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まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-

by 伊東建築塾

2025年11月9日(日)〜2026年4月5日(日) / 中高生(13〜18歳)

はじめに

世界的建築家・伊東豊雄さんが塾長を務める「伊東建築塾」による、第6期目となる建築のクラスを開講します。講師には前年度に引き続きPERSIMMON HILLS architectsの廣岡周平さんとKASAの佐藤敬さんをお招きします。テーマは、「まちの中の私とみんなの居場所-対話を育むかたち-」。対話を育むことのできる「かたち」とは、どのようなものでしょうか。今回は「私とみんなの居場所」という言葉からそのような空間のあり方を探求し、建築アイデアを構想していきます。建築やまちに関心がある10代の方なら、未経験の方ももちろん、どなたでも大歓迎です。みなさんのお申し込みをお待ちしています。

メッセージ

みなさんはまちのどんな場所で過ごしていますか?

そういう場所には私はここに居てよいんだという個々人の実感があるでしょう。そういった場所はみんなにも開かれていて、同じようにそのまちを大事に思う気持ちを育くんでいくのではないでしょうか。ヒントになるのはイタリア・トリノにある「地区の家」。ここでは移民によって異なる価値観によって引き起こされていた紛争を対話によって、歩み寄れる「のり代」を少しずつ獲得してきました。この対話の場は椅子やテーブルがあるだけでなく、マーケットやワークショップといった様々な活動と共に生まれています。

社会とは異なる価値観を持った他者と共につくるものです。その時、対話によって私以外の声に耳を傾けて「もし相手の立場だったらどう考えるのだろう?」という俯瞰的な視点をもつことによって両者が歩み寄れる「のり代」が生まれていきます。

私が居たいと思える場所で対話を育んでいくためのかたちを考えることが今回のプロジェクトです。敷地として東京都目黒区西小山地区を舞台に町の中で自分が住人になったつもりで、ヒアリングやフィールドワークを通して「自分が暮らしているとどこにいるだろう?」「ここならまちのみんなも集まりやすそう」「この環境を未来に伝えたい」という実感を持ちましょう。その後、どんな空間や設えがあればよいかを考え、その空間の使われ方や日常の風景を考え、提案します。

廣岡周平、佐藤敬(建築家/「まちの中の私とみんなの居場所 – 対話を育むかたち – 」メイン講師)

開催概要

日程:2025年11月9日(日)〜2026年4月5日(日)/隔週日曜日10:30〜12:30(全11回) *一部、開催時間が異なります
対象:中高生(13〜18歳)
定員:最大15名
会場:GAKU(渋谷PARCO9階)*一部、西小山エリアで実施予定
料金:90,000円(税抜)
主宰:GAKU、伊東建築塾
協力:独立行政法人都市再生機構

主宰


伊東建築塾
建築家・伊東豊雄が、これからの建築を考えるための新しい教育の場として、2011 年より活動を開始しました。恵比寿にある伊東建築塾のスタジオでは、小学校高学年の児童を対象に、一年を通して建築やまちについて学ぶ「子ども建築塾」を開講しています。中高生を対象にしたワークショップでは、発想力を伸ばすとともに、地域や環境など社会性のあるテーマに取り組んでいます。
http://itojuku.or.jp/

講師


廣岡周平
1985年生まれ。2008年 関西大学工学部建築学科(江川研究室) 卒業。2010年 横浜国立大学大学院Y-GSA 修了。2011-2015年SUEP、2015-2016年大成建設設計部に勤務。2016年に柿木佑介とPERSIMMON HILLS architectsを設立し、「価値を重ねる」ことをテーマに設計を行う。設計の一方で自邸2軒、実家1軒を自ら施工し、つくることを通して、建築・都市・生活について考えている。
https://www.persimmon-hills-architects.com/

佐藤敬
1987年生まれ。2012年早稲田大学大学院修了(石山修武研究室)。2012-19年石上純也建築設計事務所勤務。2019年Aleksandra KovalevaとKASA / KOVALEVA AND SATO ARCHITECTSを設立。2020-22年横浜国立大学大学院Y-GSAにて設計助手、23年より非常勤講師。2024年より早稲田大学非常勤講師、2025年より東京藝術大学非常勤講師。2022年より小石川植物祭の総合ディレクターを務める。主な受賞歴に、SDレビュー「鹿島賞」、ヴェネチアビエンナーレ国際建築展「特別表彰」、三重県文化賞「文化新人賞」、Under 35 Architects exhibition「伊東賞」「Gold Medal」、MFU「ベストデビュタント賞」。著作に「The Russian Pavilion in Venice Giardini」(TATLIN)。
https://www.kovalevasato.com/

