- リベラルアーツ
東京芸術中学(第5期)
by 菅付雅信
2025年5月〜2026年3月 / 中学生(12〜15歳)
はじめに
21世紀は「クリエイティヴ・クラス」の世紀ともいわれます。創造性が最も重要だと思われる現在、私どもが危惧するのは日本のクリエイティヴ教育のスタートの遅さです。欧米には10代前半からバウハウスや現代美術を徹底的に教えるアート中学やアート高校があります。大学からアートやデザインをゼロから学び出すようでは、世界のクリエイターと全く戦えないと考えます。早期のアート/カルチャー/人文教養教育が切に必要なはずです。
そこで最も多感で吸収力の高い中学生を相手に、週一のアートスクールを開講します。多感な中学生に、渋谷パルコという高感度な場所で、日本最高のクリエイターたちによる「アタマをクリエイティヴにするスクール」を行います。単に座学/レクチャーを聞いて終わるようなものではなく、講師から様々な課題も出て、それに対して自分の頭で考えて発表する二本立ての構成。本気でクリエイティヴで世界と戦いたい子供を育てます。
主宰:菅付雅信
開催概要
期間:2025年5月〜2026年3月(全38回)
*説明会は4月12日(土)14:00-16:10
日時:毎週土曜日14:00-16:10(夏休み・正月休みあり)
*授業日時の詳細はページ末尾「授業日程」をご参照ください。
会場:GAKU(渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 9階)
対象:中学生(12才〜15才)
定員:30名
講師:13名のゲスト講師(随時追加予定/諸事情により変更もありえます)
主宰:菅付雅信(編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役/東北芸術工科大学教授)
「東京芸術中学(第5期)」クラス説明会
日時:2025年4月12日(土)14:00-16:00
会場:GAKU(渋谷PARCO 9階)およびオンライン
対象:中学生(12才〜15才)および保護者
申込フォーム:https://forms.gle/nsMdyG11kKMd4tme6
クラスページはこちら
受講料
240,000円(税別)
*受講料は二回分割払いが可能です。(ただし事務手数料として税別20,000円が加算されます)
ご希望の方はお申込の際の備考欄に「二回分割払い希望」の旨をご記入ください。
お申し込み(先着順)
受講に関する注意事項をご確認の上、お申し込みください。
1)お申込み
Peatixよりお申し込みください。その後、クラス主催者よりお支払い方法の詳細をメールにてご連絡させていただきます。
2)お支払い
規定の方法にて受講料をお支払いください。
3)受講確定
クラス主催者よりご入金の確認メールを差し上げます。こちらのご案内にてご受講の確定となります。入金確認メールは破棄せず保存してください。クラスへの参加に当たってはPeatixチケットのご提示の準備をお願い致します。
主宰
菅付雅信 MASANOBU SUGATSUKE
編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役/東北芸術工科大学教授
1964年宮崎県生まれ。法政大学経済学部中退。角川書店『月刊カドカワ』、ロッキングオン『カット』、UPU『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、現在は出版物の編集・執筆から、コンサルティングを手がける。著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』『動物と機械から離れて』等。またアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。英語テキストのカルチャーマガジン『ESP Cultural Magazine』編集長。下北沢B&Bで「編集スパルタ塾」、渋谷パルコで「東京芸術中学」を主宰。22年4月より東北芸術工科大学教授。NYADC銀賞、D&AD賞受賞。
ゲスト講師(予定)
五十音順、敬称略
伊藤弘 HIROSHI ITO
アートディレクター/デザイン・スタジオ『groovisions』代表
1993年、京都で『groovisions』設立。グラフィックやモーショングラフィックを中心に、音楽、出版、プロダクト、インテリア、ファッション、ウェブなど多様な領域で活動する。
石田英敬 HIDETAKA ISHIDA
東京大学名誉教授/記号学者/メディア学者
1953年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程中退。パリ第十大学大学院博士課程修了、人文科学博士(パリ第十大学)、東京大学名誉教授(2019年より)。専門は、記号学、メディア論。とくに 19 世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究するメディア記号論の分野で日本を代表する研究者。主な編著書に、『新記号論 脳とメディアの出会うとき』(東浩記との共著 ゲンロン、2019)、『大人のためのメディア論講義 』(ちくま新書、2016)、『自分と未来の作り方 情報産業社会を生きる』(岩波ジュニア新書、2010)など。
卯城竜太 RYUTA USHIRO
アーティスト
Chim↑Pom from Smappa!Groupメンバー。Chim↑Pomは、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。また、東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域内で、封鎖が解除されるまで「観に行くことができない」国際展「Don’t Follow the Wind」の発案とたちあげを行い、作家としても参加、同展は2015年3月11日にスタートした。2015年、Prudential Eye AwardsでEmerging Artist of the Yearおよびデジタル・ビデオ部門の最優秀賞を受賞。2021年には森美術館にて新作を含む大規模回顧展を開催。その作品は、日本の美術館だけでなくグッゲンハイム美術館をはじめとした海外の美術館に多くコレクションされ、アジアを代表するコレクティブとして時代を切り拓く活動を展開中。ソロとしては、歌舞伎町アートセンター構想委員会の立ち上げや、ネオダダイズム・オルガナイザーズの拠点だった新宿ホワイトハウスでのキュレーション、オンラインと現実空間で開催された秘匿性の高い展覧会「ダークアンデパンダン」の主催、あいちトリエンナーレ2019で閉鎖された全ての展示の再開を求めたアーティストらによる運動「ReFreedom_Aichi」など、オーガナイザーとしての活動の他、執筆などを続けている。単著に「活動芸術論」(イースト・プレス)、共著やChim↑Pomとしての著作も多数。
須田和博 KAZUHIRO SUDA
株式会社 博報堂/UoC
エグゼクティブ・クリエイティブディレクター
