REPORT

「我美と作美(第2期)」第8回 制作


「新しい美」のディティールを形づくる
​​​​​​「我美と作美」は、メイクアップを通して新たな「美しさ」を表現するクラス。昨年度に引き続き開講する今回も、様々なジャンルのクリエイターが生み出す「美しさ」に触れながら学びつつ、10代の生徒の皆さんが、メイクアップを通して、これからの時代の美意識を自ら生み出していきます。

第8回は最終課題「新しい美しさ」をテーマにした写真作品に向けた制作の時間。アーティストの下田昌克さんを講師に迎えます。前回の授業で固めていったメイクの具体像と合わせる衣装やヘッドピース、アクセサリーなど、下田さんからの助言を参考にしながら制作を進めていきます。





生徒も講師も一緒に悩み合う
スプレーを用いる人、折り紙を延々と折る人、お菓子の袋をシャツに貼り付ける人、レジ袋を細く割く人など、「新しい美しさ」という共通したテーマながら、その表現手段は様々な皆さん。まずはそれぞれの制作の進捗報告、制作の悩みを下田さんとクラスのみなさんにシェアしてきます。

「天使の羽を頭に載せる方法を悩んでいます」「自分が美しいと感じる花をメイクで表現するにはどうしたらいいんだろう」「クラゲを作る予定だけど何か物足りなさを感じるんです」。前回の授業を皮切りに本格的に制作を進めていくからこそ、臨むべき新たな課題も浮かび上がってきている様子でした。




下田さんも生徒の皆さんと頭を抱えながら一緒に試行錯誤。そんな下田さんの姿をみて、生徒のみなさん同士でも「こんな方法をやっているのはどうだろう?」コミュニケーションが生まれていきます。


手を動かし続けること、対話を続けること
「みんなが今つくっている作品が写真作品になること、本当に楽しみです。まだ解決しきっていないところもあるけど、諦めずに手を動かしていったらきっと答えが『ボン!』と生まれるから!諦めずにやってみてください。引き続きみんなでも意見交換をしてみてね」。制作の佳境の中、自分の手を動かし続けること、誰かの意見をもらうこと、クリエーションに欠かせないことを思い起こす時間にもなりました。



次回はついに撮影
次回の授業はついに撮影。生徒のみなさんと年齢の近い1999年生まれのフォトグラファー・Karin Noguchiさんをお招きします。生徒の皆さんがこれまでの成果をどのように形にしていくのか、とても楽しみです!

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