REPORT

「グラフィックデザインの拡張」 第3回 タイポグラフィ

タイポグラフィという視点から都市を巡る
「グラフィックデザインの拡張」は、都市を舞台に視覚表現を探求するプロジェクト「都市へのユーモア」の一つとして開講するグラフィックデザインのクラスです。講師は、グラフィックデザイナー/アートディレクターの小池アイ子さん。机の前でPCを開いて作業するというよりも、街に身を置いて、そこにあるものからインスピレーションを得ることもグラフィックデザインの一環としてみなしていくこのクラス。街での偶然の発見を手掛かりに、ほぼ毎回の授業で即興的な創作を重ねていきます。

第3回はグラフィックデザインにおける文字の要素「タイポグラフィ」に着目。「A」から「Z」のローマ字、「0」から「9」の数字を手分けしながら日本橋で探して持ち寄っていきます。小池さんからは「一番身近な材料は自分の身体」というアドバイスも寄せられ、街に身を置く自分自身も一つのインスピレーションとして捉えながら、それぞれが街に出向いていきました。そして持ち寄られたのは、頭上に重なる電線やビルの輪郭、足元の植物やタイル、壁に沿ったパイプ、鏡に映る自分自身などの写真たち。並べてみると、都市の風景の中から一つひとつの文字が浮き上がってきます。「いつもとは違う視点だから、いつもより街で過ごす時間が楽しく感じられた」と街への新たな感触も同時に寄せられました。






(授業の前半は川辺でゆっくりランチを取る時間。それぞれの間合いで街と接していきます。小池さんが日本橋で見つけたお餅屋さんの差し入れも!)

撮影・執筆:杉田聖司(GAKU事務局)

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