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オープンラボ「ファッションのつくりかた」を無料開催します

はじめに

ファッションディレクターの山口壮大さんと文化服装学院の学生によるプロジェクト「CULTURAL LAB.」と、ワークショップ型オープンラボ「ファッションのつくりかた」を開催します。

あえて「つくりかた」と言いましたが、もう少し言葉を加えていくと、「ファッションとの向き合い方を広げたり深めたりする方法」と言っても良いかもしれません。装うことが好き。気になる。考えていきたい。そういった「つくる」ということの手前にある気持ちを大切にしていくための取り組みでもあるからです。

それは「スタイリング」という言葉に置き換えていくこともできます。ひょっとしたら、ちょっと特別な言葉として感じられるかもしれませんが、「何かを想うこと」「選ぶこと」「組み合わせること」「身体を通すこと」そういったことは、私たちがみんな普段から行っていることでもあります。とはいえ、詩が、いつも話をしているあたりまえの言葉から生まれているように、いつものスタイリングを突き詰めて考えていくことで、それはやはりクリエーションというものに近づいていきます。

そこで、今回のオープンラボでは、「ラボ」と言うだけあって、スタイリングの可能性、そしてファッションの可能性といったものを、みなさんと一緒に探求していきたいと思います。

開催概要

日時:3月23日(土)11:00-14:00、24日(日)11:00-16:00、25日(月)11:00-16:00
会場:GAKU(渋谷PARCO 9階)、VCM MARKET BOOTH(渋谷PARCO 4階)、VCM GALLERY (渋谷PARCO 4階)
対象:ファッションに関心のある中高生
*原則中高生、全日参加可能な方に限ります。それ以外の方はお問合せよりご相談ください。
定員:10名程度
料金:無料
講師:山口壮大(ファッションディレクター)

[主催]CULTURAL LAB.、GAKU
[協力]VCM(Vintage Collection Mall)、渋谷PARCO、apartment

講師


山口壮大
1982年愛知県常滑市生まれ。文化服装学院(第22期学院長賞受賞)を卒業後、2006年からファッションディレクターとして活動開始。2012年渋谷PARCOで次世代型セレクトショップ「ぴゃるこ」をプロデュース。2015年「KANSAI YAMAMOTO」のクリエイティブディレクションを担当。2018年「CULTURAL LAB.」を始動。2021年「Dreams -to be continued- 高田賢三回顧展」のキュレーションを担当。2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会のメダルセレモニーの衣装デザインを担当。2023年「TOKYO CREATIVE SALON SHIBUYARUNWAY」ファッションディレクションを担当。


髙山エリ
文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリスト千葉浩子に師事。 2007年よりスタイリストとして雑誌や広告を中心に様々な分野で活動。 近年は俳優のスタイリングをメインとし、時折映画やドラマといった長編映像作品の衣裳も手掛ける。また、私生活では一人の高校生を被写体にした作品撮りをのんびりと行っている。

ワークショップ開催にあたり

ファッションには様々な向き合い方があります。
みんなが持つ感性が、みんながちがって、みんなが良いように。
ファッションへの向き合い方も、みんながちがう、、はずなのですが。
感性を育てること(もしくは生活を営むこと)に関心が集まりすぎてしまって、
ファッションへの向き合い方が、とても限られてしまっているように思っています。

3日間連続で行うこのオープンラボでは、みんなが持っている感性を大切にしながら、
ファッションへの向き合い方を体験し、実践することを通して、
自分の楽しみであるファッションが、他の誰かにも楽しんでもらえる、
流行へと繋がっていくことを体験してもらいます。

服が作れても、作れなくても。
ブランドのことを知っていても、知らなくても。
このラボでは何も関係ありません。

ファッションに興味のあるみんなと、
せっかくなので文化服装学院に通っている
僕が教えるゆかいな学生たちも集まって、
ファッションがどのように生まれ、
どのように伝わっていくのか。
即ち、“ファッションのつくりかた”を
伝える機会にしていけたらと考えています。

山口壮大(ファッションディレクター)

プログラム

スタイリングをするとして、何から選ぶのか。今回は、渋谷PARCOのヴィンテージショップにご協力を頂いて、「実際のショップでスタイリングをするという体験」を実現したいと考えています。「古着」とは、誰かが選び、受け継がれてきたもの。そのバトンの延長線上にあるクリエーションとしてのスタイリングに挑んでいきます。
*午前からの開講となります。途中で休憩時間を設けますので軽食をお持ちください。

