REPORT

「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第3回 エスキス


街での気づきや発見を創作の起点にする
「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」は、世界的建築家・伊東豊雄さんが主催する建築塾「伊東建築塾」との第6期目の建築のクラス。講師は、昨年度に引き続きPERSIMMON HILLS architectsの廣岡周平さんとKASAの佐藤敬さん。今年度は西小山エリアを舞台に、「私とみんなの居場所」という言葉から空間のあり方を探求し、建築アイデアを構想していきます。

11月16日の第3回授業では、前回の西小山エリアでのフィールドワークの気づきや発見をみんなで振り返りながら、徐々に制作に移っていきました。






それぞれの着眼を分かち合いながら、制作に向かう
「私とみんなの居場所」になりうるような空間。その可能性や兆しを、この街に既にある場所や風景の中から見出し、創作の起点にしていきます。例えば、「お弁当屋さんの前に少し空いている空間を見つけた。お弁当を買う待ち時間に、待っている人同士の交流が生まれたら楽しいかもしれない」「昔は川が流れていたという遊歩道を見つけた。そこに、行く人と帰る人との間に架け橋のようなものが生み出せるかもしれない」「銭湯の入り口を入ってすぐのところに休憩スペースがあるのが見えた。停めてある自転車から、地元の人がたくさんきている様子もわかって、ここが地域の憩いの場になっているのだなと思った」と、生徒の皆さん。それぞれの着眼を言葉にすることで深めつつ、みんなで分かち合う時間を経て、個人制作を進めていきました。


次回から、本格的にエスキスがスタート
次回も引き続き、スケッチや模型作りを通して、アイデアに少しずつ形を与えていく「エスキス」の作業をおこなっていきます。「みんなすごく良い着眼点。圧倒されました。他の人の視点からも色々とヒントがあったんじゃないかな。このまま突っ走ってほしい」と佐藤さん。「自分が実際に街で時間を過ごして感じた空間のスケールを確かめながら、手を動かしていこう。上手い下手は関係ない。自分の実感を大切にしてほしい」と、廣岡さん。講師のお二人から、今後の創作に向けた言葉が贈られました。

撮影・執筆:佐藤海

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