観劇プログラム第7回『おわるのをまっている』を開催します
はじめに
GAKUでは、2021年度より演劇のクラス「新しい演劇のつくり方」を開講しています。7月に3期目を開講し、チェルフィッチュの『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』(作・岡田利規)を原作に、中高生の皆さんが新たな物語の戯曲を書き、演出し、演じ、発表していく授業が進められています。
このような取り組みと同時に、10代と演劇との出会いをもっと広げていきたいと考えています。そこで、同クラスの総合ファシリテーターでもあり演劇ジャーナリストの徳永京子さんによる観劇プログラムを開催します。参加者の皆さんと一緒に演劇作品を観劇したのち、つくり手の皆さんも交えたディスカッションを通じてそれぞれの心象を交わすことで、個々の演劇体験を深めていきたいと考えていきます。
今回は「新しい演劇のつくり方」(第2期)で講師を務めた山田由梨さんによる劇団「贅沢貧乏」の最新公演『おわるのをまっている』を取り上げます。演劇作品を初めて観る方から熱心なファンの方まで、10代の方ならどなたでもご参加ください。
観劇プログラム開催に寄せて
演劇をつくっているほとんどの人は、観た人の感想をとても大切にします。時には、公演中の作品のせりふや演出を変更するぐらいに(それを出来るのが映画との違いです)。ところが世の中にはなんとなく、正解はつくり手が持っているというイメージがあります。演劇に限らず芸術に正解はありません。正しい扉を探すのではなく、何枚も扉を開けて奥に進んでいく。その鍵は言葉です。同じ作品を観た人、作品をつくった人と同じ場所で、自分の感じたことを言葉にする、違う意見を聴く。その時、観ることもクリエーションになります。その練習を、一緒にしてみませんか。
徳永京子(演劇ジャーナリスト)
開催概要
日程:2024年12月7日(土)13:00〜17:30
*100分(目安)の観劇時間が含まれます
会場:世田谷パブリックシアター シアタートラム(東京都世田谷区太子堂4-1-1)
対象:10代の方どなたでも
定員:10名
*先着順
参加費:18歳以下 1,000円/19歳 3,500円
*本公演のチケット料金設定が適用されています
持ち物:年齢を証明できるもの(生徒証や保険証等)
[主催]GAKU
[協力]贅沢貧乏、世田谷パブリックシアター
お申し込みはこちら
*Peatixサイトの仕様により、一部対応していないブラウザがございます。推奨環境については、こちらよりご確認ください。
【応募〆切日:12月5日(木)23:59】
プログラム概要
この「観劇プログラム」では、演劇ジャーナリストの徳永さんがセレクトした公演を実際にみんなで観劇し、その作品の出演者や演出家の方々も交えながら、自由に感想を交わしていきます。感想といっても、上手くスムーズに言葉にする必要はありません。つまずきながらでも、それぞれが素直に自分自身のなかにある言葉をゆっくりじっくり探っていきながら、同じ場所同じ時間で同じ作品を観劇した体験における、個々の違いや共通項を見出していきながら、演劇を鑑賞する愉しさをじっくり味わいたいと思っています。
観劇予定の公演
贅沢貧乏『おわるのをまっている』
作・演出:山田由梨
出演:綾乃彩、薬丸翔/大竹このみ、田島ゆみか、青山祥子、武井琴/銀粉蝶
派遣社員のマリ(綾乃彩)は、会社員のヨウ(薬丸翔)と共に暮らしている。マリは現在鬱(うつ)状態にあり、休職中。
そんな中、ヨウが1ヶ月ほど海外出張へ行くことが決まる。気分転換にもなるし鬱もよくなるかもしれないからとヨウに誘われ、マリは一緒に行くことにする。
しかし、滞在先のホテルは少しおかしなホテルだった。隣室には猫を探し続けている女(銀粉蝶)や、掃除をしても綺麗にならない掃除係、記憶にない昔の友人が現れる。マリはそんなものたちに煩わされながら、部屋にぽっかりとあいた穴に気づき──。
(公式サイトより抜粋)
公演詳細はこちら
*本作品には、うつ病に関する描写がございます。フラッシュバック等のご不安がある方には、戯曲データを事前にお送りいたします。ご希望のお客さまはお問い合わせください。
ファシリテーター
©宮川舞子
徳永京子
演劇ジャーナリスト。東京芸術劇場企画運営委員。せんがわ劇場演劇事業外部アドバイザー。読売演劇大賞選考委員。ローソンチケットのサイト『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。朝日新聞首都圏版に劇評執筆。著書に『我らに光を──さいたまゴールド・シアター 蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちからと共著)、『「演劇の街」をつくった男──本多一夫と下北沢』。
トークゲスト
トークゲストには、「贅沢貧乏」主宰で作家、演出家、俳優の山田由梨さんをお招きします。山田さんはGAKUの演劇のクラス「新しい演劇のつくり方(第2期)」でも講師を務められました。
©Kengo Kawatsura
山田由梨
作家・演出家・俳優。1992年東京生まれ。立教大学在学中に「贅沢貧乏」を旗揚げ。俳優として映画・ドラマ・CMへ出演するほか、小説執筆、ドラマ脚本・監督も手がける。贅沢貧乏『フィクション・シティー』(17年)、『ミクスチュア』(19年)で岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。セゾン文化財団セゾンフェローI。主な担当ドラマにNHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」脚本、WOWOW「にんげんこわい」シリーズ脚本・監督など。
*トークゲストは予告なしに変更になる場合があります。その場合には、本作に携わっているクリエーターが登壇予定です。
授業へのお申し込みに関して
GAKUの授業へのご参加を検討を下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。 下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申し込みフォームへお進みください。
お申し込み方法(先着順/12月5日 23:59〆切)
1)お申し込み
peatixページよりチケットをお申し込みください。お申し込み手続きが完了次第、ご受講確定となります。
2)詳細のご案内
GAKUよりメールにて、当日の集合場所や持ち物、注意事項等、授業の詳細をご案内をさせていただきます。
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お申し込み(peatixページ)はこちら
*コンビニ/ATMでの支払い期限は、お申し込みから3日以内です。それまでにご入金をいただけない場合はキャンセル扱いとなります。
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お問い合わせ
GAKU事務局
info@gaku.school(担当:杉田)