- プロダクトデザイン
眺める側のコンポジション
by GAKU×Rondade
2025年8月23日(土)〜11月9日(日) / 10代(中学生以上)
はじめに
見る行為とは全てのクリエイティブの前提にある。そこから何かを見出すためには、時に何かであることを忘れただ眺める事に没頭する必要がある。
このクラスは「プロダクトをつくらない、プロダクトデザインのクラス」です。10代の皆さんと、身の回りに溢れる、目的や使い方が固定された道具や家具を捉え直すことから、プロダクトデザインの新たな可能性を探求していきます。
「眺める」という行為はその最初の一歩です。モノに対する見方のレッテルを外すこと。既存の使い方から離れること。モノと自分との間の新しい関係性や尺度を見出すこと。そのような「使い手の創造性」を自覚した時、使い手は、生活者であり、課題の発見や解決者であり、ある意味の作り手でもあると言えるはずです。
「使い手の創造性」を手掛かりに、モノと生徒のみなさんとの新しい関係性を築いていくこのクラス。その成果は、11月に開催するプロダクトデザインイベント「alter.」にて、「ショップ」という空間を通して表現していきます。10代の皆さんと立ち上げる実験的な空間が、使い手はもちろん、作り手の創造性も刺激し交差する場になることを願っています。そのような場こそ、新たなプロダクトデザインが生まれる可能性をはらんでいるからです。
開催概要
日程:2025年8月23日(土)〜11月9日(日)/全8回/原則隔週土曜日17:00-19:30
会場:GAKU(渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 9階)
対象:10代(中学生以上)を中心に、20代前半まで相談可
定員:10名程度
参加費:無料
*定員に達したため、キャンセル待ち申し込みを受け付けています
[主催]GAKU
[共催]Rondade
[協力]カリモク家具株式会社
プログラム(予定)
*原則、全てのプログラムに参加できることを条件としています
このクラスは、プロダクトデザインイベント「alter.」やカリモク家具と連携し、学びや発表の機会を創出していきます。具体的には、「プロダクトデザイン観を広げて深める」「プロダクトデザインにおける使い手の創造性を探求する」、『ショップ』という形で、学びの成果をアウトプットする」といったステップを想定しています。
ターム1:プロダクトデザイン観を広げて深める
第1回
日時:8月23日(土)17:00-19:30
会場:GAKUおよび渋谷PARCO近辺
使い手の創意工夫を誘発するプロダクトの実例や講師陣の活動を紹介することで、本クラスのコンセプトの理解を深めていきます。渋谷の街を巡り、使い手の創意工夫を感じるプロダクトのあり方をリサーチします。
ターム2:プロダクトデザインにおける使い手の創造性を探求する
第2回
日時:9月6日(土)17:00-19:30
会場:GAKU
前回の授業内容を踏まえ、GAKUにある椅子や机などのプロダクトに新たな役割や機能を見出していきます。
第3回
日時:9月20日(土)18:00-20:30
会場:GAKU
『ショップ』の什器として利用するカリモク家具のプロダクトに新たな役割や機能を見出していきます。
第4回
日時:10月4日(土)17:00-19:30
会場:GAKU
プロダクトデザインイベント「alter.」出展デザイナーより『ショップ』にて販売するプロダクトのコンセプトや背景を学びます。それを踏まえ、それぞれのプロダクトの中に新たな役割や機能を見出していきます。
ターム3:『ショップ』という形で、学びの成果をアウトプットする
第5回-第7回
日時:10月11日(土)、10月18日(土)、10月25日(土)17:00-19:30
会場:GAKU及び「alter.」会場
『ショップ』とは、プロダクトと人が出会う場です。そして、その出会い方によって、プロダクトの用いられ方も変わっていきます。つまり、『ショップ』を考えるとは、プロダクトと人の創造性を同時に育むということです。これまで学んできたことを転用し、ショップの空間やプロダクトのコンポジションをプランニングしていきます。
ターム4:『ショップ』にプロダクトと人との出会いをつくる
第8回
日時:11月8日(土)13:00-17:00(予定)
会場:「alter.」会場
「alter.」会場となる日本橋三井ホールまで足を運び、実際に『ショップ』に立つことによって、そこで生まれる出会いから新たな学びを得ていきます。
メイン講師

