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トークイベント「Think of Fashion® Study」を開催します

GAKUディレクターで、4月から美術館では初となる個展「ここに いても いい」を控える山縣良和と、同展覧会のキュレーションを手がけた東京藝大准教授の宮本武典氏によるトークイベントがGAKUにて開催されます。10代に限らず、全ての年齢の方が対象です。是非、ご参加ください。

Think of Fashion® Study 005
GAKU+アーツ前橋 連携開催
山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口

日時:2024年3月8日(金)19時~20時30分頃 
※延長する場合がございますが、自由にご退出いただけます。
会場:GAKU(渋谷PARCO 9F)及びオンライン
料金;1,500円(一般)/1,000円(学生、オンライン視聴券)

[主催] FashionStudies®︎
[共催] ファッションビジネス学会+10Y研究部会
[後援] 前橋市
[企画協力] アーツ前橋
[会場協力] GAKU
[企画] 篠崎友亮(FashionStudies®︎)

お申し込み

主催者の公式サイトよりお申込ください。

登壇


山縣良和
writtenafterwardsデザイナー / coconogacco代表 / GAKUディレクター
1980年鳥取生まれ。2005年セントラル・セント・マーチンズ美術大学卒業。2007年、ファッションレーベル「writtenafterwards (リトゥンアフターワーズ)」を設立。「装うことの愛おしさを伝える」をコンセプトに、既成概念にとらわれない様々なファッション表現を試みる。2009年にオランダ・アーネム・モード・ビエンナーレにてオープニングファッションショーを開催。2015年には、日本人として初めて LVMH Prizeにノミネート。また、 デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「coconogacco(ここのがっこう)」を主宰。多くのデザイナーやアーティストが輩出し、2021年には、第39回毎日ファッション大賞 鯨岡阿美子賞を受賞。近年の主な展覧会出展に、2017年「装飾は流転する」東京都庭園美術館、2019年-20年「アジアのイメージ」東京都庭園美術館、2021年「ファッションインジャパン」国立新美術館、2023年「ミレーと4人の現代作家たち」山梨県立美術館など。
https://www.writtenafterwards.com/


宮本武典
キュレーター
1974年奈良県生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。海外子女教育振興財団の派遣プログラムでバンコク赴任、武蔵野美術大学パリ賞受賞により渡仏、原美術館学芸部を経て2005年に東北芸術工科大学へ。2019年3月まで同大学教授・主任学芸員を務め、東北各地でアートプロジェクトや東日本大震災の復興支援事業を牽引する。2014年に「山形ビエンナーレ」を創設しプログラムディレクションを3期にわたって手がけた(~2018年)。2019年に角川武蔵野ミュージアム(隈研吾氏設計)開館事業にクリエイティブディレクターとして参加。2022年4月より東京藝術大学美術学部准教授。2023年5月からは群馬県前橋市の公立美術館「アーツ前橋」のチーフキュレーターも務めている。
https://takenorimiyamoto.jp/

展覧会に関して

「ここに いても いい リトゥンアフターワーズ:山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口」
会期:2024年4月27日(土)〜 6月16日(日)
会場:アーツ前橋

神話などからインスピレーションを得た物語的コレクションで知られる山縣良和のファッションレーベル〈リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)〉。そのノスタルジックな表現は、〈装う〉心の純粋性を追求しながらも、3.11からの再生を祈った《The seven gods》、ファッション業界へのアイロニーを込めた《Graduate Fashion Show》、戦後と日本人の集団性をテーマにした《After Wars》、コロナ禍の都市を離れ無人島で描いた新しい人間像《Isolated Memories》など、資本主義社会や歴史観への問題提起を大胆に織り込み、常にファッションの領域をこえた注目を集めてきました。また、教育者としても知られる山縣はファッションの私塾〈coconogacco(ここのがっこう)〉を主宰し、参加する一人ひとりが生きる場所や社会を見つめ、「ここ」から独自の表現を立ち上げていく学びと実験の場をひらいています。

美術館で初の個展となる本展「ここに いても いい」では、リトゥンアフターワーズのこれまでの歩みを紹介するとともに、山縣が考える日本社会とファッション表現の〈いま/ここ〉を新作インスタレーションで浮かび上がらせます。「日々ニュースから飛び込んでくるウクライナとガザの悲劇、そして能登半島地震と、個人では消化しきれない歴史の大きなうねりの中で、いま自分が表現できるのはとてもパーソナルなこと」と語る山縣。“writtenafterwards”とは、〈あとがき〉や〈追記〉を意味します。ファッションを通して常に自己と社会に向き合ってきた山縣は、混迷が続く私たちの世界にどんなストーリーを書き加えるでしょうか。

*公式サイトより引用
https://www.artsmaebashi.jp/?p=19899