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  • プロダクトデザイン

ものづくりと場づくり

by GAKU

2023年12月〜2024年4月 / 10代(中学生以上)

はじめに

プロダクトデザインから生み出される場の豊かさ。

GAKUのプロダクトデザインをテーマとしたクラス第1期「ものがたりとものづくり」では、木材が宿す物語を起点に、これからの時代のものづくりのあり方を考えていきました。第2期「ものがたりと場づくり」では、場のあり方を捉え直し、その場を豊かにするという、プロダクトデザインの可能性を探究していきます。テーマは、理想の学びの場のためのプロダクト。具体的には、GAKUの教室を実際のケーススタディとして、「もの」のあるべき姿や形を考え、実際につくってみることに挑戦します(最終的には、生徒のみなさんの作品をGAKUに設置することを検討していく予定です)。

では、そもそも「理想の学びの場」とはなにか。実際に姿や形に落とし込んでいくという技能もさることながら、自分自身にとっての理想や構想を持つことも、このクラスでは重要になっていきます。

クリエーションの学び舎としてのGAKUを舞台に、どのような「学び心地」を想像することができるでしょうか。日本では今から150年ほど前に制度化された学校の空間に目を向けてみると、そこで使われるプロダクトや場のあり方は、驚くほどにその当初より姿を変えていません。「考え方」と「もの」に関係性があるとするならば、教室にある「もの」を更新できれば、学びに対する「考え方」を更新できる可能性があるはずです。つまり、新たな理想や構想が埋め込まれているプロダクトには、場や社会を変化させる力があると言えます。とはいえ、その答えを私たちはまだ持ち得ていません。だからこそ、10代のみなさんの「こうだったらいいのにな」という常識にとらわれない想いが重要なのだと思いますし、わたしたちもそこから学んでいきたいと考えています。

プロダクトデザインや空間設計に興味がある方、手を動かすものづくりが好きな方、新しい教育のあり方を考えてみたい方など、10代ならどなたでもご参加いただけます。みなさんのご参加をお待ちしています。

 

開催概要

期間:2023年12月〜2024年4月/全11回
日時:原則隔週日曜日13:00~15:00または17:00-19:00
*授業日時の詳細は下記「プログラム」をご参照ください。
会場:GAKU(渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 9階)/スタジオ発光体(八王子市元横山町 2-7-17​)
対象:10代​​(中学生以上/先着順)
定員:10名程度
受講料:55,000円(税込)
*受講料が無償となる「特別枠」も設けています。詳しくはページ下部をご覧ください。
主宰:GAKU
協力:カリモク家具株式会社

第1期「ものがたりとものづくり」

 

講師


岩元航大
鹿児島県生まれ。2009年神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科入学後、デザインプロジェクト「Design Soil」に在籍し、イタリアのミラノ・サローネやフィンランドのハビターレ等、海外の展示会に多数参加。2016年にスイスのEcole cantonale d’art de Lausanne(ECAL)のMaster in Product Designを卒業後、現在は東京を拠点に精力的に活動を行っている。2021年、東京・八王子市にクリエイター向けシェアオフィス兼シェア工房の”スタジオ発光体”を設立。

 

スタジオ発光体について


岩元氏が主宰する東京都八王子市のシェア工房兼シェアスタジオ。木工・金工を始めとする様々な加工機械を取りそろえた工房スペースを有す。
https://www.studio-hakkotai.com/

 

プログラム

プロダクトデザイナーの岩元航大氏が講師を務める全11回の授業。生徒の皆さんも1人のプロダクトデザイナーとして制作や発表をしていきます。

前半では、GAKUを舞台に、「学び心地」というキーワードをもとにしながら、学びのあり方を捉え直すコンセプトワークを進めていきます。プロダクトの姿や形と、そのあるべき姿を同時に検討していくためにも、実際に手を動かしながら、段ボールを使った実寸大模型や「エスキス」と呼ばれるデザイン画を描きつつ、自分なりにしっくりくるものを探っていきます。

