演劇のつくり方(第3期)」第3回 戯曲②

  • 「新しい演劇のつくり方(第3期)」第1回 イントロダクション

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第16回 上演

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第15回 演技・演出(演出案の最終調整)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」第14回 演出・演技(稽古④)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第13回 演出・演技(稽古③)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第12回 演出・演技(稽古②)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第11回 演出・演技(稽古①)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第10回 演出・演技(舞台美術)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第9回 演出・演技(読み合わせ)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第8回 戯曲づくり(完成)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第7回 戯曲づくり(執筆)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」第6回 戯曲づくり(執筆)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第5回 戯曲づくり(フィールドワーク)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」 第4回 戯曲づくり(案出し)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」第3回 戯曲づくり(原作の読み込み)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」第2回 戯曲づくり(原作の読み込み)

  • 「新しい演劇のつくり方(第2期)」第1回 ガイダンス

  • 新しい演劇のつくり方(第2期)

  • 「新しい演劇のつくり方」最終回

  • 「新しい演劇のつくり方」第6回

  • 「新しい演劇のつくり方」第5回

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  • トークイベント「教室が劇場になること、劇場が教室になること」

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  • 観劇プログラム 第5回『ヒトラーを画家にする話』

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