REPORT

「東京芸術中学」第16回 上西祐理さん(後半)

編集者・菅付雅信さんと15人の世界的クリエイターによる、「本物のクリエイティヴ」に出会うアートスクール『東京芸術中学』。2020年12月19日(土)は、デザイナーの上西祐理さんによる授業の2回目を開講しました!

上西さんが中学生の頃に夢中になっていたもの、そして生徒の皆さんがいま夢中になっているものをシェアしながら対話を深めた前回の授業。今回は、そんな前回の課題「好きなもの、嫌いなものを集めたスクラップブックを作る」の発表を行いました。

「好きなものや嫌いなものを、自分の頭の中だけでなく、外に整理して残しておくこと。それって編集者やクリエイターの多くが最初に取り掛かる仕事。そこには、自分が進むべき道を示してくれるヒントがたくさん詰まっています。」(事務局の意訳です)芸中ディレクターの菅付さんのこんなコメントから始まった今回の授業。写真をコラージュ風に貼ってみたり、ジャンルに分けてみたり、コメントを添えてみたり。様々な方法で作り上げたスクラップブックを片手に、生徒の皆さんが自分の「好き」と「嫌い」を発表していきます。

それぞれの発表後には上西さんや他の生徒の皆さんから、「お気に入りのレストランたちの共通点はどんなところだろう?」「虫のどの辺りの部分が苦手なの?」など、たくさんの質問が。そんな対話の中で、「好き」「嫌い」という思いの奥にある自分の気持ちに気づいたり、きっかけとなった記憶を思い出したり。好きってなんだろう?嫌いってなんだろう?という問いを通して、自分を改めて見つめ直すことができたような授業でした。

「今日みんなが教えてくれたこと、新しく気づいたことってもっと人に伝えたくならない?その方法は、デザインでもアートでも、そのほかにも、いろんな方法があります。どうやったらこの気持ちをより多くの人に伝えられるかって考えながら、その方法を探っていくこと。それがこれから大切になっていくと思います。」(事務局の意訳です)授業の終わりには上西さんからそんなお話をいただき、今年最後の芸中の授業は終了!

来年の一発目は、渋谷慶一郎さんの2回目の授業。生徒の皆さんが作詞作曲を手がけるオリジナルの楽曲を発表します!

 

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