REPORT

「自分の興味をカタチにする」第10回

「自分の興味をカタチにする」は、世界的建築家・伊東豊雄さんが主宰する建築塾「伊東建築塾」による家具デザインのクラス。小学生から高校生まで、幅広い年齢の生徒の皆さんが、GAKUで実際に使用する家具をデザインしていきます。昨年から続いて来たこのクラスも2021年2月14日の授業で一区切り。授業講師で家具デザイナーの藤森泰司さんに加え、「伊東建築塾」からは主宰の伊東豊雄さんと太田浩史さん、GAKUからはファウンダーの武田悠太を講評者に迎えての発表会です。

約2ヶ月に渡り、話し合いを重ね、手を動かし、時には実際に利用するGAKUの事務局メンバーにインタビューしながら生み出してきたカタチたち。実寸大模型やプレゼンボードを使って生徒の皆さん自身がプレゼンテーションしていきます。

なんでこのような形になったの?このモチーフの理由は?どんな時にどんな人が使う?どんな場所に置く?バラバラの年齢のグループはどうだった?発表を受け、講評者からの質問やアドバイスも重ねられます。

視点が深まったり広がったりした発表会。最後には、あたたかな言葉が贈られました。(事務局の意訳です♫)

「各グループの特徴が出た素晴らしい発表だったと思います。想像以上に壊れやすそうとか微妙な角度が大事なんだ!とか。実際に、実寸大模型を作るとこれまでとは違った発見があったはず。ぜひこの体験を次の機会に活かしてください。」と、太田さん。

「建築と比べて、家具って決まった型がはっきりしている。だから新しい家具を作るのってとても難しい。色んな人が色んな意見を持っているから、グループでつくるのもとても大変。だけど、みんなは「これは家具なんだろうか?」とも思える、カテゴリーを超える面白いものをつくりあげてくれました。僕自身、いろいろなことを考えさせられた時間でした。」と、伊東さん。

「家具をはじめ、既に見知っているものをもう一度考え直して新たにつくりだすことは衝動がないとできないこと。その衝動って「自分たちの世界を自分たちで作っていく」という気持ちです。みんなの作品は「こういう家具もいいんじゃない?」という自分たちが感じる問いをカタチにして提案する素晴らしい作品でした。この気持ちをこれからも忘れないで欲しいと思います。」と、藤森さん。

授業は昨日で終了しましたが、来月7日からGAKUにて開催が決定した「1/1模型展示会」に向け、引き続き活動は続いていきます!そして、選ばれた1つの作品が実際に本物の家具になってGAKUに設置されます!(こちらの詳細は後日SNSにて公開いたします!)

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