- デザイン
- 食
工夫の台所
by GAKU
2026年10月〜2027年1月・全9回 / 10代(中学生以上)

はじめに
台所には人類の工夫が詰まっています。
ですから、台所を見つめ直すことは、
人類の叡智を捉え直すことでもあります。
暮らしの風景や風土は、
人類の工夫の積み重ねによって成り立っています。
ですから、それらの工夫を見つめ直すことは、
私たちの文化を捉え直すことでもあります。
「工夫の台所」では、そのような考えから
世界中の暮らしの風景から学び、インスピレーションを受けながら、
これからの暮らしや住空間のあり方を考えていきます。
開催概要
日程:2026年10月18日(日)〜2027年1月24日(日) /全9回
場所:GAKU(渋谷PARCO 9F)
対象:10代(中学生以上)〜20代前半
定員:最大15名 *応募締め切り9月18日(金)23:59
参加費:無料
講師:元木大輔(建築家/DDAA)、岡根谷実里(世界の台所探検家)
[主宰]GAKU [協力]株式会社LIXIL
講師

岡根谷実里(世界の台所探検家)
世界の台所探検家。長野県生まれ。世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を発信している。執筆・講演・出張授業・研究のほか、メディア出演も多数。これまでに40以上の国と地域、190以上の家庭を訪問。
著書に『世界の暮らしから社会が見える』(大和書房)、『世界のお弁当』(三才ブックス)、『世界の台所の間取り』(エクスナレッジ)など。京都芸術大学客員講師。現在はオランダ在住。

