REPORT

「自分の興味をカタチにする」第8回

「自分の興味をカタチにする」は、世界的建築家・伊東豊雄さんが主催する建築塾「伊東建築塾」による家具デザインのクラス。身の回りの世界をよく観察して、自分の興味のあることや好きなことを発見しながらカタチを作っていき、「実物の家具」へと仕上げていきます。講師は、伊東豊雄さんの建築の家具デザインも手がけている家具デザイナーの藤森泰司さんです。

グループでの実寸大模型の制作が本格的にスタートした前回。本日2020年12月20日の授業では、機材や材料の揃った伊東建築塾・恵比寿スタジオにて、実寸大模型の制作をさらに進めていきました!

「この家具で実現したいことを一つにしぼってみよう」、「この家具を使うGAKUの人の気持ちを考えてみよう」など。これまでの藤森さんからのアドバイスや、中間発表での講評を振り返りながら、まずは自分たちのイメージを改めて確認していきます。そして、グループ毎のペースで実寸大模型の制作がスタートしていきました。

自分たちのイメージを忠実に再現するため、生徒の皆さんはそれぞれのグループに適した素材と機材を選んでカタチを作り上げていきます。断熱材や大きな段ボールを次々と切り出し、グルーガンやアルミテープでそれらをつなぎ合わせていく皆さんの真剣な表情に、どこか引き込まれるような感覚を覚えました。「ここは固いからクッションを入れたほうがいいかな?」「この素材だと折れちゃいそう!」「思った以上に、、、大きすぎるね」「家具の真ん中に謎の空洞が出来上がりました、、、」。しかし、紙の上のイメージを実際にカタチにしていくと、素材やサイズ、家具の構造についてまで、予想しないハプニングもしばしば。その度にグループで対話を重ねて、解決方法を探っていきながら、今年最後の「自分の興味をカタチにする」の授業は終了しました。

実寸大模型の発表会まで残す授業はあと1回!皆さんのイメージがどんな形に仕上がるのかとても楽しみです!

 

「自分の興味をカタチにする」クラスページはこちら