REPORT

「Music Making Workshop 2022」第2回 Pushを操りながら曲をつくろう


音のフレーズを組み合わせてビートメイク
「Music Making Workshop」はAbletonによる音楽のクラス。全4回の授業を通して、音楽制作ツール「Ableton Live」の使い方を学びながら、音楽の幅広い世界と出会い、それぞれの作品を作り上げていきます。

8月9日(火)に開講した第2回のテーマは「Pushを操りながら曲をつくろう」。「Ableton Live」に収録されている音の素材に手を加えていきながら、生徒それぞれがセッション感覚で「心地いい」と感じる音のフレーズを生み出していった前回。今回の授業では、音楽作成に必要なすべてを指先ひとつで操作できる「Push」を使ってそれらを組み合わせていきながら、楽曲として作り上げていく方法を学んでいきます。

 


「Push」の使い方を、創作しながら捉えていく
​​「今日は、それぞれがこれから本格的な曲作りを進めていくために、『Push』の使い方を身につけていきましょう。まずはどんなことができるかを知ることが大切。次に、知っていることを、使えることに変えていく必要があります。それは、とても大変。でも、これからみなさんが作品を制作していくためには必要なこと。もちろん少しずつで大丈夫。私たちも全力でサポートするので、一緒に頑張りましょう!」と、森谷さんから心強いエールの言葉をいただき、授業がスタートしました。

「Push」に搭載されている様々な機能や特性を、実際に手を動かし、創作しながら捉えていきます。音を聴きながら、まるでブロックを組み立てるかのように即興的に音楽を生み出すことができるのが「Ableton Live」の特徴。慣れない作業に最初は戸惑っていた生徒の皆さんも、自身の操作がすぐ反映されてビートが変化していく様子に手応えをつかんでいくよう。自分で生み出したビートに体を揺らしながら、次第にそれぞれの制作に没頭していきます。授業の途中では「これカッコよくない?!」と生徒同士で制作途中の曲を聴き合ったり相談したり。個人単位で制作しつつも、迷ったらすぐ相談し合える環境もこの授業ならではです。一緒に創作を進める仲間としての関係も、授業を重ねるごとに育まれているようでした。

 


可能性に溢れているからこその難しさと面白さ
「これまでアコースティックギターで曲づくりをしていたので、パソコンを使って音楽を作るのは今回が初めて。曲の作り方にも色々な方法があるんだと驚いています」「『Push』は使い方が無限で、できることがたくさんあるから難しい。まだわからないことも多いけど、だからこそ面白い!」「早く使いこなせるようになって、自分が聴いててテンションが上がるような曲を作りたい!」と、授業の終わりには生徒の皆さんからは様々なコメントが。技術を身につけていくことの難しさも感じながら、新たな方法を手にすることで、作りたい曲のイメージも広がっていくようです。

 


次回は、「自分だけの音」を作品に取り入れる方法を学ぶ
「Push」の使い方を学びながら、少しずつ本格的な楽曲制作を進めていった今回。次回の第3回では、ボーカルなどの外部の音の録音方法を学んでいきます。「Ableton Live」に搭載されている音だけでなく自分のオリジナルの音も楽曲に取り入れていきながら、最終回の第4回に向け、さらに創作を進めていきます。

 

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