第1回 導入
日時:2024年3月23日(土) 11:00-14:00
はじめに、山口さんのこれまでの活動や身近なブランドを参考に、ファッションへの幅広い向き合い方を学んでいきます。その後はペアになって、渋谷PARCO4階にある「VCM MARKET BOOTH」「VCM GALLERY」を巡り、お互いにアイテムをオススメして私服と組み合わせてスタイリング。その姿を撮影して発表していきます。誰かに選んでもらうことを通して、いつもとは違った自分の佇まいが立ち上がってくるかもしれません。クリエーションとしてのスタイリングの可能性を感じていきます。

第2回 練習
日時:2024年3月24日(日) 11:00-16:00
ファッションに興味を持ったきっかけや、スタイリングへのこだわりなど、お互いを知るための質問を準備して、前回と同じペアで話し合っていきます。その後は再び「VCM MARKET BOOTH」「VCM GALLERY」に行き、「まだ知らない自分」をテーマにお互いをスタイリング。その姿を撮影して発表していきます。対話を経た他の誰かからの贈り物のような提案は、普段の自分の枠を超えた思いもよらない発見があるかもしれません。クリエーションとして、またコミュニケーションとしてのスタイリングの可能性も感じていきます。

第3回 本番
日時:2024年3月25日(月) 11:00-16:00
スタイリングの可能性にふれる2回の授業を踏まえて、最終回は、セルフスタイリングに挑戦します。私服と組み合わせる服を「VCM MARKET BOOTH」「VCM GALLERY」でお借りし、「まだ知らない自分」を表現していきます。フォトグラファーによる撮影も話し合いながらすることで、スタイリングの世界観を1枚の写真作品に落とし込んでいきます(写真データは後日、提供します)。

授業へのお申し込みに関して

お申し込みにあたりましては、参加される生徒の保護者による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。 下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申し込みフォームへお進みください。

授業お申し込みに関するご注意事項

お申し込み方法

*定員に達したため、キャンセル待ちを受け付けています。
1)お申し込み
こちらのフォームよりお申し込みください。

2)申込確認
フォームの自動返信機能にて、予約確認のメールを送信しております。そちらが届きましたら、キャンセル待ちのお申し込みが完了となります。
*お申し込み後にメールが届かない場合は、大変お手数ではございますが、下記の問い合わせ先までご連絡をいただけますようお願い致します。(迷惑メールフォルダのご確認もお願い致します)

3)その後のご案内
開催10日前となる3月13日(水)までにキャンセルが発生した場合、順次受講のご案内させていただきます。同日までに発生しなかった場合、速やかにその旨をご案内させていただきます。

主催


CULTURAL LAB.
ファッションの可能性を拡張することを目的とした、ファッションディレクターの山口壮大と文化服装学院の学生有志による実験的なプロジェクト。電機メーカー「CASIO」と、必需品では無く嗜好品へと変化した電卓そのもののリブランディングを目的とした製品開発や、SDGsの全国への推進を目的に開催される「ESD推進ネットワーク 全国フォーラム」のポスター製作など、社会の潮流の中で日々変化する価値観をファッションの知見を元に提案している。
https://cultural-lab.tokyo/

協力店舗


VCM MARKET BOOTH
日本最大級のヴィンテージ総合プラットフォーム”VCM(Vintage Collection Mall)”が手がける、マーケット型のリアルショップ”VCM MARKET BOOTH”。 VCM MARKET BOOTHでは、複数ショップが融合したマーケット型の店舗となり、個性溢れる様々なヴィンテージショップが定期的な入れ替えにて展開され、それぞれの放つ世界観を一つの空間として楽しめる、ヴィンテージが集う複合空間となる。


VCM GALLERY
『VCM MARKET BOOTH』を運営する、VCMが手がけるギャラリースペース『VCM GALLERY』。 ヴィンテージの企画はもちろんのこと、VCMがセレクトする、ヴィンテージの概念と親和性のあるブランドやアーティスト作品などを、定期的に展開していくクリエイティブなスペース。 期間限定のポップアップショップ、アートやクリエイターによるイベントなど、普遍的で変わらない価値を伝える他にはない企画を『VCM GALLERY』から生み出す空間。 是非この場所から始まる新たなる企画、人と人との繋がりや後世に残る物との出会いを、どうぞお楽しみに。

お問い合わせ

GAKU事務局
info@gaku.school(担当:杉田)