後半では、岩元氏が主宰する工房「スタジオ発光体」に会場を移し、木工旋盤、バンドソー、マルノコ盤、ベルトサンダーなどの本格的な機材を扱い、自分自身の手による「ものづくり」に挑戦し、プロトタイピングまで行う予定です。試作を重ねながら完成したプロトタイプは最終授業で発表し、その内一つはカリモク家具によってプロダクトとして制作されGAKUに設置される予定です。

 

第1回 ガイダンス

日時:2023年12月10日(日) 13:00-18:00 *15:00-16:00に休憩あり
会場:GAKU
「ものがたりと場づくり」の関係性や、プロダクトデザインのプロセスについて、岩元さんによるこれまでの実例を参考に学んでいきます。同日の16時からは、GAKUで同時に開講している建築のクラス「『私をつくる』教室をつくる」の同世代による中間発表に参加し、「学び」の定義を豊かに捉えていくヒントにしていきます。

 

第2回 コンセプトワーク

日時:2023年12月24日(日)13:00-15:00
会場:GAKU
GAKUの普段の授業の様子や、自分自身にとっての「学び心地」の良い状態をリサーチしたり考察をしたりしていきながら、今回のプロダクトデザインのあるべき姿を構想していきます。

 

第3回 エスキス制作

日時:2024年1月14日(日)17:00-19:00
会場:GAKU
コンセプトを磨いていくために、エスキス(ラフスケッチ)を制作。コンセプト(考え方)とプロダクト(姿や形)を様々な角度から共に吟味していくためにも、まずは量を生むことに挑戦します(粗いラフなものでも、1人10案以上のエスキスをつくることを目指します)。

 

第4回 実寸大模型制作

日時:2024年1月28日(日)17:00-19:00
会場:GAKU
プロダクトは、その大きさによって、感じ方が大きく変わります。そのため、エスキスをもとに段ボールを使って実寸大の模型を制作し、コンセプトを磨きつつ、仕上がりのイメージを掴みやすくしていきます。

 

第5回 中間発表

日時:2024年2月4日(日)17:00-19:00
会場:GAKU
実寸大模型とエスキスで、これまでの成果を中間発表。次回以降に、本格的な機材を使用しプロトタイピングを進めていくためにも、フィードバックを受けつつ、具現化していくべきアイディアを固めていきます。

 

第6回 プロトタイピング①

日時:2024年 2月18日(日)13:00-15:00
会場:スタジオ発光体
「スタジオ発光体」は、岩元さんが実際に自身のプロダクトデザインを生み出している工房です。本格的な機材を前にすることで、「できること」が広がったりイメージをしやすくなります。これから進めるプロトタイピングの作業を掴んでいくためにも、工房の機材に触れていきます。

 

第7回 プロトタイピング②

日時:2024年 3月3日(日)13:00-15:00
会場:スタジオ発光体
岩元さんと対話を重ねていきながら一人ひとりのアイディアにあった機材や素材を選びつつ、プロトタイピングを進めるための下準備を進めていきます。

 

第8回 プロトタイピング③

日時:2024年 3月10日(日)13:00-15:00
会場:スタジオ発光体
頭でイメージができるということと、それを実際に姿や形にできるということ。その両方を豊かにしていくことが必要ですが、木材などの素材に働きかけて思うような姿や形を生み出していくことは、とても難しいことです。機材や素材の扱いに慣れつつも、岩元さんと相談をかさねていきながら、ものづくりに挑戦していきます。

 

第9回 プロトタイピング④

日時:2024年 3月17日(日)13:00-15:00
会場:スタジオ発光体
自分自身がしっくりくるものにしていく。そのためには、何度も繰り返し試行錯誤することが求められます。また、試行錯誤を通して生まれる学びを大切にすべきとも考えています。最終発表に向けて、時間が許す限りプロトタイピングを繰り返していきます。

 

