REPORT

「ものづくりと場づくり」第6回 プロトタイピング①


プロダクトデザイナーの現場を体感する
「ものづくりと場づくり」は、「理想の学びの場のためのプロダクト」をテーマに掲げるプロダクトデザインのクラス。講師にプロダクトデザイナーの岩元航大さんを迎え、GAKUを具体的なフィールドとして、より良い「学び心地」を生み出すためのプロダクトを構想し、実際に形にしていきます。

2月18日(日)の第6回からは、講師の岩元さんが主宰するシェアスタジオ「スタジオ発光体」に会場を移して開講。普段から岩元さんご自身が制作を行う現場で、生徒の皆さんはそれぞれのアイデアの実現に向けてプロトタイプの制作に取り掛かっていきます。




素材としての木の可能性と、それを引き出す工房とアイディア
生徒の皆さんも初めて触れるような本格的な機材が揃う「スタジオ発光体」。普段はシェアスタジオとして、岩元さんの他にも様々なプロダクトデザイナーやプロダクトデザイナーを志す学生などが集うこの場で、これから生徒の皆さんも実際に制作に取り掛かっていきます。

木工旋盤、バンドソー、マルノコ盤、ベルトサンダーなど。制作に向けて、スタジオ発光体に並ぶ機材の扱い方のレクチャーから授業はスタート。「ベルトサンダーは必ず面から当てること。角から削ろうとすると素材が飛んでいってしまうので危険です」など、岩元さんからの具体的なアドバイスと共に、生徒の皆さんも扱いやすい素材を使って実際に機材を使ってみます。また岩元さんが実際に制作中のプロトタイプを生徒の皆さんに触れてもらいながら「木は大抵どんな形にもなるんです」と語られていたことが印象的でした。




目の前にすることで広がる可能性
次回から始まるプロトタイプの制作に向けたディスカッションもスタジオで。「マルノコ盤を使ってこんなこともできるかも…」「木を切らずに曲げる手法も挑戦してみたい!」と、素材も機材も揃う現場では生徒の皆さんのアイディアもさらに広がっていくよう。岩元さんはこれまでご自身が集めてきた資料なども持ち寄り、ご自身のインスピレーションと作品を紐付けながら解説してくれました。


次回からは本格的な制作がスタート
次回からは「スタジオ発光体」でのプロトタイプの制作が本格的にスタート。これからも現場に触れることでどんどん変化していく生徒の皆さんのアイディアに期待が膨らみます。

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