REPORT

「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」第9回 製作③

製作のラストスパート
「まちの中の私とみんなの居場所 -対話を育むかたち-」は、世界的建築家・伊東豊雄さんが主催する建築塾「伊東建築塾」との第6期目の建築のクラス。講師は、昨年度に引き続きPERSIMMON HILLS architectsの廣岡周平さんとKASAの佐藤敬さん。今年度は西小山エリアを舞台に、「私とみんなの居場所」という言葉から空間のあり方を探求し、建築アイデアを構想していきます。

3月1日の第9回は、最終発表会前の最後の製作の時間となりました。それぞれにアイデアの模型を仕上げていくとともに、発表会に向けたプレゼンテーションの仕方についても検討を進めていきました。

模型を通して何をつくるのか?
それぞれの構想に形を与えていくものとしての、模型やスケッチ。それは単に「形をつくる」ということに留まりません。例えば廣岡さんは、「新しいことが起こるときや何かが変わるときには、そこに、そうなりうる予感や空気感のようなものが共有される。建築や空間をつくる上でも、そういうことがとても大切だと思っています。アイデアを通して何に向かっていきたいか。そのためにどのような空気感を生めると良いのか。そういうことを考えてみてほしい」と言います。また、「建築をつくることは、影をつくることとも言える」とも言い、形を通して何が生み出されうるか、という視点を強調していきます。

佐藤さんは「プレゼンテーションの仕方を考えることはもちろん大切だけど、説明することに意識が向きすぎてしまうと、『説明しやすい案』に寄っていってしまう可能性がある。うまく言葉にできなくても、おもしろい方に!現実を超えるためにこういうことをやっている。現実を超えるような案を、ぜひ考えてもらいたいです」と、アイデアをまとめていくフェーズにおいても発想を広げ続けていくこと、そのようなことを後押ししていく様子がとても印象的でした。

次回はアイデアの最終発表会
次回はいよいよ最終発表会。およそ3週間後です。模型を持ち帰り、自宅でさらに創作を進めるという生徒も。最終的にどのような提案になるのか、とても楽しみです。

撮影・執筆:佐藤海

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