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【Podcast】「Beyond the Music(第2期)」 第4回 森洸大さん

2022年11月より開講している、キーボーディストの江﨑文武氏(WONK/millennium parade)が総合ディレクターを務める音楽の授業「Beyond the Music」。「音楽の向こう側」をテーマに、音楽を通じて、言語・文化・歴史・物理・民族・テクノロジーといった、他の領域への学びを深める試みとして、毎回テーマや担当講師となるクリエイターを変えて展開されています。また、最大15名の少人数での開催により、一人一人の体験と向き合う豊かな時間が生まれています。

より多くの方々に授業の内容やそこでの発見を届けたい。そんな想いから、授業を踏まえて新たに収録した特別番組をクラスと同名称にて配信。「音楽を通じて社会を捉える」をテーマに、12月1日(木)より毎週木曜日18時に公開しています。(全6回を予定)

 

第4回「音楽とグラフィックデザイン」

音楽を聴くためにレコードやCDを購入することが一般的だった時代には「ジャケ買い」という言葉がありました。音楽の中身を把握せずに、ジャケットの見た目だけで音楽を購入するのです。それほど、音楽における「ジャケット(カバーアート)」は音楽と同等あるいはそれ以上の役割を担っていました。例えば、アンディ・ウォーホルが手がけた「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のあの有名なバナナのアルバムジャケットは、ポップアートのアイコンとして音楽そのもの以上に知られていますし、ザ・ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブバンド」のジャケットは巨額を投じてポップアートの巨匠、ピーター・ブレイクによって制作されました。

ストリーミング全盛期の今日もそれらのカバーアートの文化は残り続けています。本当はもはや正方形である必要もないのですが、昨今ではジャケットの一部が動画になっているものもあり、音楽のシンボルそのものとして進化を続けています。今回は、音楽に欠かせない要素であるジャケットデザインを皮切りに、音楽とグラフィックデザインの関わりを考えていきました。

MC:江﨑文武(WONK/millennium parade)
ゲスト:森洸大(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
協賛:WEGO/Manhattan Records

GAKUで開講した実際の授業のレポートはこちら

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