1967年新潟県生まれ。1990年博報堂入社。アートディレクター、CMプランナーを経て、2005年よりインタラクティブ領域へ。2009年「ミクシィ年賀状」でTIAAグランプリ。2014年スダラボ発足。第1弾「ライスコード」でアドフェスト・グランプリ、カンヌ・ゴールドなど国内外で70以上の広告賞を受賞。2016~17年 ACC賞インタラクティブ部門・審査委員長。2019年「MRミュージアム」で日本イベント大賞グランプリ。2021年より博報堂UoC所属。2023年より多摩美術大学・非常勤講師、および内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)ピアレビュー委員。著書「使ってもらえる広告」
小林エリカ ERIKA KOBAYASHI
作家/マンガ家
著書は小説「最後の挨拶 His Last Bow」(講談社)、「トリニティ、トリニティ、トリニティ」(集英社)、”放射能”の科学史を巡るコミック「光の子ども1-3」(リトルモア)他多数。「マダム・キュリーと朝食を」(集英社)で第27回三島賞候補、第151回芥川賞候補。英語版 「Trinity, Trinity, Trinity」翻訳Brian Bergstrom (AstraHouse刊)は日米友好基金日本文学翻訳賞2022-2023を受賞。国内外でインスタレーション作品も手掛け、展覧会は「話しているのは誰?現代美術に潜む文学」(国立新美術館)、「わたしは しなない おんなのこ / 交霊」(Yutaka Kikutake Gallery)他。
武田鉄平 TEPPEI TAKEDA
画家
1978年生まれ。山形県出身。2001年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業、サイトウマコトデザイン室入社。2007年、山形へ帰郷。2013年、現在のスタイルで絵画制作を開始。2016年、山形市内のKUGURUにて初個展。2019年、MAHO KUBOTA GALLERYにて個展、作品集『PAINTINGS OF PAINTING』をユナイテッド・ヴァガボンズより刊行。2022年、Art Basel Hong Kongにて個展形式にて展示。
瀧本幹也 MIKIYA TAKIMOTO
写真家
1974年愛知県生まれ。広告写真をはじめ、コマーシャルフィルムなど幅広い分野の撮影を手がける。最近の広告にサントリー天然水、マクドナルド「ピクルスのリレー」篇、三井住友カード「近くのコンビニ」篇、大塚製薬「カロリーメイト」など。そうした写真と映像で培った豊富な経験と表現者としての視点を見いだされ、2012年からは映画の撮影にも取組み、初の撮影監督作品『そして父になる』(是枝裕和監督作品)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞 受賞。以後『海街diary』『三度目の殺人』と独自の映像世界をつくり出している。自身の作品制作も精力的に行い、京都のお寺 妙満寺『CHAOS 2020』、東京国立近代美術館『隈研吾展』、大阪市中央公会堂『PRIÈRE』、OGATA PARIS『CHAOS 2023』にて作品を発表している。パリ日本文化会館『丹下健三と隈研吾展』に参加。
田中知之 TOMOYUKI TANAKA
音楽プロデューサー/DJ/選曲家
FPM名義で8枚のオリジナルアルバムをリリース。多数のアーティストの楽曲プロデュースや、布袋寅泰、東京スカパラダイスオーケストラ、UNICORN、サカナクションなど100曲以上のRemixも手掛け、TVCM音楽、全米映画や海外ドラマ、演劇作品への楽曲提供も多数。DJとしては、国内の有名フェスは元より、米国のコーチェラ・フェスティバルなど海外の有名フェスへの出演経験も多数。各種商業施設やエンタテインメント・コンテンツの音楽~音響ディレクションも手掛け、東京2020オリンピック開閉会式、パラリンピック開会式では音楽監督を務めた。昨年度より洗足学園音楽大学”音楽・音響デザインコース”の客員教授に就任。
矢後直規 NAONORI YAGO
Art director/Graphic designer
1986年生。ZIPAIR、グローバルコスメブランドSENSAI、雑誌GINZA、Laforet HARAJUKU、矢野顕子などアーティストのCDジャケットなどを手がける。ドイツデザイン誌novum、中国デザイン誌 Package and Design Magazine、COMMERCIAL PHOTOで特集され、2020年2月にラフォーレミュージアム原宿にて初大規模個展「婆娑羅」を開催。青幻舎から初作品集「婆娑羅」を出版。
多言語対応について
本クラスは、講師による座学とともに生徒の作品発表も授業に含まれています。そのなかで、日本語の日常的な表現に抵抗はないものの、作品発表に関しては英語で行いたいという旨のお問い合わせを複数頂きました。講師による講義やワークショップは全て日本語になりますが、本クラスには英語話者のスタッフがおりますため、課題発表時における生徒の発表内容等における通訳等の対応は可能です。できるだけ多様な背景をもった生徒の皆様にご参画を頂きたく、予めご案内をさせていただく次第です。なお、それら発表時の通訳対応における追加料金等は一切ございません。
授業外のサポートについて
GAKUでは授業の時間以外でも生徒の皆さんの学習や創作のサポートをしたいと考え、次のような運用をしています。
・自習室としてのGAKUの開放
毎週1回、GAKUを無料の自習室として10代に開放しています。課題の制作や生徒同士の交流のためにも自由にご利用いただけます。詳しいスケジュール等はこちらやGAKUのSNSにてご確認ください。
・オンライン配信や録画動画の提供
現地での対面授業を大切にしていますが、感染症拡大等によりやむを得ない欠席等へのフォローアップも必要であると考えています。具体的には、該当生徒の方を限定としたオンライン配信環境及び授業の録画動画の視聴環境を整備しています。(授業によっては配信や録画が叶わないものもありますのでご了承ください)
・オープンチャットの運用
主に課題に関する授業主宰者からの連絡や質疑応答等のために、GAKU事務局を管理人として生徒及び講師限定のLINEオープンチャットを運用しています。生徒ご本人の参加を想定していますが、保護者の方が代理として参加いただくことも可能です。(LINEオープンチャットは個人のIDや連絡先を公開せずに参加できる「チャット」機能です。なお、LINEオープンチャット安全・安心ガイドラインに沿って運用します。)
お問い合わせ
東京芸術中学事務局
geichu.gutenbergorchestra@gmail.com
これまでの授業風景
第4期のレポートはこちら
授業日程
2025.04.12 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学説明会
2025.05.10 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学1
2025.05.17 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学2
2025.05.24 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学3
2025.05.31 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学4
2025.06.07 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学5
2025.06.14 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学6
