REPORT

「東京芸術中学」第44回 瀧本幹也さん(後半)

編集者・菅付雅信さんと15人の世界的クリエイターによる、「本物のクリエイティヴ」に出会うアートスクール『東京芸術中学』。2021年7月31日(土)は、写真家の瀧本幹也さんによる2回目の授業を開講しました!

瀧本さんによる前回の授業では、広告写真を中心にご自身の作品を振り返りながら、これから写真表現に向かう10代の受講生に向けて、その裏側をお話ししてくださいました。そして課題は、「あなたが考える、オリンピックを象徴する写真」を撮ってくること。

ステイホーム中の自分自身やオリンピックの影響を受けた街の様子を写したものから、写真をコラージュしたり、日常に潜む抽象的な色や形に着目したりしたものまで、幅広い表現が見られました。そこには、嬉しさや喜びや悲しさなどの言葉にできない感情や、街や人の変化への感受性が溢れていました。

お互いの作品を鑑賞しあう時間では、質問しあったり、感想を言いあったりする様子も見られました。自分で工夫しているからこそ、ほかの人の工夫への感覚も研ぎ澄まされます。

「自分の気持ちで考え、捉えていくこと。その結果がそれぞれ色の違ったこれらの作品だったと思います。そういう気持ちで写真を撮っていくことで、そもそも自分とはなんだろう?と考えていくことで、より豊かになっていくんじゃないかなと思います。それに、他の人の考えに触れることもとても大切な経験になるはずです。」(事務局の意訳です♩)最後には、瀧本さんよりこんなコメントをいただき、今回の授業は終了しました!

 

第41回 瀧本幹也さん授業(前半)のレポートはこちら

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