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「Flower Shop」づくりワークショップを開催します

はじめに

渋谷川のほとりに、2日間限定のフラワーショップが登場します。伊東建築塾とともに開講した建築のクラス「この町を大事に思えるキオスク」で生まれた当時16歳の生徒によるアイデア。それを実際に形にしてみるというものです。花市場から仕入れてくるお花もありつつも、地域の草花も一緒に並んで、お店そのものが、街の風景を現します。このショップづくりに参加してくださる10代の方を募集し、みんなでアイデアを実現していきたいと思います。

 

開催概要

日時:2024年3月16日(土)10:00〜14:00、17日(日)12:00〜15:00
*原則両日ともにご参加可能な方を対象としています。
*3月8日(金)18:00〜18:30ではzoomにて事前説明会を予定しております。ご参加が難しい場合はその旨お申し込みフォームの備考欄にてお知らせください。別途日程を調整致します。
場所:渋谷ストリーム3Fイベントスペース(東京都渋谷区渋谷3丁目21−3)
*「SHIBUYA SLOW STREAM」イベント内で開催します。イベントの開催時間は、それぞれ16日(土)13:00〜21:00、17日(日)12:00〜20:00になります。
対象:10代(中学生以上)
定員:10名程度
参加費:無料

[企画]平田里帆(「この町を大事に思えるキオスク」受講生)
[協力]fiore soffitta

お申し込みはこちら
*応募が定員に達したため、キャンセル待ちのお申し込みを受けつけています。

「この町を大事に思えるキオスク」授業レポートはこちら
「この町を大事に思えるキオスク」生徒作品一覧はこちら

 

プログラム

アトリエスタイルの花屋「fiore soffitta」さんも交えて、渋谷川のほとりの草花を摘んだり、Flower Shopのための空間をつくったり、実際に販売員として店頭に立ってみたり。「この町を大事に思えるキオスク」というものを実践していきます。

3月16日(土)10:00〜14:00
①アイデアの舞台となった渋谷川のほとりを訪れ、草花を摘もう(フィールドワーク)
②街の中に「Flower Shop」を立ち上げよう(空間演出)
③お客さんを迎え入れるためのしつらえを考えよう(看板・POPづくり)
3月17日(日)12:00〜15:00
④お客さんを迎え入れよう(販売)

 

メッセージ

渋谷川沿いをお花で鮮やかに、人で溢れる賑やかな場所にしたい。そんな思いから、移動式のお花屋さん「Flower shop」は始まりました。今回のワークショップのテーマである、「この町を大事に思えるキオスク」からたくさんのビルや植物の緑だけではなく、季節の感じやすい色とりどりのお花があればもっと華やかで鮮やかな素敵な街になると思い、お花屋さんのアイデアが浮かびました。実際にお花を自分で摘むことのできるお花屋さんになっているため、お花畑にいるかのような非日常やどこか懐かしい感じを味わって貰いたいです。仕事帰りに、自分へのご褒美に、大切な人に、ふと目にとまった素敵なお花を思いのままに摘んでみませんか。

平田里帆

 

昨日までのまちがパッと明るく、華やかになる平田さんの提案に僕はとても驚きました。透明で花が浮いているようで、また一方で見る角度によって周囲の景色や空、光を反射し、町の見方が変わる力を持っていると思います。アクリルでできた展示台はつんだり、かさねたり、人通りや太陽の光、周囲の環境に合わせて、その場で組み替えられるしなやかさがあります。町でその場でとれる草で生け花をされている活動にインスパイアされ、花屋でありつつ、その周辺に自生する草花を生けることはこの町そのものを受け入れ、育てていく生活者としての視点があります。彼女の思いが形になり、まちを驚かす瞬間にぜひ触れてみてください。

廣岡周平(「この町を大事に思えるキオスク」講師)

 

渋谷川のほとりに色鮮やかな草花が宙を舞い通りゆく人々や街をやわらかに包みました。そこに浸りぼーっとしていると、形は溶け、色は混じり、頭の中に新しい風景がぼんやりと現れて消えてゆき、姿が掴めない。平田さんの描く世界にはそんな蜃気楼のような魅力がありました。

佐藤敬(「この町を大事に思えるキオスク」講師)

 

インフォメーション


この町を大事に思えるキオスク
この町を大事に思えるキオスク。それは、世界的建築家・伊東豊雄さんが塾長を務める「伊東建築塾」と10代のためのクリエーションの学び舎「GAKU」が連携して展開したクラスの名称でありテーマです。講師は、PERSIMMON HILLS architectsの廣岡周平さんとKASAの佐藤敬さん。舞台は、渋谷川のほとりのエリア。15名の生徒が集まり2022年の秋から翌年の初春までの期間に11回の授業が開催されました。なお、本クラスのドキュメント冊子を「Flower Shop」の店頭にて無料配布を予定しています。
https://gaku.school/class/itojuku2022/

 


fiore soffitta
fiore soffittaは、ショップを持たないアトリエスタイルの花屋です。イタリア語で「屋根裏部屋」を意味するsoffittaという名前の通り、いつでもオープンしているショップとしてではなく“自分だけが知っている秘密基地”のようなアトリエで、その人のためだけにアレンジメントをお作りします。わたしたちが大切にしているのはどこかで見たことがあるようなものではなく贈る人と贈られる人、それぞれの個性が感じられるように、ひとつひとつ丁寧に作ること。そして、ただきれいなだけじゃない、好奇心をくすぐる遊び心と驚きです。ギフトとしてのアレンジメント、ウェディング、パーティやショップの会場装花はもちろん日常を楽しく飾るデイリーフラワーも承っています。
https://www.fioresoffitta.com/

 


SHIBUYA SLOW STREAM
渋谷川のほとりで、ゆっくり過ごせるように、ゆったり遊べるように。「SHIBUYA SLOW STREAM」は、そんな願いを持ち寄って、みんなでつくる催しもの。毎回テーマを変えながら、渋谷ストリーム前の広場から並木橋までのリバーストリートにさまざまな想いや逸品が集まります。
https://slow-stream.jp/

 

ワークショップに関するお問い合わせ

担当:佐藤海(GAKU事務局)
info@gaku.school