REPORT

「遊びのアーバニズム実践学」第1回


遊び」から、これからの都市と建築を考える
街を舞台に、「遊び」を通してリアルな都市空間や建築デザインを学んでいく「遊びのアーバニズム実践学」。講師を務める建築家の海法圭さん、津川恵理さん、建築リサーチャーの川勝真一さんと、東京理科大学理工学部建築学科西田研究室の学生の皆さんとともに、身体的なコミュニケーションである「遊び」から、これからの都市や街のあり方を考えていきます。11月23日(火)に開講された初回授業では、「遊び」を通して考えることの意味や可能性を紐解いていきながら、それぞれの「遊び心」を活用して実際に渋谷の街へ繰り出して「都市の特徴」としてのアーバニズムを捉えていきました。

 


街を楽しむアーバニストになって渋谷を遊び尽くす
「遊びから街のあり方を変えていくこと。それは、今世界中で広まりつつある最先端の都市デザインなんです」、「都市の中にあるマイナスなものをプラスに変えていけるような、魅力ある都市づくりの鍵を握っているのが『アーバニスト』。授業を通して、遊びのアーバニストを目指そう!」、街の中に家具を置いて人がくつろげるスペースを作ったり、使われていない道路にペイントをして子どもたちの遊び場にしたり。「どのように楽しむか」から街を作っていく。遊びを通じた世界中の都市実験の実例をご紹介いただきながら、「自分なら、、」と、街を見る視点も自然と広がっていきます。今まで当たり前と思っていたことの別のあり方を捉えること。それが「遊び」の可能性の1つでもあります。今回は「もう一つの渋谷」をテーマに街に繰り出し、自分なりの新しい渋谷を映像で表現するビデオドキュメンテーションに挑戦しました。

 


感じて、表現して、はじめて見えてくる渋谷のアーバニズム
「古びた電話ボックスからみた渋谷の街を撮影しました。中に入ったら少し落ち着く感覚もあり、渋谷にいるのに全く違う場所のように感じた」、「自販機にあるたくさんの落書きが、なんだかこの街らしく感じた。渋谷の歴史を表しているのかもしれないね」、「渋谷の街で暮らす人間以外の視点に興味を持ち、ネズミをイメージして低い視点で撮影してみました」、撮影した映像をコメントとともに発表し、それぞれの視点をシェアしてみると、同じ街でも、多様な観点が浮かび上がりました。

 


次回のテーマは「街での過ごし方」
都市計画や建築を学びながら、「遊び」を通して街を観察し自分なりに表現する。そんなプロセスを繰り返していくこの授業。最終的には、新宿・渋谷を起点にまちづくりを展開している京王電鉄と連携し、聖蹟桜ヶ丘の街を舞台に遊びを通した都市実験に挑みます。次回の授業テーマは「パラ・サイト」。街の中にある「隙間」から街での過ごし方や人の居場所について考えていきます。

 

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