REPORT

「Town Play Studies」第2回

「Town Play Studies(以下、TPS)」は都市と建築のクラス。建築家の海法圭さん、川勝真一さん、津川恵理さんと、東京理科大学理工学部建築学科西田研究室の学生の皆さんとともに、「“遊び”という身体的なコミュニケーションを使って、いかに主体的・創造的に都市にアクセスしていくか。」そんなテーマのもと、都市計画や建築デザインについての考察を深めていきます。GAKUを拠点にしながらも、渋谷の街全てが活動の舞台です。

2020年10月6日に行なわれた第2回授業のテーマは「センシング」!センシングとは温度や湿度、風速などなど様々な「目に見えない要素」を計測・数値化すること。普通に生活しているとなかなか意識することがないけれど、たしかに街を作っている。今回は、そんな「目に見えない要素」を測定し、その数値でビンゴゲームをする「センシング・ビンゴ」を開催しました!

まず講師の海法さん、川勝さん、津川さんからの「センシング」についてのレクチャー。傾斜や明るさ、音、街には実は目に見えない要素にも、たくさんの細かいきまりがあること。今まで専門家にしかわからなかった街の情報が、一般の人でも可視化できるようになってきていること。目には見えない街の環境と人、そして建築設計の関わりについて様々なお話をお聞きした後は、いよいよ街に繰り出してセンシング!

今回は、照度・音量・風速・空気質・傾斜のチームに分かれてそれぞれ測っていきます。(GAKUスタッフは「傾斜」のチームと一緒にセンシングしました!)坂道やスロープ、立て看板に木の枝、、、街の様々な角度を測定していきます。
「街って、意外と色々なところに傾斜あるんだね」「ここの角度、ちょうど良さそう」ビンゴを目指して測定していくうちに意外なところに傾斜を発見したり、だんだんと「角度」の感覚をつかんでいきました。「照度」を測定したチームは、夜の街や室内など、どの場所でも明るさが大体一定だったことに気づいたり、「空気質」チームは同じ場所でも、人の混み具合によって値が少しずつ変化していたり。どのチームも、街で遊んでいるのに、それぞれちゃんと環境の感覚をつかんでいる。街の中に遊びが、遊びの中に学びが浮かび上がってくる体験は、新鮮であり、遊びと学びの原点でもあるようでした!

 

Town Play Studiesクラスページはこちら