特別講師

*講評者としてご登壇いただきます

伊東豊雄
1941年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。71年アーバンロボット設立。79年伊東豊雄建築設計事務所に改称。主な作品に「せんだいメディアテーク」(宮城)、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」(岐阜)、「台中国家歌劇院」(台湾)など。日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー建築賞など受賞。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築を考える場として様々な活動を行っている。また、自身のミュージアムが建つ愛媛県今治市大三島においては、地域の人々とともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいる。
(写真:藤塚光政)

百田有希
1982年生まれ。2006年京都大学工学部建築学科卒業。2008 同大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。2008年- 大西麻貴+百田有希 / o+h 共同主宰。2009-14年伊東豊雄建築設計事務所勤務。2017年- 横浜国立大学非常勤講師。
http://www.onishihyakuda.com/

協力


独立行政法人都市再生機構
UR都市機構は、半世紀以上にわたって培った豊富な事業経験やノウハウと公平性・中立性を生かした、安全・安心・快適なまちづくりに取り組んでいます。
本クラスの舞台である西小山地区では、密集市街地の防災性の向上に加え、地域の価値を高めるために、地域と連携した賑わいづくり・居場所づくりの取り組みを行っています。
https://www.ur-net.go.jp/produce/business/business03.html?msockid=0fed0c9252a963b416441afe53676274

プログラム

1:レクチャー
2025年11月9日(日)10:30〜12:30
「地区の家」のレクチャーと共に講師の2人が体験した豊かだなと思った風景や写真を共有し、「まちの見方」のイメージを豊かにつかんでいきます。さらに、「もしも」という発想の切り口で、自由な発想をしていくための練習をしていきます。
・世界の路地、都市空間を紹介
・野菜やコップなどで対話の場所を表現してみる
・人形模型を使って、いろんなものを「みち」にしてみる

2:スナップ・スケッチ
2025年11月16日(日)10:00〜13:00
みんなで西小山地区の町を歩き回ります。実際の場所や人の営みを良く観察することは、豊かな発想をもたらします。また恐れずどんどんまちの人にヒアリングをしてみましょう。住んでいる人はこの町の何を大事に思っているのか?他者の思いを受けて提案したい場所を探りましょう。
・西小山地区をめぐって自分が「まちの大事な場所」だと思った空間・場所を探します
・住んでいる人たちにヒアリングをして他者が思う「まちの大事な場所」「まちの好きな場所」を探ります。

3-4:エスキス
2025年11月30日(日)、2025年12月14日(日)10:30〜12:30
手を動かしながら簡単にでもアイデアを表してみること。エスキスと呼ばれるステップは、考えを形にしていくために建築家が大切にしているもの。最初のエスキスでは、「居場所」を手がかりにアイデアをスケッチで表現します。2回目以降のエスキスでは、中間発表に向けてアイデアを小さな模型で表現します。
・アイデアをスケッチで表します
・アイデアを小さな模型にして表します
・中間発表の準備をします

5:中間発表
2026年1月18日(日)10:00〜13:00
工夫したところや大切にしているところなど。小さな模型を手にしながら、1人1人が講師陣の前でアイデアを発表し、フィードバックをもらいます。自分で創意工夫をしていると、他の人の創意工夫も理解しやすくなります。他の生徒の発表にも耳を傾けていきます。
・アイデアをプレゼンテーションし講師陣のアドバイスをもらいます

6:製作
2026年2月1日(日)10:30〜12:30
中間発表でのフィードバックを受けて、磨いておく点や改良点をクリアにした上で、模型の製作を進めていきます。(場合によっては、参考となる場所に見学に行きます)
・最終発表に向けて磨いておくべきポイント確認します
・模型の制作を進めていきます

7:現地で実際にイメージしてみよう
2026年2月8日(日)10:00〜13:00
再度西小山地区に出向いて、考えているアイデアと現地とを照らし合わせて、よりイメージをつかんでいきます。また西小山地区の課題をさまざまな視点で解説してもらい、今の居場所の考えと照らし合わせます。頭の中だけでアイデアを練り上げるのではなくて、実際にその場所から受けるインスピレーションも大切にします。

8-9:製作
2026年2月15日(日)、2026年3月1日(日)10:30〜12:30
中間発表のフィードバックや現地での確認を経て、模型の製作を進めていきます。最終発表に向けて、自分のアイデアを伝えるための工夫もしていきます。
・アイデアを模型にして表します
・最終発表の準備をします

10:最終発表
2026年3月29日(日)10:00〜13:00
モノや言葉を通して伝えること。これが好き!という実感を込めて伝えること。創意工夫を重ねてきたこれまでの経験を活かす機会です。講師陣は真剣に議論をして、最優秀賞を決定します。
・アイデアをプレゼンテーションします
・講師陣からの講評等を受けます
・修了記念の集合写真等を撮影します

11:地域発表
2026年4月5日(日)10:30〜12:30
まちからインスピレーションを受けて作り上げられたアイデアをそのまちで発表し、地域の方々からフィードバックをいただきながら、一連の活動を締めくくります。

