「いきつけ都市論」第2回 フィールドワーク

有楽町で、「いきつけ」という街との関わり方を探求する
「intimacy lessons」のプロジェクトの一つとして実施する、都市デザインをテーマにしたクラス「いきつけ都市論」。有楽町エリアを舞台に、都市を「いきつけ」という視点から探求しながらクリエーションに取り組んでいきます。
9月27日(土)は第2回授業として、有楽町エリアでのフィールドワークを実施。「intimacy lessons」の3クラスが集って活動テーマを深めていった前回の「イントロトーク」を経て、クラスとしての活動が本格的にスタートしました。






じっくり歩いてみることで感じられること
「どんなクリエーションであれ、『つくる』の前に、そこに自分の想いを『宿す』ことが必要だと考えています。それは都市と関わる上でも同じこと。だからこそ、ここでは、それぞれの実感や気持ちを起点にしたいし、それをゴールにもしていきたい」と、本クラスの講師を務めるGAKU事務局長の熊井さんは言います。フィールドワークに行く前には、「長めの自己紹介」として、活動に向けたそれぞれの興味関心を分かち合う時間も設けられました。
フィールドワークでは、「なるべく検索機能を使わない」「心が動いたら、写真やスケッチで記録する(動かなかったらしない)」というルールをゆるやかに設け、2時間じっくり、各々で有楽町エリアを散策していきました。
丸の内、日比谷、大手町、銀座と、それぞれに特徴のある都市風景が密集しているこのエリア。その多様な側面に触れていきながら、「同じ『隙間』空間でも、居心地が良い場所とそうじゃないと感じる場所がある。その違いってなんだろう」「有楽町に来るといつも座ってしまうベンチがあって、今日も座ってしまった。特別気に入っているわけではないけど、行き場をなくした時にそこに足が向いてしまう。これはいきつけ?」「皇居をランニングしている人は、この道をいきつけだと思っているのだろうか」と、それぞれが都市と関わり合っていくための手がかりになりそうな気づきや発見が生まれていきました。

次回は、課題発表
今回のフィールドワークを振り返りながらそれぞれの都市体験を言葉にしてみる、ということが次回までの宿題になりました。「まとめすぎなくて大丈夫。むしろ、伝わらないかもというくらいで良いと思います。最初からわかりやすくしようとすると、どうしてもありふれた言葉になってしまう。自分が感じたことや考えたことをそのまま言葉にしてみよう」と、熊井さん。生徒の皆さんを後押しするようなコメントが贈られ、授業が締めくくられました。
撮影・執筆:佐藤海