- サステナビリティ
- 建築
未来都市における循環のシンボル
by GAKU、クマタイチ+安居昭博
2024年11月23日(土)〜2025年3月8日(土)16:30〜19:00 / 10代(中学生以上)
はじめに
人の暮らしが、都市が、未来が、どうあるべきか。建築を構想するということは、そのようなことを考えるということです。サーキュラーエコノミー(循環経済)*という考え方は、そのときに多くの示唆を与えてくれます。
持続可能な社会をどのように実現していくべきか。このクラスでは、建築家のクマタイチさんとサーキュラーエコノミー研究家の安居昭博さんとともに、それを考えていきます。
『サーキュラーエコノミーは単なる資源循環ではなく、分断された人の間にもう一度有機的な「結びつき」を生む』安居さんは、サーキュラーエコノミーの意義の一つをそう語ります。その原理や事例を学びながら、コミュニティの側面から建築を考えてきたクマさんとともに、建築的なシンボルのあり方を構想していきます。
シンボル(symbol)には、「一緒にかかげる」というような語源があります。わたしたちがともに持つべき未来ビジョンを描いていきます。
*サーキュラーエコノミーとは、廃棄を出さない仕組みを整えることで経済と環境の両面にメリットをもたらすとして進められている新しい経済モデル。建築分野では分解・再活用が初めから考えられた廃棄を出さない設計や木造構法、既存建物を再活用するリノベーション等が注目されています。
概要
日程:2024年11月23日(土)〜2025年3月8日(土)/全7回
*10月16日(水)19日(土)にプレ授業を予定しています。
*2025年3月末に、授業外で作品の展示発表の機会を予定しています。
時間:16:30〜19:00 *一部、時間が変則的になります
会場:YAU(東京都千代田区丸の内3丁目1−1 国際ビル 7F )もしくは有楽町特設会場 *会場の詳細はお申し込み後にご案内させていただきます。
対象:10代(中学生以上)、20代前半まで相談可
募集定員:10名程度/先着順
料金:無料
主宰:GAKU
協賛:三菱地所株式会社
メディアパートナー:新建築
【申込締切:10月31日(木)23:59】
講師
クマタイチ(建築家)
建築家。TAILAND主宰。
1985年、東京都生まれ。ニューヨークの設計事務所に勤務を経て、2020年から東京を拠点に活動し、設計とシェアハウスなどの運営を行うTAILANDを始動。「隈研吾建築都市設計事務所」のパートナーも務める。代表作に「SAZAE」「SHAREtenjincho」「Weaving Carbon Fiber Pavilion」など。2024年10月には初のホテル「SHORTsuido」を文京区水道にオープン予定。
https://taichikuma.jp/
安居昭博(「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」著者)
Circular Initiatives&Partners 株式会社 代表取締役 / 京都市委嘱 成長戦略推進アドバイザー / サーキュラーエコノミー研究家。
ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。2021年国内外でのサーキュラーエコノミー実践と理論の普及が高く評価され、「青年版国民栄誉賞(TOYP2021)」にて「内閣総理大臣奨励賞(グランプリ)」受賞。NHK クローズアップ現代「服がよみがえる!循環型ファッションで廃棄物ゼロへ!」(2023年5月31日 放送回)にてスタジオゲスト出演。
建築・食・ファッション・テクノロジー・イベント業界等、幅広い分野の企業と伴走しサーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの新規事業立ち上げや、商品・サービス開発にアドバイザリーやブランディング支援として関わる。2022年、梅酒の梅の実、生八ッ橋、酒かす、おから、レモンの皮など、京都の副産物・規格外品を活用し、福祉作業所と製造連携し「京シュトレン」を開発するお菓子屋「八方良菓」を創業。著書に「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」。
プログラム
[step0]地球と私たちの「現在」を見つめる(ガイダンス)
日程:[前半]10月16日(水)17:00〜19:30
[後半]10月19日(土)16:30〜19:00
会場:有楽町特設会場
「未来のあるべき姿」を想像していくためには、まず「今がどのようなものか」を捉えていく必要があるはずです。この「step0」では、現在のそれぞれの暮らしや地球環境のあり方を見つめていきながら、創作に向かう準備をしていきます。サステナビリティをテーマにしたクラス「限界美食論」「私たちのファッション表現」との合同授業として実施することで、個々の課題感や想いを交わし合いつつ、深めていきます。
