REPORT

「我美と作美(第2期)」 第7回 メイクアップの応用


「新しい美」をメイクアップで表現する
​​「我美と作美」は、メイクアップを通して新たな「美しさ」を表現するクラス。昨年度に引き続き開講する今回も、様々なジャンルのクリエイターが生み出す「美しさ」に触れながら学びつつ、10代の生徒の皆さんが、メイクアップを通して、これからの時代の美意識を自ら生み出していきます。

第7回は第5回授業に続き、メイン講師の計良さんが校長を務めるヘアメイクスクール「SABFA」を会場とした出張授業。今回は計良さんからメイクの応用技術を学び、最終課題に向けたメイクの具体像を固めていきます。





アートとしてのメイクアップ
まずは計良さんによるデモンストレーションから授業はスタート。計良さんがヘアメイクを担当したパラリンピック東京大会・閉会式でも使った、エアブラシを使った技法、また大小様々な筆で大胆かつ繊細に線を描くドローイングの技法などが紹介されていきます。ブラシによる細かい粒子の表現。筆による線の表現。表現したい世界観に応じて、それぞれの技法を使い分ける計良さんの姿を目の前に、生徒のみなさんも身を乗り出しながらその技術を体感していっているようでした。




メイクアップの世界に踏み込んでいく
続いては実際に生徒の皆さんもメイクに挑戦していきます。プロの美容師が実際に利用しているコスメをお借りしつつ、これまでの授業で固めてきたコンセプトをおもいおもいの方法で表現していきます。「水が肌に落ちたようなメイクをしたいだけど、どうしたらいいですか?」生徒のみなさんは計良さんに叶えたいけど手が届かないような相談事を持ち寄って、計良さんと​​一緒に解決策を探っていきます。講師と生徒の距離が近いGAKUだからこそできる、密なコミュニケーションを交わしながら創作が進んでいきます。

授業の最後には、「それぞれのメイクの特性をいかして、自分の表現の可能性を拡げて欲しい。今日学んだメイク技術は最終課題にもきっと活きていくはずです」と、クラスの終盤にさしかかる生徒のみなさんの背中を押してくれました。


「新しい美」のためのディティールを形づくる
次回の授業は制作の時間。第6回に続きアーティストの下田昌克さんを講師に迎え、最終課題に向けてメイクと合わせる衣装やヘッドピース、アクセサリーなど、それぞれの世界観を表現するためのディティールを形づくっていきます。

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