元木大輔(建築家/DDAA)
DDAA/DDAA LAB代表。2004年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、スキーマ建築計画勤務。2010年DDAA設立。2014-19年、武蔵野美術大学非常勤講師。2019年、コレクティブ・インパクト・コミュニティを標榜し、スタートアップの支援を行うMistletoeと共に、実験的なデザインとリサーチのための組織DDAA LABを設立。2021-23年、東京藝術大学非常勤講師。
(Photo: Leo Arimoto)
プログラム
このクラスでは、世界の暮らしや、私たちそれぞれの暮らしの中に根ざす「工夫」のリサーチを通して、これからの住空間のあり方を考え、スケッチを通して表現していきます。
*全ての回にご参加いただける方を優遇していますが、もしやむおえない場合には個別のご相談を承りますので申込フォームや事前面談にてお伝えください。
1:キックオフトーク「『工夫の台所』が根ざすところと向かうところ」
日程:2026年10月18日(日)13:00〜15:30
登壇者:岡根谷実里(世界の台所探検家)、元木大輔(建築家/DDAA)、八幡亜樹(現代美術家/《手食web》主宰・編集)
聞き手:熊井晃史(GAKU事務局長)、佐藤海(GAKU事務局)
活動のキックオフとして、講師のお二人とともに「手食」をリサーチするアーティストの八幡亜樹さんをお招きし、本クラスのテーマを解題するトークを行います。台所を考えるということは、一体何を考えることなのか?それを工夫という視点でみると、何が見えてくるのか?わたしたちがその工夫の担い手であるとしたときに、どのような想像をしていけるのか?「工夫の台所」の根ざすところと向かうところを考えていきたいと思います。
*この回は一般参加のお申し込みも受け付けています。詳細はこちらのページをご覧ください。
2:「世界の台所」と「私の台所」
日程:2026年10月25日(日)13:00〜15:30
講師:岡根谷実里(世界の台所探検家)
岡根谷さんご自身がこれまでに訪れた「世界の台所」をご紹介いただきながら、世界の暮らしの風景とその工夫に触れていきます。さらに、参加者自身が「私の台所」の風景も持ち寄りながら、身近な生活に埋め込まれた工夫を再発見していくことで「工夫の台所」というテーマへの解釈を深めていきます。
3:台所の再発見
日程:2026年11月1日(日)13:00〜15:30
講師:元木大輔(建築家/DDAA)
デザインとは「何かをよりよくする工夫」であると元木さんは言います。よりよくしたい「何か」とそのための「方法」。元木さんのこれまでの活動や実践を手がかりに、台所の機能拡張・意味拡張を考えるためのヒントや、参加者それぞれが自分なりの構想へと向かうための足場を築いていきます。
4〜5:「工夫の台所」を構想する
日程:2026年11月15日(日)/11月23日(月祝)13:00〜15:30
講師:DDAA
どのような営みが行われ、どのような道具が使われているのか。どのような使い方や空間があり、そこで目指されているものは何なのか。そして、そのための工夫とは何か。「工夫の台所」をテーマに、これからの暮らしや住空間のあり方を考え、そのアイデアをスケッチを通して表現していきます。
6:中間発表会
日程:2026年11月29日(日)13:00〜15:30
講師:元木大輔(建築家/DDAA)、岡根谷実里(世界の台所探検家)
スケッチをもとに、これからの暮らしや住空間のあり方に関するアイデアや着想を発表します。講師のお二人や生徒同士でフィードバックを贈りあいながら、ブラッシュアップに向けた手がかりを掴みます。
7:リサーチについて+ 「工夫の台所」を構想する
日程:2026年12月6日(日)13:00〜15:30
講師:元木大輔(建築家/DDAA)
リサーチとレファレンス収集の方法のひとつとして、「気になっているものフォルダ」を作成し(先行事例ではない)リファレンスを豊かにする、という方法を紹介します。
8:「工夫の台所」を構想する
日程:2027年1月10日(日)13:00〜15:30
講師:DDAA
中間発表やリサーチを踏まえて、アイデアのブラッシュアップを行います。同時に、リサーチ成果のとりまとめも行います。
9:最終発表会
日程:2027年1月24日(日)13:00〜15:30
講師:元木大輔(建築家/DDAA)、岡根谷実里(世界の台所探検家)
活動の集大成として、これからの暮らしや住空間のあり方に関するアイデアやリサーチ成果を発表し、これまでの一連の実践を振り返ります。
授業外のサポートについて
GAKUでは授業の時間以外でも生徒の皆さんの学習や創作のサポートをしたいと考え、次のような運用をしています。
・自習室としてのGAKUの開放
毎週木曜日に、GAKUを無料の自習室として10代に開放しています。課題の制作や生徒同士の交流のためにも自由にご利用いただけます。詳しいスケジュール等はこちらやGAKUのSNSにてご確認ください。
・オープンチャットの運用
主に課題に関する授業主宰者からの連絡や質疑応答等のために、GAKU事務局を管理人として生徒及び講師限定のLINEオープンチャットを運用しています。生徒ご本人の参加を想定していますが、保護者の方が代理として参加いただくことも可能です(LINEオープンチャットは個人のIDや連絡先を公開せずに参加できる「チャット」機能です。なお、LINEオープンチャット安全・安心ガイドラインに沿って運用します)。
お申し込みの流れとご留意事項
1)お申し込み
こちらのPeatixページよりお申し込みください。
*Peatixサイトの仕様により、一部対応していないブラウザがございます。推奨環境については、こちらよりご確認ください。
2)面談日程調整
GAKU事務局より、営業日3日以内に「オンライン個人面談日程調整メール」をお送り致しますのでご対応ください。
*「オンライン個人面談日程調整メール」が届かない場合、迷惑メールフォルダに入っている、もしくはお申し込みが完了していない場合がございます。お手数ですが下記よりお問い合わせください。
3)オンライン面談
クラスの詳細説明やマッチングのためにオンライン個人面談(30分程度)を実施させていただきます。
*少人数制の長期にわたるプロジェクトであるため、ご受講にあたっての目線合わせを大切にしたいと考えています。
*できるだけ多くの10代への参加機会の創出を趣旨に、他クラスの受講状況やクラスに望む熱意等を鑑みて、お申し込みを頂いたとしても、ご希望に添えない場合があります。
4)確定
申込締切日から営業日3日以内に、「ご受講に関するご案内メール」をお送り致します。
*「ご受講に関するご案内メール」が届かない場合、迷惑メールフォルダに入っている場合がございます。お手数ですが下記よりお問い合わせください。
リファレンス
このクラスの活動にあたって参考にした、講師のお二人のテキストを抜粋してご紹介します。