第10回 最終発表

日時:2024年3月31日(日)17:00-19:00
会場:GAKU
どのようなコンセプトか。それをどのように姿や形に落とし込んだのか。それらのプロセスの中での創意工夫のポイントはどのようなものか。スタジオ発光体で制作したプロトタイプなどをもとに発表します。最優秀作品は、岩元さんとカリモク家具株式会社のプロの方々によって実際に利用できるプロダクトとして制作され、GAKUに設置される予定です。

 

第11回 制作報告(特別授業)

日時:2024年 4月28日(日)17:00-19:00
会場:GAKU
最優秀作品をベースに、岩元さんがディレクションし実施設計を行っている様子や想いを紹介することで、プロの制作工程を身近に感じる機会にしていきます(実際の現物の完成は5月末以降を予定しています)。

 

授業外のサポートについて

GAKUでは授業の時間以外でも生徒の皆さんの学習や創作のサポートをしたいと考え、次のような運用をしています。
・自習室としてのGAKUの開放
毎週1回、GAKUを無料の自習室として10代に開放しています。課題の制作や生徒同士の交流のためにも自由にご利用いただけます。詳しいスケジュール等はこちらやGAKUのSNSにてご確認ください。

・オンライン配信や録画動画の提供
現地での対面授業を大切にしていますが、感染症拡大等によりやむを得ない欠席等へのフォローアップも必要であると考えています。具体的には、該当生徒の方を限定としたオンライン配信環境及び授業の録画動画の視聴環境を整備しています(授業によっては配信や録画が叶わないものもありますのでご了承ください)。

・オープンチャットの運用
主に課題に関する授業主宰者からの連絡や質疑応答等のために、GAKU事務局を管理人として生徒及び講師限定のLINEオープンチャットを運用しています。生徒ご本人の参加を想定していますが、保護者の方が代理として参加いただくことも可能です。(LINEオープンチャットは個人のIDや連絡先を公開せずに参加できる「チャット」機能です。なお、LINEオープンチャット安全・安心ガイドラインに沿って運用します。)

 

お申し込み(先着順/12月3日〆切)

1)お申し込み/ご入金
画面右側に表示される「このクラスに申し込む」より手続きをお願いいたします。(チケット購入システムPeatixにリンクします)

2)ご受講確定
ご入金が確認できましたら、主宰者より、メールにてご受講確定通知をお送りいたします。こちらのご連絡をもってご受講確定となります。
*ご入金後3日以内にメールが届かない場合は、大変お手数ではございますが、下記の問い合わせ先までご連絡をいただけますようお願い致します(迷惑メールフォルダのご確認もお願い致します)。

3)プログラムへの参加
授業当日、指定の会場にお集まりください。

 

特別枠について

*応募を締め切りました。
この授業は、人数制限なしで授業料が免除される特別枠を設けています。ご希望の方は、フォームよりお申し込みください。
対象:現在中高生の方で、プロダクトデザインの勉強をされている方、もしくはこれから取り組みたい方、手を動かすものづくりが好きな方など(経験の有無にかかわらず、これらのトピックに関心のある方に幅広く参加いただきたいと考えています)
条件:フォームより、参加への意気込みやこれまでの活動がわかるものをお送りいただきます/30分程度のオンライン個人面談に参加をいただきます。

申し込み方法:こちらのフォームよりお申し込みください
申し込み期限:11月22日(水)17:00
結果発表:11月29日(水)お昼頃

 

協力


カリモク家具株式会社
創業者である加藤正平が江戸時代から続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めたことをきっかけに1940年に創業。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960年代に入ると、自社製の木製家具の生産と販売 を開始。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、国産家具メーカーへと成長を遂げる。

 

授業内容に関するお問い合わせ

info@gaku.school(担当:杉田)

 

