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「歓待としてのキュレーション」活動記録冊子が完成しました

アートキュレーションをテーマとしたクラス「歓待としてのキュレーション」の活動をまとめた日英バイリンガル冊子が完成しました。キュレーションを歓待、つまり「新しかったり異質だったりするアイディアや存在を迎え入れることで、未来を拓くこと」として捉え、およそ半年間にわたり都市を舞台に開講されたこのクラス。冊子では、その一連の活動の様子や生徒の皆さんのアイデアと共に、メイン講師であるインディペンデントキュレーターの池田佳穂さんと共にこれまでの実践を振り返る対談を収録しています。

【巻頭文】
歓待としてのキュレーション
curation as hospitality

新しかったり異質だったりするアイディアや存在を迎え入れることで、未来を拓くということ。

美術館やギャラリーなどで、現代アートの研究や展示イベントや教育活動を行うキュレーターのしごとの本質には、そのようなものがあると思います。その本質を掴んでいくと、その仕事の場は、美術館やギャラリーに限定されるものではなくなっていきます。

それぞれのわたしたちの暮らしから、社会や世界に働きかける。歓待としてのキュレーションでは、そのようなことを実践し、成果展示「渋谷で『いきいき』生きるためのレシピ」を開催しました。

この書籍は、この一連の活動を改めて振り返ることでその意味や意義を捉えて深めていき、それをできるだけ多くの方々にご紹介していくことを趣旨としています。これからのまちづくり、アート・クリエーション教育の醸成の一助になることができれば、この上ない喜びです。

熊井晃史(GAKU事務局長)

【目次】

インフォメーション ・・・P.2
授業プロセス ・・・P.23

渋谷で「いきいき」生きるためのレシピ ・・・P.30
言葉を手放す、言葉を拾うレシピ 生澤龍之介
都市の中で組体操しようよのレシピ 鈴木日菜多
いきいき散歩するためのレシピ 岩田美咲
第六感を目覚めさせて身体の感覚を取り戻すレシピ 大貫桃加
はだかの王様のレシピ 中島ひまり
共同夢のレシピ 細井昇平
ようせいさんの住処のレシピ 山﨑凪紗
夕方、渋谷上空で呼吸するレシピ  清水紗京
一時的なときほぐしのためのレシピ 高口聖菜

リフレクション ・・・P.87
偶然や他者にひらかれたキュレーション
アートエキシビションはソーシャルプレイグラウンドである
シャルジャ・ビエンナーレ
都市で生きるということがアートや批評性を帯びてしまう
切実なものの扱い方
納得できる怒られ方
アートとは何かをあえて定義しない、キュレーションには意思を込める

リフレクション(英訳) ・・・P.97

【クレジット】
発行:GAKU
ディレクション/編集/執筆:熊井晃史(GAKU事務局長)
デザイン/制作/執筆協力:佐藤海(GAKU事務局)
写真:吉田陽馬(GAKUインターン)、佐藤海(GAKU事務局)
翻訳:松村ひなた(GAKU事務局)
翻訳協力:池田佳穂(インディペンデントキュレーター/「歓待としてのキュレーション」メイン講師)

2025年8月18日 発行

配布先について

冊子は現在、GAKU(渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 9F)にて無料配布中です。なお、GAKUは自習室として毎週木曜日(15:00-20:00)に開放していますので、その機会に是非お立ち寄りください。

さらに、本冊子を国内外のアート拠点に配架をしていくことで、取り組みの意義や価値をより広く社会に届けていきたいと考えています。設置してくださるギャラリーやスペース、店舗の方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。配架情報はGAKUウェブやSNSで情報発信をしていきますので、引き続きご関心をお寄せいただけますと幸いです。

配布等に関するお問い合わせ先

info@gaku.school
(担当:GAKU事務局 佐藤海)