REPORT

「Music Making Workshop 2022」第1回 奏でながらつくり、つくりながら奏でよう


世界中のクリエイターと同じツールに触れる
「Music Making Workshop」はAbletonによる音楽のクラス。全4回の授業を通して、音楽制作ツール「Ableton Live」の使い方を学びながら、音楽の幅広い世界と出会い、それぞれの作品を作り上げていきます。

8月8日(月)は第1回「奏でながらつくり、つくりながら奏でよう(セッションビュー)」。好きな音、リズム、メロディ。まるで粘土を捏ねながらいろんな形がその場で生まれていくように、もともと入っている音の素材に手を加えていきながら、セッション感覚で自分にとって心地の良い音のフレーズを生み出しました。

 



自分なりの好きをみつけて作曲の足がかりにする
全4回の講師を務めるのは、Ableton認定トレーナの森谷諭さん。リラックスした楽しい雰囲気のなかで会話が進んでいきます。まずは、それぞれが好きな楽曲を会場で流しながら、自己紹介。60年代のロックからEDMやHIPHOP、そしてクラシックまで。15人の生徒のみなさんのそれぞれの感性の幅広さにびっくりするとともに、それぞれの感性が発揮される作品への期待も自然と高まりました。

「今日は皆さんに『Ableton Live』に入っている色々な音を鳴らしたり、組み合わせたりしてみてほしいんです。その中でお気に入りの音が見つかったらこれからの制作にも活かせるかもしれませんね。とにかく楽しいのでやってみましょう!」と森谷さん。まずは少しずつでも、機材の操作に慣れていきながら、多様なリズムやメロディを選択して組み合わせていきます。実際に音を鳴らしていきながら、好きな音の組み合わせも考えていくことで自然と曲作りの入り口に立っていきます。

 



ペアを組んで試しに作曲してみる
一人ひとりが、操作方法等に慣れてきたら、ペアワーク。生徒同士のコミュニケーションのなかで、好きな音や好きな組み合わせを言葉にしていくことにも慣れていきます。「どの音が好き?」「ベースはこっちの方がよくない?」「声も入れたくなるよね?」と、これまでの内容をお互いで振り返りながら、「もっと盛り上がる雰囲気にしたいんだよね」「音の数を減らした方が聴きやすい気がするな」などと、試行錯誤を重ねながら、曲づくりに取り組みます。そして最後にはそれぞれがライブパフォーマンスをして、つくった曲を発表していきました。

 



曲づくりへの期待が膨らむ、はじめの一歩
「今回はプリセットの音を使ってもらいました。それでも皆さんがつくった曲はオリジナル。これからは音を加工したり、自分で録音する方法も体験していくので、よりオリジナリティーのあるものがつくれるようになっていきます。ぜひこれからの授業もお楽しみに!」ライブパフォーマンスを終えた生徒の皆さんの期待がさらに膨らむ、そんな森谷さんのコメントで今回の授業が締めくくられました。

 


次回はビートメイクに挑戦
次回からは、本格的にそれぞれで楽曲制作に取り組みます。まず明日の第2回授業では「Ableton Live」のコントローラー「Push」を用いたビートメイクに挑戦。曲のベースを支えるビートをつくりあげる過程を体験します。

 

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