「遊びのアーバニズム 実践学」の生徒募集を開始しました
Town Play Studies(TPS)は、建築をベースに、これからのまちや都市空間について知り、つくり変えていくための知識やマインドを学ぶクラスです。20世紀型の開発重視の都市計画や都市デザインをいかに乗り越え、いまある空間を楽しく使いこなし、環境を改善し、生き生きとした人の居場所を作り出すことについて、一緒に考えます。
キーワードは「PLAY(遊び)」です。現代において「遊び」は単なる気晴らし以上の、都市体験を豊かなものとするための行為として再評価されています。各地で「遊び」をテーマにした都市実験が行われています。TPSでは、これからの空間に対する感性、場に関わる積極性、公共性に対する問題意識などを「都市の遊び」の中で培い、未来の建築家、アーバニストを共に目指します。
また、本クラスの後半は、新宿・渋谷を起点に東京都南西部・神奈川県北部に延びる鉄道路線を運営するとともに、沿線でのまちづくりを展開してきた京王電鉄の協力のもと、プロジェクト演習型の授業を展開します。都市と自然の要素を併せ持つ聖蹟桜ヶ丘の駅周辺を舞台に、これからのまちの可能性を探り、場所の魅力を最大化する遊びのインストールを試みます。
開催概要
日程:2021年11月~2022年3月(全10回)
時間:各回120分
会場:前半はGAKU(渋谷PARCO 9階)、後半は聖蹟桜ヶ丘駅周辺エリア
対象:12〜20歳
定員:10名
料金:50,000円(税抜)
主宰:Town Play Studies
企画協力:京王電鉄株式会社
協力:東京理科大学理工学部建築学科西田司研究室
講師
海法圭 KAIHOH KEI
1982年生まれ。2007年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2010年海法圭建築設計事務所設立。人間の身の回りの環境と、人知を超えた環境や現象などとの接点をデザインすることをテーマに、壮大でヴィジョナリーな構想から住宅やプロダクトの設計まで、スケールを横断した幅広い提案を行う。現在、東京理科大学、法政大学、芝浦工業大学非常勤講師。主な作品に、上越市雪中貯蔵施設ユキノハコ(2021)、タカオネ(2021)、美術家の住まい(2020)、箱根本箱(2018)、ANTCICADA(2020)、Tobacco Stand(2015)など。第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展特別招待出展(2021)。
川勝真一 KAWAKATSU SHINICHI
1983年生まれ。2008年京都工芸繊維大学大学院建築設計学専攻修了。2008年に建築的領域の可能性をリサーチするプロジェクト RADを設立し、建築の展覧会キュレーション、市民参加型の改修ワークショップの企画運営、レクチャーイベントの実施、行政への都市利用提案などの実践を通じた、 建築と社会の関わり方、そして建築家の役割についてのリサーチをおこなっている。主な企画に「アートが街を表現する―循環するコモンズたちの都市―」(主催:森美術館、2018-2019)、「PARIS TOKYO – KENCHIKU ARCHITECTURE」(主催:パリ市都市建築博物館、2013)。参加展覧会に「BI-CITY BIENNALE OF URBANISM\ARCHITECTURE (SHENZHEN) 」(2019)「Still Moving」(主催:京都市立芸術大学、2015)「Adhocracy Athens」(主催:Onassis Cultural Centre、2015)。
津川恵理 TSUGAWA ERI
2013年京都工芸繊維大学卒業。2015年早稲田大学院修了。2015-2018年組織設計事務所勤務。2018-2019年文化庁新進芸術家海外研修員としてDiller Scofidio+Renfro (NY)勤務。2019年ALTEMY代表として独立。東京藝術大学教育研究助手、東京理科大学非常勤講師。鏡面風船を使用した都市実験 in NY, Kobe(2018,2019)、ポーラ美術館「Spectra-pass」(2021)、神戸三宮駅前さんきたアモーレ広場(2021)、YCAM「Incomplete Niwa Archives」展示制作(2021)などに従事。人の感性と社会を結ぶ建築を創造し、社会的な文化が生まれていくことを目指している。
授業詳細や申し込み方法は「遊びのアーバニズム 実践学」クラスページよりご覧ください。