REPORT

「我美と作美(第3期)」第5回 メイクアップの基礎


メイクアップの基礎を学ぶ
「我美と作美」は、メイクアップを通して新たな「美しさ」を表現するクラス。昨年度に引き続き開講する今回も、様々なジャンルのクリエイターが生み出す「美しさ」に触れながら学びつつ、10代の生徒の皆さんが、メイクアップを通して、これからの時代の美意識を自ら生み出していきます。

11月12日(日)、第5回はメイン講師の計良さんが校長を務めるヘアメイクスクール「SABFA」での出張授業。クリエーションの現場の空気感と計良さんの技術を間近に感じながら、メイクアップの基礎を学び、実践していきます。





型を破るためにも、王道を知る
「型破りの美しさを目指すには、その型を知っておく必要もあったりします。なので、今日は王道を学んでもらおうと思っています」と計良さん。これまでの授業を通じて生徒の皆さんがイメージを膨らませてきた、多様な「新しい美しさ」を実現するプロセスとして、今日の授業に向けた想いが語られます。

メイク未経験の生徒の方もいる中、計良さんによるメイクのデモンストレーションでは、なぜ下地が必要なのか、なぜファンデーションを塗るのか、それぞれの工程の意味も確認しながら実演してくださいます。アイシャドウを載せる順番、チークを載せる位置など、細やかな工夫で大きく印象を変える計良さんのメイクアップの技術を目の前にする生徒の皆さん。その視線にも熱がこもります。

その後、生徒の皆さんが「新しい美しさ」をテーマに描き上げたラフスケッチを発表。奇抜なカラーリングや顔の輪郭からはみ出すペインティングといった自由な発想がみられますが、王道の技術がそれを裏打ちしたときに生まれるクリエーションがとても楽しみになります。




メイクアップを実践する
計良さんがデモンストレーションで使われていたメイク道具一式を生徒のみなさんも手にして、それぞれが思い思いに実践していきます。初めてメイクをする方は先程目の当たりにした計良さんによるメイク技術を振り返り確認するように挑戦したり、日常的にメイクをする方は自分のラフスケッチも参考にして新たな挑戦に臨んだり。生徒の皆さんはメイクに慣れている方も多く、お互いにアドバイスを贈り合う姿も印象的でした。

一人ひとりにアドバイスしてくださる計良さん、それをすぐさま実践する生徒の皆さん。講師と生徒の距離感の近い環境だからこそ、実際に手を動かしていくなかで様々な試行錯誤もみられ、新しい発見や技術力の向上の手応えもあったようです。


次回はテーマやコンセプトを深堀り
実際に手を動かしてメイクアップの実技に臨んだからこそ、それぞれのやってみたいことや実現してみたいことも広がっていきます。次回は、絵描きでアーティストの下田昌克さんを講師に迎え、作品づくりのためのイメージを広げながらも、大切にすべきテーマやコンセプトを掴むための時間にしていきます。

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