REPORT

「東京芸術中学」第20回 真鍋大度さん(後半)

編集者・菅付雅信さんと15人の世界的クリエイターによる、「本物のクリエイティヴ」に出会うアートスクール『東京芸術中学』。2021年1月30日(土)の授業は、メディアアーティストの真鍋大度さんによる2回目の授業!

真鍋さんが10代の頃に熱中したものの中に、現在の活動のルーツをいくつも発見することができた前回の講義。今回はそんな前回を振り返りながら、10代の生徒の皆さんが「自分の好きなもの/こと」をテーマに制作した映像をzoom上で発表しました!

放課後に友達と踊ったダンス、一晩かけて変態していくクワガタ、ゆっくりと昇っていく朝日、ゲーム中のPCマウスの軌道など。発表には、生徒の皆さんのそれぞれの「自分の好きなもの/こと」をモチーフにした作品が勢ぞろい。中には、オリジナルで大好きなホラームービーを制作した生徒の方も!シナリオから撮影、編集まで全て手がけ、その映像の迫力にみんなグッと惹きつけられました。

「テーマのどこに惹かれているの?」「このカットのモノクロはどんな意味?」「BGMをわざと使わなかったのはなんでだろう?」作品を一緒に観た真鍋さんからはたくさんの質問が。制作を通して感じた自分の気持ちや表現の背景を、生徒の皆さんが自分自身の言葉で説明していきます。

「今回みんなが表現した「自分の好きなもの/こと」に正直でありながら、次のステップとして、これまでにどんな表現があってどんな表現がないのかをじっくりリサーチしてから、様々な表現に取り組んでみてください。オリジナルなもの。これがクリエーションにおいて最も大切な価値です。」(事務局の意訳です♩)真鍋さんからのこんなコメントで本日の授業は終了!

普段当たり前のように抱いている、でも、これからの自身のクリエーションのルーツとなる「好き」という気持ち。今回の課題は、そんな気持ちについてもう一度捉え直す、大切な時間となりました。

 

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