佐久間磨 (Rondade)
さまざまなアートフォームを創造の初期衝動に立ち返り、既成の枠にとらわれない形と方法で具現化することを目的にRondadeを設立。『冨井大裕 : 関係する / Interact 』、伊丹豪 『photocopy』、Buku Akiyama 『Composition No.1–10 and the derivatives, 2001–2016 』、澤田育久『substance』などのアートブックや写真集を出版。空間、アートブックのディレクションに加え、キュレーション等も行い、活動は多岐にわたる。特にブックやスペースのデザインでは、作家のプロジェクト、プロダクト、インスピレーションソース等について、受け手の視点から関係性や解釈を見出し伝達する、実験的な取り組みを行う。
https://www.instagram.com/rondade_contents/
ゲスト講師

冨田太基 (FOLT)
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]卒業後、建築設計事務所を経て、2024年FOLT設立。岐阜県を拠点に、店舗・住宅・会場構成などの空間デザインやデジタルファブリケーション機器を活用した家具や什器のデザイン・制作を行う。設計の傍ら、ものづくり企業との資源や技術の協働ネットワークづくりや、持続可能な素材・技術開発を目的としたワークショップの設計も行う。
https://folt.jp/

桂川大(STUDIO大)
STUDIO大 主宰・おどり場 ディレクター/建築家。1990年岐阜県生まれ。 建築設計事務所での勤務を経て愛知・岐阜を拠点に建築物やプロダクト、美術館や街なかをつかった空間設計などメディアを問わず設計・キュレーションを多数おこなっている。設計の傍ら、冨田と共にものづくり企業との資源や技術の協働ネットワークづくりや、持続可能な素材・技術開発を目的としたワークショップの設計も行う。
コーディネーター

杉田聖司
GAKU事務局。1999年生まれ。学生時代からインディペンデントファッションマガジン『apartment』を発行する。現在はGAKUの運営に携わりながら、coconogacco事務局、apartment名義での編集者としても活動。様々な文化と人との関わりに関心を持ち、それらが豊かであり続ける環境を目指している。
協力