岡根谷実里
「憧れていたような台所には程遠いが、不完全さの中に「暮らしの形跡」が確かに刻まれている。小さな工夫と大切な思い出が散りばめられ、私の台所は日常を支える場所になってきた。そうして暮らしが育っていく。私自身の台所は、この土地で生きるための実験場でもあるようだ。」
『世界の台所の間取り』エクスナレッジ
「『ユホがキッチンで特許をとったみたいだよ。見ておいで』。ユホについて外に出て行くと、先ほどまで車が停まっていたガレージが空になり、そこに作業用一輪車が置かれている。その上には板を渡して鋳物ガスコンロと丸い鉄板が設置され、脇のガスボンベにつながれている。即席のレットゥキッチンだ!『ユホ、これは発明だね!』と私が言うと、ユホは得意げな顔で説明を付け加えた。『生地を鉄板に流すだろう。それで均等に丸く広がらず一方向に流れていくようだったら、この小さな鉄片を噛ませて鉄板が水平になるように調整するんだ』。」
『世界の食卓から社会が見える』大和書房
「彼らが言ってたのは、パレスチナの人は教育と家族、親族を大事にするんだ、と。なぜならば、変わらないものはそれだけだから。土地は奪われる、お金は意味をなさなくなる。でも、そうなったときに頼れるのって、自分自身に身に付けた教育と、家族、親族だけだからっていうふうなことを言っていたんです。(中略)単純に大勢で食べるの楽しいね、わーっていうだけじゃなくて、やっぱりそのつながりを続けるもの、つなぎ留めるものとしての食があるんだなって思うと、あの大きい鍋でつくる炊き込みご飯も、やっぱりあれでなければいけないんだな、とわかる。あれは2人分をつくるものじゃないんだなっていう、料理の後ろ側が見えてきます。」
hills life daily「世界の台所探検家・岡根谷実里に聞く、今日生きるための食べ物は自分の手でつくる」

元木大輔
「最初にデザインは工夫そのものだ、と書いたことには理由がある。デザインと書くと特殊技術のように思われてしまうけれど、『工夫』は極めて日常的な行いだからだ。確かにデザインは技術としての側面があって、上手なデザインと下手なデザインがあると思う。ただ、その本質は今ある状況を観察し、気づき、改善するプロセスそのものだ。だから、デザインはだれもが行っている日々の工夫の延長線上にある言葉だと思う。」
「世界はよりよくするものであって、完成するものではない。よくよく考えてみると『完成』とは一時的に『完結した』と認識するための概念でしかなく、物事はすべて流動的に、たまたま今その状態であるだけなのだ。そして、今その状態をよりよくしたり、より楽しむためにどうしたらいいかという視点を持つことが重要なのだ。」
「目の前にある物や風景そのものを素材や材料としてフラットに捉えることができる眼差しを獲得すると、それだけで世界の見方や捉え方が変わる。少しだけ視点をずらすことで、さっきまではなんの変哲もない普通の風景と認識していたものが、編集可能な材料として浮かび上がってくる。そんなふうに街やモノを楽しみ直すきっかけになれば嬉しい。」
『工夫の連続 ストレンジDIYマニュアル』晶文社

クラスに関するお問い合わせ
GAKUではクラスのご見学を歓迎しています。お申し込みにあたって、「普段の様子が知りたい」「もう少し詳細を確認したい」など、何かありましたらお気軽にご連絡をください。事前のリアルないしZOOM面談や、クラスのご見学等をご案内致します。
GAKU事務局 佐藤海
info@gaku.school
授業へのお申し込みに関して
授業へのお申し込みに関して
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※今回の授業を通して完成した制作物は、10代のクリエーションの発信機会の向上を趣旨に、株式会社LIXILが所管する、YoutubeやHP等のWEB媒体、SNS、メールマガジン、リリース、デジタルサイネージ等への掲載、展示スペースでの展開等の可能性があることをあらかじめご了承ください。
キャンセルについて
申し込みキャンセルの場合は、必ず事前にご連絡ください。なお、お申し込みの際には全ての授業にご参加いただくことを前提としていますが、病気や怪我等やむおえない場合の欠席に関しては、その限りではありませんのでお気軽にGAKU事務局までご相談ください。
ハラスメントポリシー
GAKUは、すべての生徒・職員、ファシリテーター等を含む講師として関わるクリエイターや専門家等が個人として尊重され、お互いに信頼しあって学び、指導あたることができる環境をつくり、これを維持していくことが何よりも重要だと考えます。そのためハラスメントポリシーを定めています。
https://drive.google.com/file/d/1PbUwfGL-1I6VmlTnjVo3chpwVBsujcPX/view?usp=sharing
承諾をした上で、申し込み手続きを進める
