REPORT

「CO-CURATING」第6回 テキストワーク(レター②)


出展いただきたいアーティストへ向けた「レター」を書き上げる
「CO-CURATING」はキュレーターの髙木遊さんと岩田智哉さんによる、キュレーションをテーマとしたクラス。アーティストの方々とも交流を重ねながら、全11回の授業を通して生徒全員で企画展を作り上げていきます。

レター(出展依頼文書)の作成に着手していった前回。7月2日(日)の第6回では、自分自身の考えを言葉にしていくというテキストワークのあり方を学ぶことで、レターを自分自身でより納得がいくようなものへと磨いていきました。

 


書き手と読み手を横断しながら、みんなでレビューし合う
前回の授業を経て、自分自身の手でレターを書き上げてきた生徒のみなさん。たくさんの時間を注いで、「書き手」としてそれぞれの想いを表現してきました。気持ちや情熱を込めて言葉を紡いでいった分、思い入れも強いものになっていきます。だからこそ、それが「読み手」にどう受け止められるのかという部分については、自分だけではなかなか冷静になりきれないこともあります。そこで、それぞれが書いたものを生徒同士で読み合いながら、「ここは意味が取りづらいかも」「そもそもこれはどういう意味?」と、レビューをし合う時間も設けていきました。

レターをブラッシュアップしながら、「タイピングした打ち文字よりも、自分自身がペンを取って書いた直筆で送りたい」という声も。内容とともに、届け方や具体的にどのように送っていくか?というところにも着目が広がっていきます。

 


終わり知らずのリサーチと想像
「わからないことや、曖昧なことがあることは決して悪いことではありません。むしろ、テキストワークを進めていきながら、新たにリサーチをしたり、考えたりしないといけないことに気がついていくというのはとても大切なプロセス。常に、感じたり考えたり調べたりしていく。そういう姿勢を学んでもらえたら」と岩田さん。そして、テキストワークを「言葉を生み出そう」ということだけで進めていくよりも、それを通して「どんな企画展であるべきかを想像する」ための機会にして欲しいとも。キュレーターとしての企画展への臨み方がより強く実感されます。

 


次回は、ケーススタディとしての展覧会訪問
今回の授業を通して書き上げていったレターは、アーティストの方々へ実際にお送りし、出展の依頼を進めていきます。次回の授業ではそのお返事を待ちつつ、展示企画の参考にすべく、現在開催中の展覧会を訪問します。会場での作品の設置のされ方、来場者の導線のつくり方、キャプションなどのテキストの置き方など。実際の展覧会をケーススタディとして、キュレーションのあり方を学んでいきます。

(写真・執筆:佐藤海)

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