カリモク家具株式会社
創業者である加藤正平が江戸時代から続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めたことをきっかけに1940年に創業。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960年代に入ると、自社製の木製家具の生産と販売 を開始。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、国産家具メーカーへと成長を遂げる。
お申し込み
1)キャンセル待ちのお申し込み
こちらのPeatixページよりお申し込みください。
*Peatixサイトの仕様により、一部対応していないブラウザがございます。推奨環境については、こちらよりご確認ください。
2)申込確認
お申し込みが確認できましたらGAKU事務局より、営業日3日以内に「申し込み完了メール」をお送りさせていただきます。
*お申し込み後3日以内にメールが届かない場合は、大変お手数ではございますが、下記の問い合わせ先までご連絡をいただけますようお願い致します。(迷惑メールフォルダのご確認もお願い致します)
3)オンライン面談
GAKU事務局から、このクラスの詳細説明のためにオンライン個人面談(30分程度)を実施させていただきます。
*ご希望の場合には、お申込前のご相談も受け付けます。お気軽に問い合わせください。
4)その後のご案内
8月8日(金)までにキャンセルが発生した場合、順次受講のご案内させていただきます。同日までに発生しなかった場合、速やかにその旨をご案内させていただきます。
授業外のサポートについて
GAKUでは授業の時間以外でも生徒の皆さんの学習や創作のサポートをしたいと考え、次のような運用をしています。
・自習室としてのGAKUの開放
毎週1回、GAKUを無料の自習室として10代に開放しています。課題の制作や生徒同士の交流のためにも自由にご利用いただけます。詳しいスケジュール等はこちらやGAKUのSNSにてご確認ください。
・オンライン配信や録画動画の提供
現地での対面授業を大切にしていますが、感染症拡大等によりやむを得ない欠席等へのフォローアップも必要であると考えています。具体的には、該当生徒の方を限定としたオンライン配信環境及び授業の録画動画の視聴環境を整備しています(授業によっては配信や録画が叶わないものもありますのでご了承ください)。
・オープンチャットの運用
主に課題に関する授業主宰者からの連絡や質疑応答等のために、GAKU事務局を管理人として生徒及び講師限定のLINEオープンチャットを運用しています。生徒ご本人の参加を想定していますが、保護者の方が代理として参加いただくことも可能です(LINEオープンチャットは個人のIDや連絡先を公開せずに参加できる「チャット」機能です。なお、LINEオープンチャット安全・安心ガイドラインに沿って運用します)。
授業日程(予定)
2025年8月23日(土)17:00〜19:30
2025年9月6日(土)17:00〜19:30
2025年9月20日(土)18:00〜20:30
2025年10月4日(土)17:00〜19:30
2025年10月11日(土)17:00〜19:30
2025年10月18日(土)17:00〜19:30
2025年10月25日(土)17:00〜19:30
2025年11月8日(土)13:00-17:00(予定)
クラスに関するお問い合わせ
GAKUではクラスのご見学を歓迎しています。お申し込みにあたって、「普段の様子が知りたい」「もう少し詳細を確認したい」など、何かありましたらお気軽にご連絡をください。事前のリアルないしZOOM面談や、クラスのご見学等をご案内致します。
GAKU事務局
杉田聖司
info@gaku.school
授業へのお申し込みに関して
GAKUの授業への参加をご検討下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申込みフォームへお進みください。
個人情報の取り扱いについて
お申し込み時にいただいた個人情報は、GAKUのプライバシーポリシーに基づき適正に管理し、授業一連の活動に関するGAKU及び授業主宰者からのご連絡、今後行うイベントの情報のお知らせ、その他これらの業務上必要な範囲でのみ利用致します。
※GAKUの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)は、こちらをごらんください。
https://gaku.school/privacy/
※個人情報の訂正、削除等をご希望される場合には、下記のコンタクトフォームよりご連絡ください。
https://gaku.school/contact/
当日の記録写真や作品等について
当日の記録写真及び動画、作品などは、GAKU及び授業主宰者や開催協力・後援団体の業務 (ホームページやパンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。 また、授業の配信や記録動画の販売が行われる場合があります。なお、当日は、新聞やテレビ、インターネットサイトなどの取材が入り、授業の様子が報道されることがあります。氏名と顔が判別される動画像の同時掲載の際には、改めてご承諾をいただくようご連絡を致しますが、ご懸念の点がありましたら、お申し込みの備考欄やコンタクフォームより、お気軽にご連絡ください。
※今回の授業の様子及び授業を通して企画するイベントの様子は、10代のクリエーションの発信機会の向上を趣旨に、協力企業が所管する、YoutubeやHP等のWEB媒体、SNS、メールマガジン、リリース、デジタルサイネージ等への掲載等の可能性があることをあらかじめご了承ください。
キャンセルについて
申し込みキャンセルの場合は、必ず事前にGAKU事務局(info@gaku.school)までご連絡ください。
ハラスメントポリシー
GAKUは、すべての生徒・職員、ファシリテーター等を含む講師として関わるクリエイターや専門家等が個人として尊重され、お互いに信頼しあって学び、指導あたることができる環境をつくり、これを維持していくことが何よりも重要だと考えます。そのためハラスメントポリシーを定めています。
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:9456cb68-2caf-4701-891e-1c21a7b0630b
承諾をした上で、申し込み手続きを進める


