新しい演劇のつくり方(第4期)第3回

野川での感覚を持ち寄る
GAKUが2020年より開講している演劇のクラス「新しい演劇のつくり方」。これまで3期の開講を通じて、多様な演劇の作り手の方々を講師に迎え、経験を問わず様々な10代が集まる機会を大切にしながら、まさに「新しい演劇のつくり方」を探求していきました。今期は講師に今野裕一郎さん(映画監督、演出家、「バストリオ」主宰)を迎えています。
10月26日(日)、3回目の授業となる今回は、前回の散歩を振り返りながら、それぞれが持ち帰った一人ひとりの感覚を今一度クラスに持ち寄ります。また、これからの活動拠点となる六本木での散歩も。自分の感覚を研ぎ澄ませる。自分なりの着眼を得る。それを分かち合う。創作の起点を探っていくプロセスを重ねていきました。



耳を傾け合う時間
前回授業で生徒の皆さんが撮影した写真を囲みながら、一人ひとりの散歩を通じた着眼をまず発表していきます。発表にあたり今野さんからは「自分にとってはなんでもないこともここでは伝えてほしい。誰かにとってはそれも発見になるかもしれない」というコメントが贈られます。
拾った傘の柄から物語を感じた。川辺の土と街のコンクリートは硬さが全然違って疲れてしまった。ポツンと立つ高いビルから幼少期の記憶を思い出した。発表ではそれぞれの経験が持ち寄られました。写真、モノ、スケッチ、など、お土産のように様々な要素が机に並べられている様子も印象的でした。
それぞれの発表に対して、今野さんや生徒の皆さんは真剣に耳を傾けます。耳を傾け合う。分からないとしても他者の感覚を受け止めようとすること。次第に、場が温まっていくものを感じます。




