REPORT

「東京芸術中学(第3期)」第30回 伊藤弘さん


編集者・菅付雅信さんと13人の世界的クリエイターによる『東京芸術中学』。1月20日は、デザインスタジオgroovisionsを率いる、デザイナー/アートディレクターの伊藤弘さんによる1回目の授業。

伊藤さんは、「自律性の弱い表現だからこそ、他との協働で力を発揮できるのがグラフィックデザイン」と語り、CDジャケットはじめとした様々なジャンルのクライアントと協働した仕事を紹介してくださいました。また、代表作の「チャッピー」と共に、キャラクターにルールを作り、当てはめることで新しいデザインを産み出す構造を解説してくださいました。

そんな伊藤さんからの課題は、「3体以上のオリジナルキャラクターを作り、そのキャラクター同士による世界観を生み出す」というもの。「私とあなた。そしてもう一人の誰か。3人の関係性からその世界だけのムードが生まれていく。それはグラフィックデザインやアートディレクションの業界でも同じことです」と伊藤さん。一定のルールの中でたくさんのキャラクターを生み出してきたからこそ、キャラクターそれぞれの微妙な違いでその世界観も全く異なるものになると言います。伊藤さんによる2回目の授業では、生徒の皆さんが手がけたキャラクターたちがお披露目される予定です。




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