REPORT

「グラフィックデザインの拡張」 第2回 モーショングラフィック

日本橋から新たな視覚表現を考える
「グラフィックデザインの拡張」は、都市を舞台に視覚表現を探求するプロジェクト「都市へのユーモア」の一つとして開講するグラフィックデザインのクラスです。講師は、グラフィックデザイナー/アートディレクターの小池アイ子さん。机の前でPCを開いて作業するというよりも、街に身を置いて、そこにあるものからインスピレーションを得ることもグラフィックデザインの一環としてみなしていくこのクラス。街での偶然の発見を手掛かりに、ほぼ毎回の授業で即興的な創作を重ねていきます。

初回授業として「都市へのユーモア」プロジェクトの2つのクラスが集いコンセプトを深めていった前回の「キックオフトークイベント」。続く第2回では、ロゴやポスターから、映像やスタイリングまで、小池さんのお仕事の数々がはじめに紹介されました。自らの手を動かしながら、多様な視覚表現を手がける講師の姿から、生徒の皆さんのグラフィックデザイナー像も更新されていくよう。小池さんのお話に耳を傾けていくと不思議と創作に向かう楽しさとともに安心感も生まれ、和やかな雰囲気の中で生徒の皆さんも実作に取り組み始めます。

今回は3秒程度の短い動画を撮影するモーショングラフィック。はじめに生徒の皆さんで「しりとり」をして、それぞれのお題を決めていきます。キックオフでは「クライアントから出される様々なお題に対して大喜利的な感覚で応答しています」と話していた小池さん。クラスでも創作の起点となるお題をランダムに設け、生徒の皆さんもそれぞれに応答していきます(今回は小池さんからGAKU事務局スタッフに投げかけられた「今日食べたものは?」という質問の答え「ポテチ」から始まり、「チョコ」「こま」「マスク」「くり」、、、と続いていきました)。最終的に生徒の皆さんがつくったモーショングラフィックは、日本橋の街で撮影したもの、教室の中だけで撮影したものの2つずつ。限られた条件や環境の中、それぞれの着眼、手ぐせ、好みがグラフィックの中に垣間見られ、新たな街の風景の発見にもつながっていきました。








 
撮影・執筆:杉田聖司(GAKU事務局)

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