REPORT

「歓待としてのキュレーション(第2期)」第6回 アーカイブプロダクトの制作

多種多様な実践とアーカイブが一同に会する
インディペンデント・キュレーターの池田佳穂さんと共に開講している、アートキュレーションをテーマとしたクラス「歓待としてのキュレーション」。第2期となる今回は、多岐にわたるキュレーターの役割の中で特に「リサーチ」に重きをおきながら、都市を舞台に実践することを通して、キュレーションという営みの可能性を探求していきます。

3月1日(日)に開講した第6回では、このクラスの活動を通じて生徒の皆さんがそれぞれに実践を重ねてきた「キュレーション的リサーチ」のアーカイブを持ち寄って、このクラス全体としての活動アーカイブ「アーカイブプロダクト」の作成を進めていきました。

アーカイブを、ゴールではなくスタート地点にしたい
それぞれに実践を重ねていきながら、その中で感じ、考えたことを持ち寄ってみんなで深める。そのような時間を重ねながら、それぞれが自分なりのリサーチとアーカイブの「方法」を見出してきたこれまでの授業。その活動成果となる「アーカイブプロダクト」としては、それらの「方法」にアクセスできる、「ガイドブック」のようなパンフレットを作成することになりました。

具体的には、生徒一人ひとりが自分の実践について語るインタビュー動画や、それぞれのリサーチのアーカイブとして作成されたデジタルフォトブックや日記、エッセイ、リファレンスを一覧したリスト、さらに、授業の一環として収録された講師陣による講義ビデオまで。「歓待としてのキュレーション」の一連の活動を通して生まれた多種多様なアーカイブが紙面上で一同に会し、リンクから飛んでいくことを誘います。

今回の授業では、その詳しい収録内容をみんなで相談しつつ、生徒一人ひとりへのインタビュー撮影を行いました。クラスとしての活動は一区切りでありながら、実際に話を聞いてみると、中には既に別の場所で独自に実践を重ねていたり、今後の展望を見据えていたりとそれぞれに継続させていこうとしている方も多く、とても印象的でした。活動の振り返りであり、それぞれの新たな活動への出発地点としてのアーカイブ。これまでの活動の中で池田さんと熊井さんが強調していた「オープンエンド型のリサーチ」というあり方が改めて腑に落ちるような感覚でした。

次回は、「アーカイブプロダクト」のお披露目
2025年11月からおよそ半年間にわたり活動を進めてきたこのクラスも、いよいよ次回が最終回。完成した「アーカイブプロダクト」としてのパンフレットを携えて、実践の舞台の一つとなった渋谷川沿いで行われるイベント「shibuya slow stream」に生徒の皆さんと共に出展します。「アーカイブプロダクト」の配布と共に、生徒の皆さんそれぞれに考案された「キュレーション的リサーチ」の活動を展開し、実践の延長線上で活動成果のお披露目を行っていきます。

追伸
今回の授業では、アート/文化メディアの「+5(プラスファイブ)」さんが取材にきてくださり、活動の様子を撮影してくださいました。記事が公開されましたら、GAKUウェブやSNSにてご案内します。ありがとうございました!

撮影:桐惇史(+5)
執筆:佐藤海(GAKU事務局)

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