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【10代インタビュー】tamakaさん(「東京芸術中学」受講生)

それぞれの活動や作品制作について、今興味のあること、今後の目標などなど。GAKUに集う様々な10代の方にGAKUスタッフがインタビューする企画「GAKUと出会って」。今回は、現在「東京芸術中学」を受講しているtamakaさんにお話をお聞きしました。

 

「東京芸術中学」について


ー授業が始まってから1年ほど経ちました。これまで受講してみて、どんなことを感じていますか?

絵だけじゃなくて、音楽とか、自分が知らなかった分野にも触れられて、繋がっているところも結構あるんだなとびっくりしました。あと、受講してから作品の見方が変わったのが変わった気がします。どんなことを考えて作っているのかな、というところを意識すようになりました。

ー印象に残っている授業や、課題はありますか?

印象に残っている授業は2つあります。1つは音楽家・渋谷慶一郎さんの授業。「生徒全員で1つの音楽を作る」という課題で、初めて共同制作をしました。状況的に生徒全員で集まれなかったし、LINEでのやり取りもなかなかうまくいかず。みんなで1つのものを作ることってこんなに大変だったんだと改めて思いました。
もう1つ、印象に残ったのは小説家・平野啓一郎さんの授業。私はもともと、本を読むことがとても好きなのですが、小説家の方に会ったことがなかったし、自分で小説を書き上げたこともありませんでした。なので今回自分で小説を書いて、さらに小説家の方に見てもらえたことに、とても達成感がありました。

ー学校の授業と芸中の授業を比べてみると、どんな違いを感じますか?

先生の話し方が全然違うな、という印象を受けました。学校の授業だと、「これをこうしてね」という段取りや方法を教えてもらうような感じですが、芸中の先生たちは個人の考えや想いを話してくれている感じがします。なので、内容が難しくても言ってることが伝わるし、「こういう考えがあるのか」ということを学べるのが面白いなと思っています。

 

どんな本を読んでいますか?


ー読書がお好きなんですね。普段はどんな本を読むんですか?

好きな作家さんは伊坂幸太郎さん。あと最近は、夏目漱石とか昔の作家さんの小説も読んでみたり。あとちょっとしか読んでないのですが、シェイクスピアとかサリンジャーとか、海外文学にも挑戦しています。

ーそれらの本とは、どういうきっかけで出会いましたか?

昔の作家さんや海外の作品を読むようになったきっかけは、好きな漫画やアニメの題材になっていたりキャラクターが読んでいたり、ということが多いです。作品を辿っていくと元ネタがわかったりするのが面白くて。内容が難しいものもありますが、調べながら読んでいます。あと、シェイクスピアは「ロミオとジュリエット」という作品をよく耳にするので、どんな話なのか気になって読んでみました。

 

どんなことに挑戦してみたいですか?


ー芸中の課題を通して映像や絵、写真など幅広いジャンルの作品を作られていますが、個人でも作品制作はされているのでしょうか?

イラストを描いています。でもSNSで公開したりはしていなくて、友達と見せ合ったりしています。今は、将来イラストレーターさんになりたいと思っているけれど、まだ具体的なことはよくわからなくて。これから色々変わっていくのかなと思います。

ー楽しみですね。これからどんなことに挑戦してみたいですか?

SNSとかで自分の作品を公開してみたい。まだうまくSNSを使いこなせないのですが、高校生くらいになって上手に使えるようになったら挑戦してみたいです。あと、ちょっと恥ずかしいのですが、自分のポートフォリオを作れたらいいなと思います。

 

受講を考えている10代に一言


ー最後に、「東京芸術中学」への受講を考えている同年代に向けて、メッセージをお願いします。

「個性は好き嫌いだ」っていう話を以前聞いたことがあるのですが、上西祐理さんの課題(好きなもの、嫌いなものを集めたスクラップブックを作る)を通して、「自分って、嫌いなものより好きなものの方が多いな」とか、「こういう感じが好きなんだ」と、意外なものが見えてきました。受講すると自分の考えに改めて気づいたり、ものの見方が変わってきたり。新しい発見があって面白いと思います。

ーありがとうございました!

 

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