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【無料開催】「花あそ部」特別授業『花と歌』を開催します


GAKUで開講している花いけのクラス「花あそ部」の特別授業を単発開催します。今回のテーマは、「花と歌」。是非ご参加ください。

 

はじめに

人はなぜ、花をいけるのか?
花をいけることの原点が、どこかにある。
その原点がいったい何なのかを探るために、
わたしたちは皆さんと共に、創造の森を旅することにします。
何かを見つけることができるならば、それはとても素敵なことです。
ほんの少しでも、心が揺さぶられたら、それはとても嬉しいことです。
花をいけながら、一人一人がいろんなことを感じられる場をつくりたいと思います。

 

特別授業「花と歌」

平安時代の日本では、
ことばを交わす代わりに歌(短歌)に花を添えて贈られました。
中世のアラビアでは、手紙の代わりに花がやりとりされたそうです。
ひとは長い歴史の中で、
ことばにできない思いを花や歌に込めて贈りあってきました。

そして2022年秋。
敬老の日に向けて花いけジャパンプロジェクトと歌人 岡野大嗣氏がコラボレーション。
「花と歌」の特別ワークショップを開催します。
朝日新聞社メディア研究開発センターが開発した話題の「短歌AI」も活用しながら
10代の参加者がおばあちゃん・おじいちゃんへの気持ちを見つめ、
その想いを花いけと短歌というカタチで表現するための機会をお届けします。

 

メッセージ

にわかには共有できないあなただけの祖父母への思いを、31音の「うた」に収めてみませんか。

わたしたちの感情は、喜・怒・哀・楽の四色だけでは表現できないもの。それぞれのあわいには無段階のグラデーションがあります。これまで気づかずにいた、気づいていたけどなかったことにしてきた祖父母への思いを静かに抱きとめて「うた」にする。そんなワークショップにしたいと思っています。

短歌は初めてという方もぜひ。どんな表現を志す方にも得るものがあるはずです。お会いできる日を楽しみにしています。

歌人・岡野 大嗣

 

開催概要

日程:2022年9月18日(日)
時間:①11:30〜14:30 / ②16:00〜19:00 *各回180分
会場:GAKU(渋谷PARCO 9階)
対象:原則10代の方どなたでも
定員:各回10名程度 *先着順
参加費:無料
主宰:国産花き需要拡大推進協議会

応募締め切り:8月31日(水)
*コロナ感染拡大状況により、開催延期の可能性があります

 

主宰

国産花き需要拡大推進協議会
「花のある豊かな社会」を実現するために、花の新たな需要を創出し、日本の花き園芸文化の振興に取り組む花業界の有志団体。生活者の消費動向やライフスタイルの変化から仮説を導き、ホームユースやギフトユースにおける花の新たな需要を創出するための様々なプロモーション、コミュニケーション活動に取り組んでいます。

 

企画


一般社団法人 花いけジャパンプロジェクト
日本の花文化にとって、いまの時代にふさわしいかたちとは何かを考え、「花いけバトル」というかつて前例のないアプローチで取り組むプロジェクトを全国各地で仕掛けているのが、花いけジャパンプロジェクトです。「花いけ」の素晴らしさを一人でも多くの人たちとわかちあいたい。花いけの魅力をわかりやすく伝え、感じることができる場づくりは、日本の伝統的な花文化が、知らず知らずのうちに見落としていた大切なモノやコトを拾い上げるアクションとなり、日本の花文化の振興に大きなインパクトを与えながら、今日に至っています。2017年「日本フラワービジネス大賞」受賞(農林水産省)、2018年イベントアワード「日本イベント大賞」受賞(経済産業省)。

 

講師


岡野 大嗣 Daiji Okano
歌人。2014年に第1歌集『サイレンと犀』、19年に第2歌集『たやすみなさい』(ともに書肆侃侃房)を刊行。18年、木下龍也との共著歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、19年に谷川俊太郎と木下龍也との詩と短歌の連詩による共著『今日は誰にも愛されたかった』、21年に第3歌集『音楽』(ともにナナロク社)を刊行。21年、がん経験者による歌集『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』(左右社)を監修した。関西の月刊誌「MeetsRegional」で「レッツ短歌!」 連載中。 反転フラップ式案内表示機と航空障害灯をこよなく愛する。

 

協力

朝日新聞社メディア研究開発センター
人工知能を始めとする先端メディア技術と、新聞社ならではの豊富なテキストや写真、音声などの資源を活用し、社内外の問題解決を目指すとともに、自然言語処理や画像処理など先端技術の研究・開発を進める。これまで言語モデルの創造的な分野における応用として、アートブックフェアや美術館への作品制作・展示を行うとともに、最近では著名な歌人らの協力を得ながら「短歌AI」の開発にも取り組んでいる。

 

プログラム

ワークショップが開催される9月18日は、敬老の日の前日。
10代の参加者と共に、おじいちゃんおばあちゃんへ、ふだんは言えない気持ちを伝えるための「花と歌」をつくります。
*短歌づくり・花いけが未経験の方も大歓迎です。
*ワークショップでの制作物はお持ち帰りいただけます。ぜひ、大切な方へ届けてください。

「歌」のパート
歌人 岡野大嗣氏を講師に迎え、
おじいちゃん・おばあちゃんとの思い出や記憶をたどりながら、
自分だけの短歌をつくっていきます。
朝日新聞社メディア研究開発センターが開発した話題の「短歌AI」のツールも活用し、自分の感じたことを、自分だけの言葉で表現することをめざします。

「花」のパート
おじいちゃんおばあちゃんとの思い出や記憶、つくった短歌をもとに花をいけます。“たて書き”で言葉をつむぐ短歌と同じように、“たて花”というスタイルで、小さな器の上に花を選び、立て、自分だけの想いを表現していきます。

 

ご応募にあたって

ワークショップ開催に先立って、岡野大嗣氏による事前講義(オンラインにて開催)と、事前課題を予定しています。詳細については、応募の締め切り後、ご案内をさせていただきます。

 

お申し込み方法(先着順)

1)お申し込み
peatixページより、ご参加を希望される回のチケットをお申し込みください。お申し込み手続きが完了次第、ご受講確定となります。

2)詳細のご案内
申し込み締め切り後、事前講義および課題のご案内をお送りします。
*お送りしたメールが迷惑メールボックスに入ってしまっている場合がございます。ご案内メールが届いていない場合は、お手数ですがご確認くださいますと幸いです。

 

お問い合わせ

GAKU事務局
info@gaku.school(担当:佐藤)

 

これまでの授業の様子

「花あそ部」これまでの授業レポートはこちら