【Podcast】「Beyond the Music」 第7回 常田俊太郎さん
2020年11月より開講している、キーボーディストの江﨑文武氏(WONK/millennium parade)が総合ディレクターを務める音楽の授業「Beyond the Music」。「音楽の向こう側」をテーマに、音楽を通じて、言語・文化・歴史・物理・民族・テクノロジーといった、他の領域への学びを深める試みとして、毎回テーマや担当講師となるクリエイターを変えて展開されています。また、最大15名の少人数での開催により、一人一人の体験と向き合う豊かな時間が生まれています。
より多くの方々に授業の内容やそこでの発見を届けたい。そんな想いから、授業を踏まえて新たに収録した特別番組をクラスと同名称にて配信。「音楽を通じて社会を捉える」をテーマに、7月3日(土)より毎週土曜日17時に公開しています。(全7回を予定)本日は第7回が配信スタート。ゲストに音楽家であり、株式会社ユートニック代表取締役を務める常田俊太郎さんをお迎えします。
第7回『芸術と経済』
「アーティスト」と「お金」という、切っても切れない問題に迫る今回。古くは宮廷や教会、名家などの存在によって、創作のための経済が担保されていた時代から、録音技術や放送・配信技術などの技術進化とともに「産業」になった歴史の帰結としての、いま。一方で、産業化の過程で確立された大きな経済構造が、制作コストの低下や中間介在の意味の問い直しによって崩れ、更なる変容を遂げようとしている出発点としての、いま。デジタルアート、仮想空間を活用したメタバースなどの新しい表現手段/事業機会も続々と出現してきている中で、過去と未来に感性を研ぎ澄ませて、芸術と経済の関わり方について、ともに考察していきます。
表現者でありながら表現者を支える仕事もする常田さん/そもそも芸術ってなんだろう?歴史から紐解きます/「技術」としてのアート、「美術」としてのアート/パトロンの存在や産業革命の勃興、そしてペスト、時代情勢によって変わり続ける表現の形/江戸時代からは、庶民もアートを楽しむ時代に/ベートーヴェンはライセンスビジネスの第一人者?/芸術の民主化と作品の価値/ストリーミングが生み出した新たなビジネスモデル/データで解析できる価値とできない価値がある/チームで補い合い、チームで作品をつくりあげる/アートマーケットの最前線は原点回帰?だから歴史が必要/歴史は繰り返す、それでも、未来は予想できない
MC:江﨑文武(WONK/millennium parade)
ゲスト:常田俊太郎(音楽家/株式会社ユートニック代表取締役)
協賛:WEGO/Manhattan Records
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