REPORT

「Music Making Workshop」第3回 岡村綾子さん

「Music Making Workshop」はAbletonによる音楽のクラス。音楽制作ツール「Ableton Live」の使い方を学びながら、音楽の幅広い世界と出会い、個々の作品を作り上げていきます。

8月6日(金)は「Music Making Workshop」の第三回授業を開講しました。今回の授業テーマは「身の周りの音をサンプリングして楽器にしよう」。講師は、Ableton認定トレーナー・岡村綾子さんです。

好きな音を組み合わせながら、楽曲として仕上げていくことを学んだ前回までの授業。今回は、「音」自体を自分たちで作り上げることに挑戦します。音と音楽の違いってなんだろう?音の持つ力ってなんだろう?図書館の音をサンプリングした楽曲や、調理する音での即興演奏。授業の最初には、身の回りの音を使った様々な音楽の例を聴きながら、音がリズムになり、1つの楽曲となっていくイメージを、頭の中で膨らませていきました。

今回のサンプリングの舞台は渋谷PARCO。劇場や映画館、飲食フロアに屋上の広場まで、いろんなものが混在するPARCOの中で、それぞれが気になる音を探していきます。エスカレーターの動く音やお会計の小銭の音、食事をする音、風の音、足音。どれも普段何気なく聴いている音なのに、じっと耳をかたむけてみると楽器のように聴こえてきたり、リズムを感じたり。

サンプリングした音を、実際にAbleton Liveを使って縮めたり、音階をつけたりしながら鳴らしてみると、まさに楽器のよう。そんなプロセスを通して、自然と、音と音楽が結びついていく感覚がありました。

次の第4回授業は、約2週間後。ここまで様々な創作技術を学んできた成果を活かし、それぞれがオリジナル作品を制作する期間となります。学んだことを忘れちゃったらどうしよう?そんな不安を解消するためにも、授業の資料や補足動画がオンラインで共有されているのでいつでもアクセスできたり、さらにはチャットを使って質問することができたり。サポート環境も万全です。

そして、なんと!授業でも生徒のみなさんの創作を支えたAbleton Liveのコントローラー「Push」もお貸し出し。どんな2週間が始まるのか。どんな音楽が生まれるのか。今からとても楽しみです!

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