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観劇プログラム第4回『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』を開催します

*定員に達したため、キャンセル待ち登録を受け付けています。詳細は下記「キャンセル待ちチケットについて」をご覧ください。

はじめに

GAKUでは、昨年度より演劇のクラスを開催しています。今年度の「新しい演劇のつくり方2022」では『三月の5日間』(チェルフィッチュ)を原作とし、生徒の皆さんが新たな物語の戯曲を書き、演出し、演じ、発表していく授業が進められ、先日成果発表の機会として公演が行われました。

このような取り組みと同時に、10代と演劇との出会いをもっと広げていきたいと考えています。そこで、同クラスの総合ファシリテーターでもあり演劇ジャーナリストの徳永京子さんによる観劇プログラムを開催します。参加者の皆さんと一緒に演劇作品を観劇したのち、ディスカッションを通じてそれぞれの心象を交わすことで、個々の演劇体験を深めていきたいと考えていきます。

今回は「新しい演劇のつくり方2022」で総合ディレクターを務めた岡田利規さん主宰「チェルフィッチュ」による最新作『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』を取り上げます。演劇作品を初めて観る方から熱心なファンの方まで、どなたでもご参加ください。

開催概要

日程:2023年8月7日(月)12:00〜16:30(予定)
会場:吉祥寺シアター及び吉祥なおきち(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22)
*観劇後のディスカッションを吉祥寺シアター隣接のカフェ「吉祥なおきち」にて行います。
対象:10代の方どなたでも
定員:10名
*先着順
料金:18歳以下:3000円/19歳:4500円
*料金には、観劇料金及び軽飲食代を含んでいます
[協力]チェルフィッチュ、吉祥なおきち

応募〆切日:8月5日(金)12:00

プログラム

この「観劇プログラム」では、演劇ジャーナリストの徳永さんがセレクトした公演を実際にみんなで観劇し、その作品の出演者や演出家の方々も交えながら、自由に感想を交わしていきます。感想といっても、上手くスムーズに言葉にする必要はありません。つまずきながらでも、それぞれが素直に自分自身のなかにある言葉をゆっくりじっくり探っていきながら、同じ場所同じ時間で同じ作品を観劇した体験における、個々の違いや共通項を見出していきながら、演劇を鑑賞する愉しさをじっくり味わいたいと思います。

観劇予定の公演

チェルフィッチュ『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』

作・演出:岡田利規
出演:安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、米川幸リオン
舞台美術:佐々木文美
音響:中原楽(LUFTZUG)
サウンドデザイナー:佐藤公俊
照明:吉本有輝子
衣裳:藤谷香子
舞台監督:川上大二郎(スケラボ)
舞台監督アシスタント:山田朋佳
演出助手:山本ジャスティン伊等(Dr. Holiday Laboratory)

日本語を母語としない俳優との創作がひらく「演劇と言語」の未来
いくつものリアリティが交差する、まだ見ぬSF演劇

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重大なミッションを果たすべく、イン・ビトゥイーン号が、四人の乗組員と一体のアンドロイドを載せて、宇宙を漂泊しています――

『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』では、内容的な〈リアリティ〉と形式的な〈リアリティ〉、どちらの〈リアリティ〉も複数、並列的に提示されます。

演劇において、舞台の上で、せりふがある言語で発される……。
そのことの意味・機能についても、『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』では複数のそれらが提示されます。

それは、あたかもマルチヴァースのようだ、と言えるかもです。

『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』は、「日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇」と聞いて多くの人がイメージするとおぼしきもの、とはおよそ異なるすがた・かたち・はたらきを備えた演劇作品です。

岡田利規
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ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクトについて
演劇は、俳優の属性と役柄が一致せずとも成立するものです。それにも関わらず、日本語が母語ではない俳優はその発音や文法が「正しくない」という理由で、本人の演劇的な能力とは異なる部分で評価をされがちである、という現状があります。
ドイツの劇場の創作現場で、非ネイティブの俳優が言語の流暢さではなく本質的な演技力に対して評価されるのを目の当たりにした岡田は、一般的に正しいとされる日本語が優位にある日本語演劇のありようを疑い、日本語の可能性を開くべく、日本語を母語としない俳優との協働を構想しました。
2021年よりチェルフィッチュはワークショップやトークイベントを通してプロジェクトへの参加者と出会い、考えを深めてきました。2023年3-4月にはこれまでのワークショップ参加者を対象にオーディションを実施、選ばれた4名とともに『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』を創作・発表します。
今後も活動を継続し、このような取り組みが他の作り手にも広がることで、日本語が母語ではない俳優たちの活動機会が増え、創作の場がより開かれた豊かなものになることを目指します。
(公式サイトより抜粋)

公演詳細はこちら

ファシリテーター


©宮川舞子
徳永京子
演劇ジャーナリスト。東京芸術劇場企画運営委員。せんがわ劇場演劇事業外部アドバイザー。読売演劇大賞選考委員。ローソンチケットのサイト『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。朝日新聞首都圏版に劇評執筆。著書に『我らに光を──さいたまゴールド・シアター 蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちからと共著)、『「演劇の街」をつくった男──本多一夫と下北沢』。

トークゲスト

トークゲストには、「チェルフィッチュ」主宰、演劇作家で小説家、GAKUの演劇のクラス「新しい演劇のつくり方2022」でも総合ディレクターを務めてくださった、岡田利規さんをお招きします。

©宇壽山貴久子

岡田利規
1973年横浜生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。主宰する演劇カンパニー・チェルフィッチュでは2007年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で上演。2017年には90年代生まれのキャストと共に”再創造”した『三月の5日間』リクリエーションを上演。ダンサー、ミュージシャン、美術家、ラッパーなど、様々な分野のアーティストとの協働を積極的に行い、現在は作曲家 藤倉大とのコラボレーションによりチェルフィッチュにて新作音楽劇を制作中(2023年ウィーン芸術週間にて初演予定)。近年では欧州の公立劇場のレパートリー作品や歌劇『夕鶴』(2021年)で初めてオペラの演出を手がけるなど、活動の幅をさらに広げている。
https://chelfitsch.net/

授業へのお申し込みに関して

GAKUの授業へのご参加を検討を下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。 下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申し込みフォームへお進みください。

授業お申し込みに関するご注意事項

 

お申し込み方法(先着順/8月5日 12:00〆切)

1)お申し込み
peatixページよりチケットをお申し込みください。お申し込み手続きが完了次第、ご受講確定となります。

2)詳細のご案内
GAKUよりメールにて、当日の集合場所や持ち物、注意事項等、授業の詳細をご案内をさせていただきます。
*お送りしたメールが迷惑メールボックスに入ってしまっている場合がございます。ご案内メールが届いていない場合は、お手数ですがご確認くださいますと幸いです。

お申し込みはこちら

*コンビニ/ATMでの支払い期限は、お申し込みから3日以内です。それまにご入金をいただけない場合はキャンセル扱いとなります。
*キャンセルの場合は、必ずご連絡をくださいますようお願い致します。
*ご入金後のキャンセルに伴うご返金は致しかねます。

キャンセル待ちチケットについて

1)キャンセル待ち登録のお申し込み
peatixページより、より、キャンセル待ちチケットをお求めください。

2)申込確認
お申し込み後3日以内にGAKUよりメールにて申込確認通知をお送りいたします。
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3)その後のご案内
8月3日(木)までにキャンセルが発生した場合、順次参加および料金のお支払い方法の詳細をご案内させていただきます。同日までに発生しなかった場合、その旨をご案内させていただきます。

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お問い合わせ

GAKU事務局
info@gaku.school(担当:杉田)