授業の日程

2023.12.10 SUN 13:00~18:00 1.ガイダンス @GAKU
2023.12.24 SUN 13:00~15:00 2.コンセプトワーク @GAKU
2024.1.14 SUN 17:00~19:00 3.エスキス制作 @GAKU
2024.1.28 SUN 17:00~19:00 4.実寸大模型制作 @GAKU
2024.2.4 SUN 17:00~19:00 5.中間発表 @GAKU
2024.2.18 SUN 13:00~15:00 6.プロトタイピング① @スタジオ発光体
2024.3.3 SUN 13:00~15:00 7.プロトタイピング② @スタジオ発光体
2024.3.10 SUN 13:00~15:00 8.プロトタイピング③ @スタジオ発光体
2024.3.17 SUN 13:00~15:00 9.プロトタイピング④ @スタジオ発光体
2024.3.31 SUN 17:00~19:00 10.最終発表 @GAKU
2024.4.28 SUN 17:00~19:00 11.制作報告(特別授業)@GAKU

授業へのお申し込みに関して

GAKUの授業への参加をご検討下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申込みフォームへお進みください。

個人情報の取り扱いについて
お申し込み時にいただいた個人情報は、GAKUのプライバシーポリシーに基づき適正に管理し、授業一連の活動に関するGAKU及び授業主宰者からのご連絡、今後行うイベントの情報のお知らせ、その他これらの業務上必要な範囲でのみ利用致します。
※GAKUの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)は、こちらをごらんください。
https://gaku.school/privacy
※個人情報の訂正、削除等をご希望される場合には、下記のコンタクトフォームよりご連絡ください。
https://gaku.school/contact/

 

当日の記録写真や作品等について
当日の記録写真及び動画、作品などは、GAKU及び授業主宰者や開催協力・後援団体の業務 (ホームページやパンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。 また、授業の配信や記録動画の販売が行われる場合があります。なお、当日は、新聞やテレビ、インターネットサイトなどの取材が入り、授業の様子が報道されることがあります。氏名と顔が判別される動画像の同時掲載の際には、改めてご承諾をいただくようご連絡を致しますが、ご懸念の点がありましたら、お申し込みの備考欄やコンタクフォームより、お気軽にご連絡ください。
※今回の授業を通して完成した制作物は、10代のクリエーションの発信機会の向上及び日本橋エリアの魅力訴求を趣旨に、本プログラムの協賛企業及び企業のグループ会社が所管する、YoutubeやHP等のWEB媒体、SNS、メールマガジン、リリース、デジタルサイネージ等への掲載、展示スペースでの展開等を予定しています。あらかじめご了承ください。

 

キャンセルについて
授業のキャンセルに伴うご返金に関しては、各授業主宰者のご案内をご確認ください。

 

新型コロナウイルス感染症防止への対応について

1.授業参加にあたって
①施設入場時の検温と手指のアルコール消毒のご協力をお願い致します。
②授業当日に37.5℃以上の熱があった場合には、いかなる理由があっても、授業には参加出来かねますので、ご了承ください。

2.感染の疑いがある場合
①37.5℃以上の発熱が3日以上続いた場合、その他発熱や体調不良等が続き感染が疑われる場合、2週間以内に海外に渡航している場合、新型コロナウイルスへの感染を疑われる人との接触可能性が本人または同居家族にある場合には、当該事実の判明後、直ちにクラス主催者にご連絡の上、授業の参加をお控えください。
②授業中に参加者の体調不良などが確認された場合には、感染拡大防止のため、当日の活動を中止し、参加者皆様のご帰宅をお願い致します。ご了承ください。

3.感染が確認された場合
①万が一、GAKUの利用者に、新型コロナウイルス感染症が発症した場合、保健所の指示に従い、速やかな対応を行います。必要な情報提供にご協力お願い致します。
②渋谷PARCOの他施設内で感染者が確認された場合、授業の実施を延期する場合もございます。その際、授業料返金は致しかねますのでご了承ください。
③万が一新型コロナウイルス感染症に感染された場合の責任は負いかねます。

承諾をした上で、申し込み手続きを進める

トピックス

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