REPORT

「EDIT CITY 都市の探検と編集」第11回 紙面デザインのお披露目会

紙面デザインを確認しながら、本づくりの最終調整
「EDIT CITY 都市の探検と編集」は編集のクラス。講師を務めるのは、編集者の山若マサヤさんです。紙媒体を作り上げることの可能性や、街を面白がる様々な視点を学んでいきながら、全12回の授業を通して生徒一人一人が都市を舞台にした本づくりに挑戦していきます。

企画から取材や執筆やデザイン案の作成まで。一連のプロセスを生徒自身で行い、紙面づくりを進めていったこれまでの授業。それらの内容をまとめた絵コンテが、デザイナー・荒金さんの手によって、紙面データとして形になりました。12月21日(水)に開講された第11回では、完成したデータを荒金さんに直接解説いただきながら、本の最終調整に入っていきました。

 

本として形になることの喜び
「今回の本は、皆さんが有楽町の街で色々な人やものと出会い、体験したことの軌跡。個々のテーマとともに、10代の皆さんが集まって作り上げられた本であるということも伝えていきたい。そんな想いから、本全体の見え方も考えながら紙面を仕上げました」と荒金さん。

紙面データがスクリーンに映し出されると、生徒の皆さんからは歓声の声があがります(思わず涙を流す生徒も!)。街での入念なリサーチや取材を経て、それぞれが最初から最後まで作り上げていったものだからこそ、形になった時の感動は代え難いものです。「形になるということがこういうことなんだとびっくりした」「他の人のものを束ねられて一冊の本になっているということが嬉しい!」と、何かを生み出すことにまつわる素直でまっすぐな感想も飛び交います。個々の作業に没頭する時間が続きましたが、みんなで喜びを分かち合う機会になりました。

 

最後までつくり切る
「本の完成まであと一息。胸を張って街に配れるものにしていくために最後まで気を抜かずに、確認と調整を丁寧にやっていきましょう」と山若さん。本の入稿に向けて、細かな修正や取材先の方々への事実確認まで、紙面を担当する生徒の皆さんそれぞれが最後まで責任を持って関わっていきます。それらの最終調整を経て完成した本は、次回1月14日(土)の授業最終回に生徒自らの手によって、有楽町の街での配布を予定しています。

 

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