[step1]「循環」から考えるこれからの都市像
第1回 レクチャー by クマタイチ、安居昭博
日程:11月23日(土)16:30〜19:00
会場:有楽町特設会場
より良い都市とは、そこでの暮らしのあり方とはどのようなものか。そのために建築はどうあるべきか。初回では、クマさんと安居さんとともに、「サーキュラーエコノミー」「建築とコミュニティ」といったキーワードから、「未来都市」を思い描いていくための建築や都市空間のあり方を考えていきます。同時に、このクラスのテーマである「シンボル」というものの存在を豊かに捉えていきます。
第2回 フィールドワーク by クマタイチ、安居昭博
日程:12月7日(土)16:30〜19:00
会場:YAU
レクチャーを踏まえながら実際に有楽町の街をフィールドワークしていきます。「サーキュラーエコノミー」の観点から現在の都市を捉えた時、どのような課題が、また可能性が浮かび上がってくるのか。それらの気づきや発見をみんなで分かち合い、意見を交わしつつ、以降の制作に備えていきます。
第3回 見学会 by クマタイチ
日程:12月21日(土)16:30〜19:00
会場:有楽町特設会場、見学先(調整中)
「サーキュラーエコノミー」は、実際に社会でどのように活用されているのか。その方法論を活用した取り組みやプロダクトの開発をしている企業を訪問し、お話を伺いながらその現場を体感していきます。
*見学先との調整により、授業日程が変更になる可能性がございます。
[step2]未来の都市に向けて「シンボル」を構想する
第4回 エスキス① by クマタイチ、安居昭博
日程:2025年1月26日(日)16:30〜19:00
会場:YAU
スケッチや模型作りを通して少しずつアイデアや考えを形にしていく「エスキス」は、建築家が発想を広げていく上でとても大切なプロセスです。2〜3人のグループに分かれてエスキスを進めながら、「循環のシンボル」としての建築を構想していきます。
第5回 エスキス② by クマタイチ
日程:2025年2月8日(土)16:30〜19:00
会場:YAU
グループごとにエスキスの作業を進めていきます。「シンボル」を通して、街にどんな人の暮らしや活動を実現していきたいか。そのためにはどのような敷地で、どのくらいの大きさでシンボルを展開していくべきか?アイデアを実現するための具体的な方法やしつらえにも目を向けていきます。
第6回 ゲストレクチャー&エスキス③ by クマタイチ、ゲスト
日程:2025年2月23日(日)16:30〜19:00
会場:YAU
都市を舞台に「サーキュラーエコノミー」の実践に取り組んでいるクリエイターの方をゲストにお招きし、その活動について伺います。そして、それぞれが検討中のアイデアにアドバイスをいただきながら、アイデアをブラッシュアップしていきます。
第7回 授業内プレゼンテーション by クマタイチ、安居昭博
日程:2025年3月8日(土)16:30〜19:00
会場:有楽町特設会場
グループごとに「シンボル」のアイデアを発表します。講師陣や生徒同士でフィードバックを贈り合いつつ、授業後の合同発表会に備えていきます。
[step3]「循環のシンボル」を有楽町の街へ提案する
日程:2025年3月末ごろの3日間
会場:有楽町付近会場
このクラスを通して作り上げられた作品は、授業終了後に、サステナビリティをテーマにしたクラス「限界美食論」「私たちのファッション表現」と合同での、展示発表の機会を予定しています。詳細については、お申し込み後に改めてご案内をさせていただきます。
授業外のサポートについて
GAKUでは授業の時間以外でも生徒の皆さんの学習や創作のサポートをしたいと考え、次のような運用をしています。
・自習室としてのGAKUの開放
毎週1回、GAKUを無料の自習室として10代に開放しています。課題の制作や生徒同士の交流のためにも自由にご利用いただけます。詳しいスケジュール等はこちらやGAKUのSNSにてご確認ください。
・オンライン配信や録画動画の提供
現地での対面授業を大切にしていますが、感染症拡大等によりやむを得ない欠席等へのフォローアップも必要であると考えています。具体的には、該当生徒の方を限定としたオンライン配信環境及び授業の録画動画の視聴環境を整備しています(授業によっては配信や録画が叶わないものもありますのでご了承ください)。
・オープンチャットの運用
主に課題に関する授業主宰者からの連絡や質疑応答等のために、GAKU事務局を管理人として生徒及び講師限定のLINEオープンチャットを運用しています。生徒ご本人の参加を想定していますが、保護者の方が代理として参加いただくことも可能です。(LINEオープンチャットは個人のIDや連絡先を公開せずに参加できる「チャット」機能です。なお、LINEオープンチャット安全・安心ガイドラインに沿って運用します。)
お申し込み(先着順)
1)お申し込み
こちらのPeatixページよりお申し込みください。