2025.06.21 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学7
2025.06.28 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学8
2025.07.05 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学9
2025.07.12 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学10
2025.07.19 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学11
2025.07.26 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学12
2025.09.06 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学13
2025.09.13 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学14
2025.09.27 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学15
2025.10.04 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学16
2025.10.11 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学17
2025.10.18 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学18
2025.10.25 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学19
2025.11.01 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学20
2025.11.08 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学21
2025.11.15 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学22
2025.11.22 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学23
2025.11.29 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学24
2025.12.06 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学25
2025.12.13 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学26
2025.12.20 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学27
2026.01.10 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学28
2026.01.17 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学29
2026.01.24 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学30
2026.01.31 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学31
2026.02.07 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学32
2026.02.14 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学33
2026.02.21 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学34
2026.02.28 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学35
2026.03.07 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学36
2026.03.14 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学37
2026.03.21 SAT 14:00~16:10 東京芸術中学38
授業へのお申し込みに関して
GAKUの授業への参加をご検討下さいまして、誠にありがとうございます。お申し込みにあたりましては、参加される生徒様の保護者の方による、参加へのご同意及び下記注意事項へのご承諾が必要となります。下記ご注意事項をご承諾いただいた上で、お申込みフォームへお進みください。
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お申し込み時にいただいた個人情報は、GAKUのプライバシーポリシーに基づき適正に管理し、授業一連の活動に関するGAKU及び授業主宰者からのご連絡、今後行うイベントの情報のお知らせ、その他これらの業務上必要な範囲でのみ利用致します。
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キャンセルについて
授業のキャンセルに伴うご返金に関しては、各授業主宰者のご案内をご確認ください。
新型コロナウイルス感染症防止への対応について
1.授業参加にあたって
①施設入場時の検温と手指のアルコール消毒のご協力をお願い致します。
②授業当日に37.5℃以上の熱があった場合には、いかなる理由があっても、授業には参加出来かねますので、ご了承ください。
2.感染の疑いがある場合
①37.5℃以上の発熱が3日以上続いた場合、その他発熱や体調不良等が続き感染が疑われる場合、2週間以内に海外に渡航している場合、新型コロナウイルスへの感染を疑われる人との接触可能性が本人または同居家族にある場合には、当該事実の判明後、直ちにクラス主催者にご連絡の上、授業の参加をお控えください。
②授業中に参加者の体調不良などが確認された場合には、感染拡大防止のため、当日の活動を中止し、参加者皆様のご帰宅をお願い致します。ご了承ください。
3.感染が確認された場合
①万が一、GAKUの利用者に、新型コロナウイルス感染症が発症した場合、保健所の指示に従い、速やかな対応を行います。必要な情報提供にご協力お願い致します。
②渋谷PARCOの他施設内で感染者が確認された場合、授業の実施を延期する場合もございます。その際、授業料返金は致しかねますのでご了承ください。
③万が一新型コロナウイルス感染症に感染された場合の責任は負いかねます。
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