REPORT

「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第1回 レクチャー


「対話を育む」ための建築や空間を構想する
「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」は、世界的建築家・伊東豊雄さんが主催する建築塾「伊東建築塾」との第6期目の建築のクラス。講師は、昨年度に引き続きPERSIMMON HILLS architectsの廣岡周平さんとKASAの佐藤敬さん。今年度は西小山エリアを舞台に、「私とみんなの居場所」という言葉から空間のあり方を探求し、建築アイデアを構想していきます。

11月9日は初回授業。講師の廣岡さん、佐藤さんとともに、Y-GSA修士2年の飯塚友晟さんをゲストにお迎えし、今回の活動テーマを紐解きつつ、今後の創作に向けて手を動かすワークも行いました。





新しい関係性をいかに生めるか、という視点
私の居場所でありながら、みんなの居場所でもある空間とは一体どんなものだろうか。対話を育むことのできる「かたち」とは、どのように考えていけば良いのか。その手がかりとして、前半のレクチャーでは、イタリア・トリノにある地域コミュニティセンター「地区の家」を中心に、世界のまちづくりや建築プロジェクトの事例が紹介されます。例えば設計から空間ディレクション、経理、運営など「色んなバックグラウンドを持つ人が集まって、それぞれのできることをやる」ことによって成り立っているという、地区の家。そこでは「建築家だけでなく、その場所を運営する人や使う人によって作られる形もある」「お金を払わなくても居られる場所があることって大事」「多様であることそのものに意味がある、というあり方」といったキーワードも生まれていきます。

その後は、創作を進めていく前の「頭のトレーニング」として、生活の中にある素材や材料を使って、人の居場所になりうるような空間を構想していきました。「『新しい関係性をいかに生めるか』を手を動かしながら考えてみてほしい」と、廣岡さん。手で触れた時の感覚に繊細になったり、自分がそこに居たとしたら、、と想像を膨らませたりすることで、今後の制作に向けた手がかりを掴んでいくような時間になりました。




次回は、西小山エリアでのフィールドワーク
次回は、このクラスの創作の舞台となる、西小山エリアでのフィールドワーク。今回のレクチャーや実践を踏まえ、街でどのような着眼が生まれていくのか、とても楽しみです。

撮影・執筆:佐藤海

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