これまでのクラスの様子


第1期「自分の興味をカタチにする」
第2期「世界のどこでも自分の家になるモバイルハウス『動く家』」
第3期「この町を大事に思えるキオスク」
第4期「『私をつくる教室』をつくる」
第5期「まちの宝物と共に生きる」

*現在GAKUスペースにて、第5期クラスの活動記録冊子を無料配布中です。ぜひお手にとってご覧ください。

お申し込み(先着順)

1)エントリー
こちらのPeatixページよりお申し込みください。お申し込みが確認できましたらクラス主催者より、営業日3日以内に「申込完了メール」をお送りさせていただきます。
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*「応募受付完了メール」が届かない場合、迷惑メールフォルダに入っている、もしくはお申し込みが完了していない場合がございます。お手数ですが下記よりお問い合わせください。

2)受講料のお支払い/ご受講確定
1のご案内の内容にならい、受講料をお支払いください。ご入金後、クラス主催者より確認メールをお送りします。こちらをもってご受講確定となりますので、入金確認メールは破棄せず保管ください。

授業内容に関するお問い合わせ

gaku@itojuku.or.jp
03-6277-2175(担当:庄子)

授業の日程

2025.11.09 SUN 10:30~12:30 1.レクチャー @GAKU
2025.11.16 SUN 10:00~13:00 2.スナップ・スケッチ @西小山
2025.11.30 SUN 10:30~12:30 3.エスキス @GAKU
2025.12.14 SUN 10:30~12:30 4.エスキス @GAKU
2026.1.18 SUN 10:00~13:00 5.中間発表 @GAKU
2026.2.01 SUN 10:30~12:30 6.製作 @GAKU
2026.2.08 SUN 10:00~13:00 7.現地で実際にイメージしてみよう @西小山
2026.2.15 SUN 10:30~12:30 8.製作 @GAKU
2026.3.01 SUN 10:30~12:30 9.製作 @GAKU
2026.3.29 SUN 10:00~13:00 10.最終発表 @GAKU
2026.4.05 SUN 10:30~12:30 11.地域発表 @西小山

授業へのお申し込みに関して

GAKUの授業への参加をご検討下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申込みフォームへお進みください。

個人情報の取り扱いについてお申し込み時にいただいた個人情報は、GAKUのプライバシーポリシーに基づき適正に管理し、授業一連の活動に関するGAKU及び授業主宰者からのご連絡、今後行うイベントの情報のお知らせ、その他これらの業務上必要な範囲でのみ利用致します。
※GAKUの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)は、こちらをごらんください。
https://gaku.school/privacy/
※個人情報の訂正、削除等をご希望される場合には、下記のコンタクトフォームよりご連絡ください。
https://gaku.school/contact/

 

当日の記録写真や作品等について
当日の記録写真及び動画、作品などは、GAKU及び授業主宰者や開催協力・後援団体の業務(ホームページやパンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。 また、授業の配信や記録動画の販売が行われる場合があります。なお、当日は、新聞やテレビ、インターネットサイトなどの取材が入り、授業の様子が報道されることがあります。氏名と顔が判別される動画像の同時掲載の際には、改めてご承諾をいただくようご連絡を致しますが、ご懸念の点がありましたら、お申し込みの備考欄やコンタクフォームより、お気軽にご連絡ください。

※今回の授業を通して完成した制作物は、10代のクリエーションの発信機会の向上及び目黒区西小山エリアの魅力訴求を趣旨に、独立行政法人都市再生機構が所管する、YoutubeやHP等のWEB媒体、SNS、メールマガジン、リリース、デジタルサイネージ等への掲載、展示スペースでの展開等の可能性があることをあらかじめご了承ください。

キャンセルについて
申し込みキャンセルの場合は、必ず事前にご連絡ください。なお、ご返金に関しては、peatix上で返金手数料が発生しますのでご了承ください。授業当日のキャンセルに関してはご返金は致しかねます。また、病気や怪我等やむおえない場合のキャンセルに関しては、その限りではありませんのでご相談ください。授業の動画データの共有等も行っていますのでお気軽にご相談ください。

ハラスメントポリシー
GAKUは、すべての生徒・職員、ファシリテーター等を含む講師として関わるクリエイターや専門家等が個人として尊重され、お互いに信頼しあって学び、指導あたることができる環境をつくり、これを維持していくことが何よりも重要だと考えます。そのためハラスメントポリシーを定めています。
https://drive.google.com/file/d/1PbUwfGL-1I6VmlTnjVo3chpwVBsujcPX/view?usp=sharing

 

トピックス

  • 「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第1回 レクチャー

  • 「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第2回 フィールドワーク

  • 「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第3回 エスキス

  • 「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第4回 エスキス

  • まちの宝物と共に生きる

  • 「まちの宝物と共に生きる」活動記録冊子が完成しました