REPORT

「我美と作美(第2期)」 第10回 発表


13人の「新しい美」
「我美と作美」は、メイクアップを通して新たな「美しさ」を表現するクラス。昨年度に引き続き開講する今回も、様々なジャンルのクリエイターが生み出す「美しさ」に触れながら学びつつ、10代の生徒の皆さんが、メイクアップを通して、これからの時代の美意識を自ら生み出していきます。

第10回は、最終課題「新しい美しさ」をテーマにした作品の発表です。GAKUディレクターでもあるファッションデザイナーの山縣さんをはじめ、ゲスト講師の皆さんをお迎え。言葉にしづらい感性を大切にしてきた一方で、伝えていくために言葉を尽くすことも大切にして、13人の生徒の皆さんがプレゼンテーションを行いました。





自分自身を丸ごと受け入れることから生まれるクリエーション
会場のGAKUにはそれぞれがメイクアップを施して撮影した写真を展示。今まで気づかなかった自分の深いところにあった美意識、講師や生徒同志の対話の中で新たに広がっていった美意識、それらを言葉にも換えて、写真作品のコンセプトを発表していきます。

「ほくろを星に見立てたメイクで、私が一番美しいと感じる宇宙をストレートに表現しました」「花が色づくのは人ではなく虫の気を引くため。それでも僕は花と両思いになりたくて、花になってみました」「ねじや軍手など、実家の町工場にある素材を使って、自分にしかできない表現に挑戦しました」

作品群のそれぞれには全く異なる「新しさ」が現れつつも、そのスタートラインに共通してくるのは、自分自身を一旦丸ごと受け入れていくという姿勢だったように思います。





変わる必要があるのではなくて、どうそのままでいるか
「美しさは0か1の話ではなく、0と1の間にあるもの。時には相反するような要素を掛け合わせる皆さんの作品をみて、改めてハッとさせられました」と、第2回講師の久保さん。
「このままでいて欲しい。きっとすごいものを生み出す人になる!大人に言われたことなんて気にせずにいて欲しい!」と、第3回講師のPUMP managementのMINORさん。
「昨年の初回授業ぶりに会う皆さんと初めて見る作品。それでも一人一人の作品から一人一人の人物像が浮かび上がってくるようでした。」と、初回講師の山縣さん。
「これからの美をつくりあげていくみなさんはどんどん美の価値観を変化させていく。その現場を目の前にできてとてもワクワクしました。これから先の皆さんがつくりあげていものを見られたらとても嬉しいしたのしみです!」と、メイン講師の計良さん。講師の方々から最後にコメントが贈られました。


次回は「美しさの発信」についてMeta社で学ぶ
次回の授業は、InstagramやFacebookで知られるMeta社を訪問する課外授業。生徒の皆さんが作りあげた「新しい美しさ」をどう世の中に発信していくのか。SNSを通じて新たなチャンスを掴むこともできるこの時代において、自分に合った発信の方法を学んでいきます。

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