REPORT

「自分の興味をカタチにする」家具おひろめ会


生徒のアイデアから生まれた家具が完成
「自分の興味をカタチにする」は、世界的建築家・伊東豊雄さんが主宰する建築塾「伊東建築塾」による家具デザインのクラス。授業では、小学生から高校生までの幅広い年齢の生徒の皆さんが家具をデザイン。完成した全4点の模型作品の中から実際に本物の家具としてGAKUに設置される1点が選ばれました。11月20日(土)は、完成した家具に触れながら作り上げられるプロセスをみんなで確認する、家具のおひろめ会を開催しました。


アイデアを形にする仕事に迫る
今回の家具を製作をしてくださったのは、藤森アトリエの家具の製作や歴史的な家具の修繕も行なっている五反田製作所の職人の皆さん。おひろめ会では、実際に製作を担当いただいた横山さんにお越しいただき、お話をお聞きしました。自分たちが考えたアイデアがどのような過程を通して形になっていったのか、どんな素材が使用されていてそれはどのように選ばれたのか。普段なかなかみることのできない実際の図面や製作風景に、生徒の皆さんは興味津々の様子。「家具を作る上で大切にしていることは何ですか?」、「どんなことが一番大変でしたか?」、「1年でどのくらい家具を作っていますか?」などなど、様々な質問が飛び交います。

「デザイナーの意図を変えずに実現するには、ということを常に考えながら作っています。」、「家具を作るときに大切なのはコミュニケーション。木や鉄など、それぞれの素材のプロフェッショナルの職人さんがチームになって製作するから、職人同士の連携をとることを意識しています。」生徒の皆さんの質問を通して、そんな横山さんご自身の仕事観もお話ししてくださいました。


作品はGAKUの受付に
完成した家具に触れながら、家具製作の裏側と職人さんの仕事観のお話を聞くことで、アイデアが本物の家具として形になる過程を体感できた今回。生徒それぞれが想像していた家具の使い方を、実際に試しながら確かめることもできました。半年ぶりにみんなで集まる機会にもなったおひろめ会。「最近何しているの?」と生徒同士の同窓会のようなあたたかな雰囲気の中で終了しました。完成品は、受付としてGAKU入り口に設置されています。お越しの際はぜひ実際に座って、家具を楽しんでみてください。

 

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