REPORT

「Town Play Studies」第5回

「Town Play Studies(以下、TPS)」は都市と建築のクラス。建築家の海法圭さん、川勝真一さん、津川恵理さんと、東京理科大学理工学部建築学科西田研究室の学生の皆さんとともに、「“遊び”という身体的なコミュニケーションを使って、いかに主体的・創造的に都市にアクセスしていくか。」そんなテーマのもと、都市計画や建築デザインについての考察を深めていきます。GAKUを拠点にしながらも、渋谷の街全てが活動の舞台です。

今回の第5回目の授業テーマは「PLAYABLE CITY」。クラスのテーマでもある、「“遊び”という身体的なコミュニケーションを使って、いかに主体的・創造的に都市にアクセスしていくか」を本日は改めて実践していきます。

渋谷の街は坂が多く、高低差がある特徴的な地形を持っている。ということで、本日はその地形を生かして「たかおに」の坂バージョンのような、新しい「鬼ごっこ」に挑戦!山登りなどに使用される高低差を記録できるアプリ「YAMAP」を駆使してゲームを行ないました。決められた範囲内で「鬼以外は坂を登ってはいけない(平坦or下りしか歩けない!)」というルールの中、定期的にみんなの位置情報をチェックしながら行なう鬼ごっこは、鬼も逃げる人もなかなか難しい。作戦を練りながら行なうこともあり、自ずと街をみる視点が更新されていきます。

講師の海法さん、川勝さん、津川さんが考案した遊びをみんなで実践しながら、都市にアクセスしていくことを体験した前半5回の授業。今度はそれぞれがゼロから都市の中での遊びを生み出してみよう!次回以降に行なわれる授業では、生徒の皆さんそれぞれのアイデアから「PLAYABLE CITY」を実践し、都市での遊びに挑戦していきます。

予め誰かに全てを用意されて遊ぶような受動的なものではなく、それぞれが都市を面白く捉えて、主体的に遊びを生み出すことができれば、都市はもっと創造的で豊かなものになるのではないでしょうか。このクラスでは、これから建築デザインや都市計画にとって大切な、そんな「感性」が、授業からたくさん生み出されていっているように感じます!

 

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