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「新しい演劇のつくり方(第3期)」成果公演及びアフタートークを開催します


はじめに
演劇のクラス「新しい演劇のつくり方(第3期)」成果公演及びアフタートークを、3月9日(日)に開催します。

戯曲の執筆・演出・演技・美術など、本格的な創作プロセスを経る中で、演劇という集団創作ならではの可能性や難しさに向き合いながら10代が自分たちの手で完成させた作品のタイトルは『I/We am/are Starvin』(『わたし/わたしたちは、飢えている』)。舞台は地方の寂れた遊園地。今はそれぞれの生活を送る元バンドメンバーたち、付き合いたての高校生カップル、幼い女の子とその両親、一人ぼっちのおじいさん。チグハグな登場人物同士のすれ違いと交わり。それぞれの分かち合えなさと、分かち合えるもの。様々な要素が同時に立ち上がっていきます。

3期目となるこのクラスは、総合ディレクターに岡田利規さん(チェルフィッチュ)、担当講師に西尾佳織さん(鳥公園)、三浦直之さん(ロロ)をお迎えし、戯曲執筆の起点には、チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』が用いられています。約8ヶ月という時間をかけて創作された作品の上演後には、その創作を担った10代と西尾さん、三浦さん、岡田さんによる、アフタートークも行います。「新しい演劇のつくり方」と題されたこの取り組み。それはどのように可能なのか?10代の渾身のクリエーションを振り返るとともに、そういった考察も深めていければと思います。

公演概要
『I/We am/are Starvin』
作:新しい演劇のつくり方(第3期)受講生 / 西尾佳織(鳥公園)
演出:新しい演劇のつくり方(第3期)受講生 / 三浦直之(ロロ)
出演:新しい演劇のつくり方(第3期)受講生 / 大貫桃加(GAKU)他

日程:2025年3月9日(日)
時間:開場 13:30/開演 14:00
*終演後、1時間程度のアフタートークを予定しています。
会場:Kant.(東京都港区六本木4-8-5 和幸ビル4階)
入場:無料

観劇のお申し込みについて
*定員に達したためキャンセル待ち受付を行っています。

1)キャンセル待ちのお申し込み
こちらよりお申し込みください。

2)その後のご案内
3月5日(水)までにキャンセルが発生した場合、順次ご案内させていただきます。同日までに発生しなかった場合、速やかにその旨をご案内させていただきます。

対象:10代〜20代前半、演劇活動をされている方々、演劇に関心のある方々

アフタートーク
個でありながら、共にあること。個人の創作を、集団の作品としていくこと。そこには、様々なジレンマが付きまといます。そして、演劇特有のその矛盾するような気持ちを抱えながら、クラスが進められてきたことも確かなところです。集団創作のジレンマと、一人ではないからこそ出会える喜び。同時に両方とどのように向き合っていくのか。「新しい演劇のつくり方」とはどのようなものか。絶対的な正解がない問いの前には、誰もが平等であるはずです。一度限りの本番を終えて、生徒の皆さん、西尾さん、三浦さん、岡田さんとで振り返り話をしてみます。(終演後1時間程度を予定しています))


*写真は昨年度開催「新しい演劇のつくり方」トークイベントの様子です

授業風景
クラスは昨年7月から開講し、前期は西尾佳織さんと戯曲の執筆、後期は三浦直之さんと演出と演技に取り組みました。クラスの詳細はこちらをご覧ください。

【前期:戯曲を書く/担当講師:西尾佳織(鳥公園)】

【後期:演じる・演出する/担当講師:三浦直之(ロロ)】

クラス概要

新しい演劇のつくり方(第3期)
日程:2024年7月7日(日)~2025年3月9日(日)/全16回/原則隔週日曜
対象:10代 受講料:無料
会場:Kant.(東京都港区六本木4-8-5 和幸ビル4階)
総合ディレクター:岡田利規
講師:西尾佳織、三浦直之
総合ファシリテーター・プランニング:徳永京子

[主宰]GAKU
[協力]東京建物

お問い合わせ
GAKU事務局
info@gaku.school(担当:杉田)