つくってないようでつくってる
前回の散歩の発表を経て、今回はグループで六本木周辺も散歩していきました。発表の時間では、言葉にできないものを大切にしたいからこそ、すぐには言葉にしないでおく、あるいは、だからこそ言葉にすることを頑張ってみる、そんな生徒の皆さんの様子が見られます。一方で、「ついつい話にオチをつけたくなっちゃう」「話をグループでひとつにまとめたくなっちゃう」という声に対して、大切にすべきものが削ぎ落とされないように「話を聞いてくれる人を信じてみる」といった言葉が掛けられます。
個であること。集団であること。それが同時に成立すること。集団創作としての演劇の難しさや面白さ。少しずつ、議論が深まっていくように感じます。さらには、演劇をつくっていないようで、つくっている、つくっているようで、つくっていない、という不思議な感覚も訪れます。次回も六本木での「散歩」を通じてその創作を続けていきます。
【リフレクションノート】
このクラスでは、文章やイラストや写真など、形式を問わずに生徒の皆さんの持ち回りで順番にリフレクションノートを提供してもらっています。それぞれの生きてきた経験。授業に参加して味わった体験。その体験が終わったあとの体験。さまざまな経験と体験が連なりながら、このクラスが進んでいきます。
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10/26(日)「新しい演劇のつくり方」第3回
今日は、雨が降ったり止んだり、 中途半端な日だった。演劇の授業があるからと、気合を入れてめずらしく休みの日に早起きをした。あやめちゃんに会えるかな、とワクワクしながら行ったけど、残念ながらあやめちゃんは居なかった。あ、もちろん、他のメンバーに会うのも楽しみだったけど。
実は、今回の授業で野川の散歩の日の振り返りというか感想を読んだら「いいね」と言ってもらえた。「次の授業で『前回のあらすじ』的な感じの振り返りを発表?してほしい」って言われたから、今日の授業のことを中心に書いてある。
みんなで丸くなって、中心に写真を並べたら、なんだか刑事ドラマのワンシーンみたいだねって誰かが言ってて、刑事も写真を眺めたりするんだな。と思った。私は見たことないから、親子丼のイメージしかなかった。刑事ドラマ見てみることにする。面白そうだと思った。
一人づつ感想を言っていったんだけど、3分喋るのって案外難しいもんなんだなぁと思った。みんなの言ってたことで気になったことを書き出してみる
・2つの視点 「ポスターにしたらかっこいいだろうな」ていう視覚的な美しさ
・「これからなにかはじまりそう」ていう感覚的に少し面白違うだなって思う視点
・何かの跡だれかが居た形跡を感じていた
・蚊には地域分布?があるらしいあと、コンクリートにもなんかあるって言ってた。
・土を踏みしめてから、コンクリートを踏みしめると、コンクリートが激固に感じる。これはあんまり感じなかった…汗、私も感じてみたい。
あとこれは、今野さんが言ってたことだけど、「これは出さなくても良いかもなと思う、何でもないことも、こういう話し合いの場ではどんどん出していこう」「自分では何ともないと思ってたことも、出してみたら意外と話が盛り上がったり、誰かが反応してくれたりするから」
私は「すごいことがあった!!」と思ってみんなに伝えたくても「何でもない」って言うことが多いから気をつけよwww
まあそんなかんじでみんな発表し終えて、休憩時間にクッキーを出したら、すごい喜んでくれて、本当にうれしかった。作ったクッキーに自信があった訳じゃないから、不評だったらどうしようとか心配してたけど、次回からは胸を張って、持ってこようかな。
ここで、一旦、書き疲れたから、心瑛の個人的大ニュースを発表したいと思う。
①あおちゃんまぢでおもろい。
→こんなに喋るんや。って思ってびっくりしてたら、話すテンポが心地良くていつのまにか引き込まれてた。話の引き出しがとにかくおもろい。全部空けてあおちゃんの頭をのぞきたくなった。
②私って結構自分持ってるのかも。ちょっときもいか
→良く考えてみたら、自分が自分を持ってるかどうかってどう判断してるんだろうか。とか、自分が自分を持つって何だろうかとか考えちゃって、きりがないから、このまま生きてみようかなと思う。
③人に話し掛けるのは普通じゃないらしい
→私にとって、人はスマホみたいなものだから話しかけられなくなったら禁断症状がでるかも。だって、みんなは道が分からなくなったらスマホに、聞いたり、分からないこととか、気になることもスマホに聞くでしょ、あたり前に。私はスマホがないから、人に聞くのが当たり前だから、びっくりされてびっくりした。
④ すずさんが、みんなの好きな曲でプレイリストをつくってきてくれた
→まめな性格っていうのはきっとすずさんのための性格なんだと思う。
⑤ねずみもちって毒草らしい。
→昔、幼稚園のブルーベリーみたいに食べてたけど、よく無事だったな。って思ったけど、お母さんに聞いたら、 食べてたおれたらしいと発覚。申し訳ございませんでした。
とりあえずこのくらいで。
六本木散歩であったことはもう十分発表したと思うから、聞いてる途中に思ったことを書いてみる。
今回、3人ずつのグループに分かれた。まず、しまむーたちのグループの発表。ふんふん。散歩中から発表について話しあっていたらしい。なんか、六本木のプレゼンみたいで面白かった。人間はわざわざ自然をとっぱらって人工物を作って、そこに自然を人工的に取り入れている。たしかにな。それが人間らしさだなって感じれる感性がうらやましすぎた。途中から話が入ってこないくらいまるこくんの話を聞いてるときの仕草が面白かった。こっちは真剣に話を聞いてるっていうのに。
次はすずさんたちのグループ、それぞれが見たものとか、面白かったものを沢山持ってて、聞いてほしい!!って感じが伝わってきた。一緒に散歩してたけど、その中で話し合ったりはしてなさそうな感じがして、それもそれで楽しそうだなって思った。今野さんが、スマホがなかったらどうしてたのかな、って言ってて、たしかになって思った。きっと、スマホがなかったら景色の話じゃなく、その時話したことの話を沢山したんじゃないかなって勝手に考えてた。多分、スマホがなかったら必然的にスマホカメラじゃなくて、その場にいるその人に感情を共有したくなるから。「でも私は」とか、「そういえば…」とか、話がどんどんひろがって景色なんてどうでも良くなっちゃうと思うので。
感じたことはまだまだあるけど、多分そろそろつまらなくなってきてると思うから、あと1個だけにしとこ。うーん、1個には決められないからやっぱこれでおわり。
あ。SLどこにあるのか知りたい。