*Peatixサイトの仕様により、一部対応していないブラウザがございます。推奨環境については、こちらよりご確認ください。
2)ご受講確定
お申し込みが確認できましたらGAKU事務局より、営業日3日以内に「申し込み完了メール」をお送りさせていただきます。こちらのご連絡をもってご受講確定となります。
*「申し込み完了メール」が届かない場合、迷惑メールフォルダに入っている、もしくはお申し込みが完了していない場合がございます。お手数ですが下記よりお問い合わせください。
3)オンライン面談
GAKU事務局から、このクラスの詳細説明のためにオンライン個人面談(30分程度)を実施させていただきます。
*ご希望の場合には、お申込前のご相談も受け付けます。お気軽に問い合わせください。
授業日程
2024年11月23日(土)16:30〜19:00 第1回 レクチャー
2024年12月7日(土)16:30〜19:00 第2回 フィールドワーク
2024年12月21日(土)16:30〜19:00 第3回 見学会
2025年1月26日(日)16:30〜19:00 第4回 エスキス①
2025年2月8日(土)16:30〜19:00 第5回 エスキス②
2025年2月23日(日)16:30〜19:00 第6回 ゲストレクチャー&エスキス③
2025年3月8日(土)16:30〜19:00 第7回 授業内プレゼンテーション
お問い合わせ
GAKUではクラスのご見学を歓迎しています。お申し込みにあたって、「普段の様子が知りたい」「もう少し詳細を確認したい」など、何かありましたらお気軽にご連絡をください。事前のリアルないしZOOM面談や、クラスのご見学等をご案内致します。
GAKU事務局
info@gaku.school(担当:佐藤)
協賛
三菱地所株式会社
三菱地所株式会社は「まちづくりを通じた社会への貢献」を基本使命に掲げ、東京駅周辺を主とした丸の内・大手町・有楽町エリアをはじめ、不動産に関する幅広い事業を展開する総合ディベロッパーです。2020年以降は「丸の内NEXTステージ」として有楽町・常盤橋を重点エリアと位置づけ、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を作ることを目指しています。中でも、有楽町エリアは“街の輝きは人がつくる”というコンセプトのもと、「有楽町 Micro STARs Dev.」というプロジェクトを始動し、クリエイティブな人材が集まり、活躍する場・仕組みづくりを推進しています。
関連HP https://yurakucho-msd.com/
メディアパートナー
新建築
株式会社新建築社は、雑誌『新建築』『新建築住宅特集』『a+u』を中心とした建築の専門書を刊行する出版社です。2020年をもって雑誌『新建築』は創刊95周年を迎え、創刊以来、一貫した編集方針のもと建築家の方々とともに建築記録を蓄積しつづけています。2020年からは『新建築』『新建築住宅特集』をオンライン上で検索・閲覧できるWEBサービス「新建築データ」を開始しました。これまでの雑誌出版を主体とした建築情報の提供のみならず、常に時代に対応した次の100年を見据えた建築メディアを目指します。
https://japan-architect.co.jp/
授業へのお申し込みに関して
GAKUの授業への参加をご検討下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申込みフォームへお進みください。
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※GAKUの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)は、こちらをごらんください。
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※今回の授業を通して完成した制作物は、10代のクリエーションの発信機会の向上及び有楽町エリアの魅力訴求を趣旨に、三菱地所株式会社及び三菱地所株式会社のグループ会社が所管する、YoutubeやHP等のWEB媒体、SNS、メールマガジン、リリース、デジタルサイネージ等への掲載、展示スペースでの展開等の可能性があることをあらかじめご了承ください。
キャンセルについて
申し込みキャンセルの場合は、必ず事前にGAKU事務局(info@gaku.school)までご連絡ください。
ハラスメントポリシー
GAKUは、すべての生徒・職員、ファシリテーター等を含む講師として関わるクリエイターや専門家等が個人として尊重され、お互いに信頼しあって学び、指導あたることができる環境をつくり、これを維持していくことが何よりも重要だと考えます。そのためハラスメントポリシーを定めています。
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