REPORT

「CO-CURATING」第10回 プランニング(展示作品)


作品の展示プランを検討する
「CO-CURATING」はキュレーターの髙木遊さんと岩田智哉さんによる、キュレーションをテーマとしたクラス。アーティストの方々とも交流を重ねながら、全11回の授業を通して生徒全員で企画展を作り上げていきます。

展示作品に添えるキャプションの制作を進めていった前回の授業と、アーティストの方々とのやりとりを重ねていっている授業外の時間。それらの成果を踏まえ9月10日(日)の第10回では、作品の展示プランの検討を進めていきました。

 


それぞれの展示企画にフィードバックし合う
アーティストの方々と議論を進めていく中で、作品展示ではなく、トークイベントやワークショップといった形態になっていった生徒も。それぞれが担当するアーティストの方と一緒に作品展示やイベントのプランニングを進めていく形にはなりますが、「CO-CURATING」というこのクラスのタイトルにもあるように、企画展は全員で作り上げていくもの。それぞれの企画の進捗を共有し合いながら、生徒全員で次のアクションを確認していきます。

その中では、「トークイベントの対談相手として、この企画展の別の出展アーティストの方をお招きするのはどうか。活動や作品のコンセプトに、重なる部分が多くあるように感じる」「作品の制作を進めていく際に、生徒のみんなに協力を募りたい!」といった声も。生徒同士で意見を交わし合うことで、それぞれの企画の可能性も広がっていくようでした。

 


開催予定のワークショップを生徒全員で実践
授業外の時間でも、生徒のみなさんが集まる機会をつくったり、オンラインでのミーティングやメールでのやりとりも重ねていったり、企画展実現に向けた活動はどんどん活発になっていきます。

例えば、アーティストの方の拠点を訪ねていって、今回の企画の一つである身体表現を扱うワークショップを実際に生徒全員で実施する機会も。他の生徒が進めている企画を実際に体験してみることで、それを企画展の中で実現することの意味や意義を改めて確かめ、自分の展示企画への士気も高まっていくようでした。

 


次回は、企画展の全体構成のプランニングを進める
10月末に控えた企画展開催に向けて準備は続いていきますが、授業そのものは次回が最終回。引き続き展示作品や企画イベントのプランニングやキャプション制作を進めていきながら、次回は企画展の全体構成についても、生徒全員で議論をしていきます。

 

「CO-CURATING」クラスページはこちら